生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

指導医講習終了

2月9日、10日に行われた指導医のためのワークショップに参加してきた。微妙に遠いので、前日から宿を取ることにした。

8日仕事が終わってから、宿まで移動。うちの科で参加していないスタッフは僕だけであるが、参加したものは、皆、口を揃えてかなり大変で休む暇なく、グループワークが延々あると言っていた。

 

これまで学校や職場といった社会で長期間過ごしてきて、普通の人なら問題なくできるが、僕にはできないことがいくつかあることがわかっている。グループワークもその一つだ。気が小さいので、和は乱さない。しかし、グループワークで問題提起されたことに対し、議論する能力が絶望的に乏しいのだ。

論文の査読のようにじっくりと時間を与えられて、一人で考えることはそう苦手ではないが、時間を限られて皆で議論して、意見を統一する場では、議論の流れについていけず、沈黙の時間が長くなる。批判精神が乏しいし、他人任せになってしまう。

肉体の劣等は見た目でだいたいわかるし、鍛え方もわかりやすい。しかし、精神の劣等は見た目ではわからないし(僕などでかいし、黙っていると怒っているように見えるらしく、精神的にも強く見えるらしいが、中身は超もやしっ子だ。自分のプライドを地べたに這わせているので、打たれ強いのは打たれ強いが)、鍛え方もよくわからない。

 

こんなことを考えていたら、ストレスがどんどん溜まってきて、朝食の調達時にカラムーチョも買ってしまった。減量を始めてからスナック菓子はほとんど食べなかったが、そうでもしないとやってられなかった。

 

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 宿泊した宿。ポイント駆使して一泊3000円なり。素泊まりだけど。テレビちっさ。風呂に入っていたら、どこかのおっさんが鼻をかんでいるのがめっさ聞こえてきた。逆に言えば、僕の独り言や屁も聞こえているということになる(笑。しかし格安なので文句は言えない。

 

会場は京大であり、御所の近くに宿をとった。ちょうど同志社大学の入試時期であり心配していたが、あっさりとれた。私立大学はいろんな都市で試験を行なっているので、京都に来るのは近くの人ばかりなのかもしれない。

雨が降っており、京都の朝はとても寒かった(途中で雪まで降ってきた)。30分程歩いて会場に到着。40人以上参加者がおり、ちらほらと見たことある人がいた。

 

1日目開始。グループワークばかりと聞いており、模造紙での発表が多くてとてもしんどかったと受けた同僚は皆言っていたが、それは2泊3日(しかも金土日。最悪)でやる別の会場での話であり、今回は模造紙を使ったのは一回だけであった。

しかもポストイットに思いつくことを書いて、ペタペタ貼るという(KJ法というらしい)ものであり、非常に簡単であった。その後のグループワークはパワーポイントを用いて行われ、しかもわずかに書き込むだけであり、正直拍子抜けであった。

同僚曰く、座学はほとんどなかったということであったが、結構座学は多かった。しかし、そこで、僕が恐れていた事態が。

「はい、3人組作ってください。」

でたっ、コミュ障殺し。大学に入ってすぐにこれをやられ、まだリハビリ前の僕はもじもじして、どこにも入れなかったが、その時の恥ずかしい気持ちがフラッシュバックした。

しかし、さすがにおっさんになって図太くなり、隣の人たちと適当に組んだ。そこで色々語り合ったが、思ったより無難にこなせた。緩和ケア講習でも同じようなことをやったが、その時もそんなに困らなかった。

 

6時過ぎに1日目が終了した。構えていたぶん、拍子抜けだった。懇親会は出ずに、新福菜館でラーメンとチャーハンをご褒美として食べ(京都に来ると、この黒いラーメンが食べたくなる)、京都府立医大病院をチラッと見て、朝飯とチョコを買って宿に戻ってきた。

会場でも結構お菓子を食べたが、あと一日を乗り切るためにチョコを食べて、カーボローディング(?)をした。暇だったので、筋トレをし、ミリオンダラーベイビーズを見た(ネタばれになるが、気管切開したらしゃべれない。他にもつっこみどころは満載だがやめとく。映画自体は面白かった)。

2日目も自分なりに無難にこなせた。相変わらず、小グループを作ってのディスカッションはあったが、なんとかこなしていった。それでもストレスを感じていたのか、おいてあるお菓子は結構食べた。

正直なところ、皆がいうほどしんどくはなかったし(最後に皆で感想を言わされたが、そういう意見がちらほらあった)、よく考えられていて有意義ではあった。また受けろと言われると躊躇するが(笑。2泊3日でやっている方は、単純作業が多くしんどいのだろう。

最後に講習を受けた証書と指導医と書かれたバッジをもらい終了。これで行っていない後ろめたさともおさらばだ。

 

今日の体重は74.1kg。2月8日の出発前に測った時は76.2㎏であり、2㎏減った。結構食べたため絶対太ったと思っていたので驚いた。数回測ったが、やはり変わらなかった。故障かと思い子供の体重も測ったが、同じくらいで故障ではなかった。

昨日7000歩、今日10000歩歩いたので、それもあるだろうが、やはり無意識のうちに強いストレスを感じていたのだろう。  

 

OO先生以外で

今日は食道狭窄のバルーン拡張から始まり(介助だけど)、DB-ERCP、通常のERCP、ESD(介助の予定だったが、術者が他の検査に入っており、僕がやった)、PTCDと盛り沢山だった。

その合間に大腸内視鏡も4件やり、今週講習でいないこともあり、来週の外来の予習もほぼ終わらせた(40人くらいと少ないけど)。大腸内視鏡の調子はまあまあで、今年2例目の1分切りがでた。

いつもは医局でぼーっと座っている時間があるのだが、今日は昼食時以外戻れず、すべての検査が終わったら21時を回っていた。

 

検査の合間に、看護師さんに先生見てくださいと言われて、電子カルテを見ると、明日のある人の内視鏡のオーダーに「OO先生以外で」と書いてあった。

幸い書かれたのは自分ではなく、オーダーしたのも、もちろん自分ではないが、自分がこれを書かれると結構なダメージを受けるだろうなと思った。しかし、たとえ外来でOO先生は嫌だと言われても、僕ならそれをオーダーには書けないなあ(昔ある女医に検査をされた時にしんどかったので、女医全般が嫌だといった患者はいたが、それは僕には書けないので、内視鏡室で自分で言ってくれと言ったことはある)。

OO先生にして欲しいと言われた場合は書くこともあるけど、逆はねえ。しかし、書かれた先生はいったい何をしたんだろうか(普段の態度を見てるとなんとなくわからないでもないけど)

 

オンコールは幸い乗り切ったが、歯が痛いので、日曜日に予約外で歯医者に行った。実は朝になって少し楽になっていたので、大したことないと言われたらどうしようと思ったけど、見てもらうと、親知らずが腫れて、その前の前の歯まで膿がたまっていると言われた。

前からいずれ抜きましょうと言われていたが、炎症が落ち着いたら抜くことになった。抗生剤と鎮痛剤を処方されて帰宅。嫁が抜いた時に痛そうだったので嫌だったが、この痛みを繰り返すのはもっと嫌なので、腹を決めた。2週間後に抜く予定。先週は食べるのもしんどかったが、今は何とか食べられるし、痛み止めも1日1回念のため飲むくらいで済んでいる。

 

その後、日産へ行き、セレナの交渉へ。Z33スカイラインV36、嫁のキューブと乗ってきており、日産は好きなメーカーではあるが、前も書いたようにミニバンはどれも同じように見えるので、嫁が交渉しているのをボーっと見ていた。

また嫁はごっつい額の値引きを言い、担当者も失笑していたが、お互い攻防を繰り広げ(向こうがぎりぎりだという額を出してきた時、これ持ってホンダ行ってきますと嫁が言ったら、行かせません、決めてください、お願いしますと担当者も必死だった)、まあまあな額の値引きを引き出し、セレナに決めた。担当者は何度も裏に引っ込んで、上司の了解を取っていた。

前に僕の車を買った時に、当時乗っていた86の下取りがレクサスとBMWで50万違ったこともあり(BMでは値引きには限界がありますので、下取りに上乗せしますと言われたが、値引きしないレクサスは渋く、一斉見積もりを出した中でも最も安かった)、もう少し下取りで上乗せできたかな?と思っていたが、これまでの付き合いもあるし、口を出さなかった。

車のローンにしては金利も1.9%と安く、家のローンが安くなった分+αでまかなえる額だった。

 

今日の体重は75.7㎏。今日は帰ってきたのが22時を回り、検査も多く、お腹がかなり空いていたため、ご飯をお代わりし、お菓子まで食べてしまった。

ミニバンに乗らなあかんのはわかってるけど

只今、夜のオンコールで病院待機中。今のところ呼ばれておらず。オンコールじゃなくて当直にしても僕は良いと思っているが(どうせ大体いるし)、科内の意見はばらばらだし(呼ばれないと来ない医師も多い)、病院も当直代を出したくないので、却下されている(当直料といっても、当直バイトのように大きな額ではなく、かなり少ない額だが)。

今日は銀行に住宅ローンの変更に行ったが、あっという間に終わった。前回は、銀行を変えたので、かなり時間がかかり、いっぱい判子を押したが、今日は数枚だけであっさりしたものだった。お茶は普通においしかった(笑。

 

今、自宅用の車はキューブだが、子供たちが大きくなってきて、少し手狭になってきている。先日、嫁がキューブを点検に持って行った際、セレナを勧められたとのことで、先週試乗してきた。

正直、僕はミニバンに全く興味がなくて、どうでもよかったが(NISSANならスカイラインクーペやZが気になる)、試乗した時の子供たちの受けは大変よく、これに買い換えようとディーラーの人の援護射撃をしていた(笑。

今日、銀行の後、家族でファミレスに行き、その後にステップワゴンのカタログでも、もらいに行くかとホンダに行った。

やはり僕は興味がないので、ディーラーでシビックtypeRやS2000の情報はないかと探していたが、嫁はディーラーの人と話し込んでいた。予約もせずに来たが、試乗車が空いていたため、試乗することができた。

セレナもステップワゴンも運転は嫁さんがしており、僕は後ろでボーっと座っていたら、長女が「日産の方がいい。」と連呼しだしたので、しーっと叱りつけた(幸い聞こえていなかった)。後で聞くと、セレナには車内モニターがあったが、ステップワゴンにはなかったので、それが理由のようだった。

一応、ミニバンの本も見てみたが、ヴォクシーも加えて、正直、僕には違いがほとんど分からなかった。

 

見積もりを作ってもらい、それを見た嫁さんが、見積もりから5~60万安い額を言い、それなら即決ですけどねと言ったので笑ってしまった。関東出身でいまだに標準語だが、中身は関西人らしくなってきたようだ(一度妹のPCの買い物についていった時はこんなものではなかったが。今、レクサスに乗っているが、そこでも値切ろうとして、レクサスってあかんねんなと言っていた)。

昨年BMWを買った時に、ちょうど年度末であったこともあり、ディーラーの人に無茶な額言ってください、交渉してきますからと言われ、かなり値引いてもらったのが頭にあったのだろうが、それでも無茶な額過ぎて、笑われていた。

ある程度の値引きを引き出し、いったん持ち帰ってきた。車を買い替えるかどうかも含めて、検討する予定。といっても、僕は興味がないので、嫁の判断になるが。

 

数日前から奥歯が痛い。定期的に歯医者に行って、クリーニングをしてもらっているので、虫歯ではないと思うが、親知らずか、歯間ブラシで傷つけたか。噛む時に痛み、ある日はトイレに起きた後、痛くて眠れなかった。

医者のくせに病院嫌いで、何とか自分でできないか?と思っているが、さすがに続くようならかかりつけの歯科に相談してみよう。うちの病院は、初診料に5000円余分に取るので、できればかかりたくない。

 

今のところ、消化器の患者はERにはいなさそうなので、痛み止めが効いているうちに牛丼でも食って帰ろう。

暴れるのはいいが、越えてはいけないラインがある

昨日、総会の主題に演題が通ったというメールが来た。ほぼ全通しの地方会と違って、総会は大分厳しく、最近は跳ね返されまくっていたが、久しぶりの採択。少しテンションがあがり、やる気も出てきた。

 

千葉大学生の集団強姦初公判のニュースを見た。

news.livedoor.com

 

ある被告は「女性は酔ってはいたが、抵抗できない状態ではなかった。」と無罪を主張し、ある被告は別の被告にそそのかされたとほざいている。一人は女性のせいにし、もう一人は別の者のせいにして、この期に及んで責任逃れ。醜悪すぎる。みっともないことこの上なし。

医師に特別なモラルは必要ないと考えているが、こいつらは医師にしてはだめだ。自分のやったことの責任を取らせないといけない。因果応報だ、罪を償ってこい。

しかし、医学部というのは不思議な世界で、法をすり抜ける危惧もある(知り合いの病院に勤務していたわいせつ罪で捕まった医師は、免許返納するといって起訴を逃れたが、実際返納していないのでは?という噂も聞くし、僕の出身大学でも、薬物に手を出したものが退学になっていないという噂もある。すべて噂レベルだが)。

 

どの職業でも遊び人はいると思うが、医師にもおり、院内、院外含め暴れまわっているという話を聞くこともある。研修医の時の後輩は、某大学の鬼畜ファイブといわれる集団の一員であり、話を聞くとまあ、めちゃくちゃだった(笑。ぎらぎらしており、男性器がそのまま服を着て歩いているようであった。仕事は真面目にしていたが、よくラブホから出勤してきていた。

研修医時代、彼が作ってきた合コンに参加したことがあるが、そこで知り合った子と付き合うことになった。付き合った後に言われたが、彼が出席者を手当たり次第に口説いていたため、彼の先輩である僕も同様の人間と判断され、付き合うのを反対されていたとのことであった。告白してから、しばらく保留されたが、それも一因だったらしい(笑。

当科の後輩医師にも暴れん坊がおり、ナースに注意してくださいと言われたこともある。嫌なら断るだろうから、断らない以上、相手あってのことであり、どちらか一方が悪いとは言えない。こういう話を聞くといつもこう思う。

僕は、自由恋愛だし、犯罪さえ犯さなければいいんじゃないの?、嫌なら帰ればいいんだしと答えることにしている。可愛い子を見て、抱きたいと思うのは、男として正しい姿であるし、鎖につながれた枯れたおっさんから見れば、羨ましくもある。

遊び人の後輩は二人いるが、一人はスマートに遊んでいるし(トップクラスの大学卒業してるが、学生の頃から高級ホテルでパーティをしてたらしい)、もう一人は六法全書を読んで、法を犯さないように細心の注意を払っている(ナンパ大好き。海外学会でもナンパしており、そのため英語の勉強をがんばっていた)。

でもグレイズアナトミー見てると、日本の医師はおとなしいわと思う(笑。

 

今日の体重は76.4㎏。体脂肪も測定したが13%くらいだった。家のヘルスメーターなのでどこまで正しいかわからないが、10%を切るところまではいきたい。

息子よ、思ったことをすぐに口に出してはいかん

先日、英語論文の査読依頼が来た。もちつもたれつであり、基本的には受けることにしているので、受けようとは思っているが、最近減量にかまけてそちらには力を入れてなかったこともあり、できるかどうか(笑。英語というのも辛い。投稿論文なら、英文校正に出すが、さすがに査読の文章を校正に出すわけにもいかない。

自分の論文もぼちぼち書こうと思い、文献を読んでいるが、いまいちやる気が出てこない(トレーニングの本はすらすら読めるけど)。同時に二つのスイッチを入れるのは難しいようだ。優秀な人は同時にいろんなスイッチを入れることができるのだろうな。羨ましい。

 

話しは変わるが、ローンを借り換えることにした。これで2回目の借り換えになる。家を買ったのは約8年前で、最初はフラット35と変動を1:1で借りていた。細かい金利は忘れたが、フラット35の利子は2%代後半だったと思う。

それから利子はどんどん下がっていったので、一旦見直そうということで、3~4年前に一度目の借り換えをした。全額変動にする勇気はなく、10年固定にした。利子は大体1.3%だった。

これ以上下がるんかいなと思ってたら、まだまだ下がっていき、1%を切った。そこで、もう一度借り換えを検討し、銀行に相談したところ、切り替えを了承してくれた。10年固定でも0.8%ちょいだったが、今回は変動にすることにした。これでどんどん上がっていったら、おバカだけど、バブルでも来ない限りそれはありえない(はず)。

 

前回、借り換えに行った時に出てきたお茶がすごくしょっぱくて、ぶっちゃけかなりまずかった。まっずいなあ、このお茶と思いながら、言われるがままにハンコをついていたら、後ろで当時幼稚園児だった息子が、

「まっず、このお茶、まっず。」

と連呼しだした。笑いたいが、笑うことができず、力いっぱい太ももをつねりながらハンコを押したが、我慢しきれずプルプル震えてしまった。

次はお茶がまずくても、口に出さないようにと息子にきつく言いつけておいた。

 

今日の体重は75.6㎏。運動終わった後に、着替えながら、鏡を見ると、若干距離がある影響か、腹筋がいい感じに割れてみえ、4パックに見えたので、ずっと鏡を見ながら着替えていた。髪を整えているおっさんと何回か目があったが、気にせずに見ていた。気持ち悪かったろう(笑。

最近、「果てなき渇望」を読んだ。価値観は人の数だけあるため、共感はできないが(CKのパンツのモデルのような体が僕には理想だが、ボディビルダーからすれば貧弱すぎるのだろう)、その筋肉を求める執念には唸らされた。何かを極めようとすれば、突き抜けないといけないのはどの領域でも同じだ。

自分では決してやらないが、でも魅せられてしまった。

ブーチブーチ2

今日外来にきた80代女性の患者さん。腹痛、嘔吐でER受診し、精査目的で紹介。耳が遠く、若干認知症もある様子だった。旦那さんといろいろ話をしていると、カバンから何かを取り出した。

‥なんと、便がついたパンツであった。便が出ておなかが楽になったと言いたかったらしい。去年行ったセブで、息子がパンツにべっとりとつけたのを見た時は、拭かずにパンツはいたんかいと、思わず大爆笑してしまったが、さすがに今回は笑えず、早々にしまっていただいた。

汚い話ですいません。

 

お腹の写真第二弾。 第一弾は以下。

mfuku4585.hatenablog.com

 

残念ながら10~11月の写真はガラケーがトイレにダイブした際に消えてしまった。SDに移しときゃよかった。

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 12月12日 77㎏。上二つの腹筋がうっすら見えてきた。

 

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1月11日 77.1㎏。上の写真と体重はほぼ同じだが、ちょっと腹筋がはっきりしてきた。でも下腹のお肉はまだまだある。

 

 

今ではとっても太りやすいが、中3の夏休みまでは太ってなかった。中学3年間は野球に打ち込み‥といいたいが、幽霊部員もいいところで、下から3番目に入るくらい下手くそで、一番さぼっていた(笑。レギュラーどころか、補欠にすらなったことない。

それでも運動になっていたようで、中3の夏休みで部活が終わった後、176cm、65kgだったのが、卒業時には75kgになり、高1で85kgになった。急激に太ったので、皮膚線条(いわゆる妊娠線)がいたるところにでき、若いころの僕は非常に思い悩んでいた(おっさんになるにつれてまったく気にならなくなったが)。

高2でバイクの免許をとり、ますます動かなくなったせいで、どんどん太り20歳ごろには100kg近かった(体重計で見た最高は99kgだが、頻回に計ったわけではないので、どこかで100kg越えていた可能性はある)。このころは体を動かすのが大嫌いで、運動している奴をバカにしていた(バカはいうまでもなく僕なのだが)。

 

最初にダイエットをしようと思ったのは医学部3回生の時。日本拳法は教養の1年半でやめていたが、拳法は無酸素運動が主なので、あまり痩せなかった。しかし、筋肉と体力はある程度付き、運動の素地は出来ていた。

まずはとにかく歩き、食事も節制した。前も書いたが、昼はプロテインと野菜サラダですごし、教室で飲むのは恥ずかしいので、近所の公園に行き、OLと浮浪者と鳩に交じってシェイクしていた。

歩く時間はどんどん伸びていき、4時間を越えたころから、体は疲れていないが、精神的に滅入るようになり、走りだした。筋トレはあまり覚えていないが、自重+ダンベルくらいだったと思う。

1年で95kg→75kgになったが、すぐにリバウンドした。あまり筋トレをしていなかったせいもあると思う。5回生頃にはまた90kgを越えていた。その後、有酸素はしなかったが、筋トレに目覚め、当時の僕には大金である7万円を出してベンチ台を買った。

6回生の頃は国試の勉強が主で、他はトレーニングくらいしかしておらず、週4回3~4時間トレーニングしていた。拳法も辞めて、鍛える目標は特になかったが、ベンチプレスは120kgくらい挙がるようになっていた。

 

次にダイエットをしたのは医師3年目の後期研修医1年目の時であった。くそ忙しかったが、その合間を縫ってジムに通い、食事を節制した。時間がないので歩くことはしなかった。このころは懸垂がマイブームで最初は1回もできなかったが、恥ずかしいのを我慢してぶら下がることから始め(終わった後に首をかしげながら、肩が痛いふりはしていたが)、最終的には10回以上できるようになった。

この時も1年で95kg→73~4kgまで痩せた。激務で痩せたと思われており、少しは仕事で配慮されるかとあえて誤解は解かなかったが、まったく配慮されず、くそ忙しいままだった。

このころは痩せるモチベーションの一環として服を買いまくっていた。学生のころはアメカジ志向であったが、ハイブラ志向(ドルガバ、アルマーニ、グッチ、アレキサンダーマックイーン、マルジェラなどが好きだった)となり、お金は全くたまらなかった。

このころ買った服は、最近痩せて着られるようになったものもあるが、高いだけあって質もよく、いまでも現役なものもたくさんある(というか、もう買えない)。

しばらくはキープしていたが、また徐々に太り始めた。しかし、結婚もしており、最大のモチベーションである「もてたい」が使えなくなった(痩せても太ってもあんまり変わらなかったけど)ため、まーええわと太るに任せていた。時々痩せるスイッチをいれようと頑張ったが、スイッチがどこにあるか分からず、すぐに諦めていた。

 

そして去年5月突然3回目のスイッチが入った。なんでそうなったのかは自分でもよくわからない。1回目の時は毎日の体重をグラフに書き、2回目の時は毎日体の写真を携帯でとっていた。今回はエクセルに記録し、ブログに書くようにした。

記録するのが大事だとはよく言われているが、本当にその通りだと思う。成果が目に見えるとそれがまたモチベーションになる。また、体重計に乗るのも大事だ。太っている時は体重計に乗るのに勇気がいるが、今では毎日何回も計っている。

今回は食事も減らすだけでなく、少し考えており、空腹で辛いなという思いはあまりしていない。今で8か月ほど経過したが、15㎏ほど痩せた。今度こそリバウンドしないようにしよう。

 

今日の体重は75.8㎏。瞬間的なものかもしれないが、75㎏代になったのは何年ぶりだろう。今の病院に来て、今年の4月で10年になるが、その頃は70㎏代後半だったので、10年ぶりかもしれない。まだ下腹に肉はついているので、もう少し落としたい。

救急について思うこと

久々のラーメンを堪能し、家にいったん帰宅。ラーメン食べたのに、体重は76.8kgと76kg代をキープできていた。1時すぎに眠りについたが、5時半に電話あり。吐血患者が搬送されているとのこと。

この時間の道路は空いているので、若干とばしつつ(この時だけはパトカーや救急車のように緊急車両のランプを使えるようにしてもらってもいいのではないか?と思っている)、6時1分前に病院へ。

内視鏡をしたところ、胃潰瘍があり、血管が露出していたので、hot biopsyで焼灼し、入院させた。

 

救急隊の記録を見ると、当院に来るまでに近隣の2次救急病院を3つ断られていた。多忙、満床とのことだが、2次救急病院に勤務した経験からすると8割方嘘だ。

僕が勤めている病院では、救急は断ってはだめだと言うことになっていて、年間8000台以上の救急車が来るし、満床になっても救急外来で待機しているが(月曜日の外来に、ERにO人患者が入院を待っており、入院ベッドはありませんという紙がよく回ってくる)、それでも満床を理由に断ることはない。

多忙で断ってよいのであれば、このあたりでここより忙しい救急はないので、この病院も断ってよいことになる。

 

消化器内科医なら、吐血や胆管炎と聞くと、絶対治してやると滾る気持ちがあるはずなんだけどなあ。特にERCPはテンションが上がるので、車でもテンションがあがる曲を聞きながらくる。一番のお気に入りは結構古い曲だが、これ。Heavy D渋い。

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もちろん患者さんをよくしたいという意識は大前提だが、それとは別に自分の実力を発揮したいという意識(自己顕示欲)があると思うけど、僕だけかな? この気持ちが無くなったら、救急の来ないもっとゆったりとした病院へうつろうと考えている。

もっとも2次救急病院では、内科は基本一人で当直しているので、それが消化器内科医でない場合、消化器内科医を呼びづらいなと考えて断っている可能性がある(他院に転送するのも手間なので、それなら断ってしまえ、どうせ3次救急病院が受けるだろと思うのもわからないでもない)。それでも輪番日でなければ、そんなに数は多くないはずだし、上述したように消化器内科医なら、専門性を発揮できる場は歓迎すべき場でもある(以前勤めていた病院の循環器内科医もAMIがくると生き生きしていた)。

処置が上手く行った後は、疲れていても決して不愉快な疲労感ではない(上手くいかなかった時の疲労は半端ないけど)。タバコを吸うものであれば、美味しいタバコが吸えるシチュエーションだ。

 

以前勤務していた2次救急病院では、少ない人数で輪番に入らず、救急を受けていたため、皆が疲弊した(僕も、名前わからないけど、こんな袋の漢方を出せと、夜中に怒鳴られたことがあるし、覚せい剤後遺症のある人に、便と尿から金を作る方法を刑務所で考えていたという話を延々夜中にされたことがある。他にもまだまだあるが、きりがないので別の機会に)。

一旦救急がぽしゃってしまったが、その後、救急隊が専門性の低い疾患(高齢者の尿路感染や誤嚥性肺炎や軽い眠剤中毒)しか搬送してこなくなった。僕は手技に対して、そうがつがつしているほうではないが(がつがつしている同期と後輩が、患者の前で手技の取り合いをして喧嘩になったことがあった)、当時は今よりも若く、手技に飢えていたので、正直物足りなかったし、ここの病院では吐血や胆管炎は治せないと思われていると考えると、情けない気持ちになった。

 

9時までの時間つぶしで書いていたら、話があらぬ方向へ行ってしまった。ある方向からしか物を見ていないとは自分でも思うが、これが偽らぬ正直な気持ち。

ただいまAM8時37分。このまま逃げ切れるでしょうか。もう少し病院で待機して帰ろう。