生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

救急車の有料化の難しさと救急車がらみの患者の思い出

昨日セレナが届いた。子供たちは広い広いと喜んでいた。

その夜、嫁さんが幼稚園の役員の打ち上げに行くため子守をしていた。部長に全員参加するように言われていた研究会を途中で抜けて、子供たちとスーパーで夜ご飯を調達した。終わってから嫁さんを車で迎えに行ったが、酒臭かった(笑。

 

医療費が増大し、タクシー代わりに使う者がいたりして、救急車を有料化するべきだという意見を時々見かける。

医療者の側として、こんなんで救急車呼ぶか?と思うことは確かにある。しかし、有料化することによって、救急車を呼ぼうという意志が抑制され、呼ぶべきであった患者が不幸な転機をたどることは許されない。

救急車を呼ぶべき症例は無料にし、そうでない軽症例や悪質な例は有料とするという意見もみるが、これも難しい。まず、有料と無料の線引きをどこにするか、また誰がその判断をするのかという問題がある。

有料無料の線引きを入院の有無で区別するのも一つだが、入院しないからといって軽症とは必ずしも言えないし、入院したから重症ともいえない。デジタルに区別する基準を作るのは難しいということは、その判断も非常に難しいということになる。

現場の医師に判断しろという意見もあるが、僕はこれには反対だ。絶対トラブルが頻発するし、診療以外のことでこれ以上心労を抱えたくないという気持ちもある。

 

有料化するのなら、一律に行うべきだと思う。本当に必要な人が救急車を呼ぶことを躊躇せずに、でも悪質な利用の抑制になりうる額を設定できれば良いが、自分で言っててこれは絵空事だなと思う。むしろ、金払うんやからええやんけと、適応外でも呼ぶ人が増える危惧もある。

普通の人は、救急車を呼ぶということにハードルを感じるだろうが、変に悪擦れして、呼びまくる人がいるのは事実だ。

大体こういう時はアメリカがよく引き合いに出されるが、アメリカの救急車は有料だ。しかし、医療レベルはともかく、システムに関しては日本の方がだいぶましだと思っているので、有料がいいとも言えない。医者用のサイトでも、意見は千差万別だった。僕自身はっきりとした答えを持ち合わせてはいない。

 

少し話がずれるが、救急車で印象に残っている話がいくつかある。一番印象に残っているのは、父親がトイレに4時間はまっていたため、息子が救急車をコールした症例。助けもせずに4時間見守って、困った挙句に救急車を呼んだらしい。父親は老年で息子は中年だった。

搬送された時は、意識がもうろうとしていたが、点滴をして元気になった。息子はERでも「お父さん、だいじょうぶう?だいじょうぶう?」と漏れた屁のような口調でずっと繰り返していたが、元気になった父親に「おまえ、うるさいねん。」と一喝されていた。最後は、ERの看護師に「ねえちゃん、べっぴんやなあ。」と言って帰っていった。

 

次に印象に残っている患者は、入院中の患者だ。10年以上前のことで、なんの病気か忘れたが、悪性疾患ではなかったと記憶している。本人が外泊をしたいと言い、理由は忘れたが、一度は止めた(処置をしてあまり経っていないとかそんな理由かもしれない)。

しかし、かなり強固に言い張るため、自己責任でよければと許可した。有害なことが起これば、場合によっては救急車を呼んでもいいから戻ってきてくださいと付け加えた。これがまずかった。

その翌日に大した症状もないが、少しおかしかったとのことで救急車を呼んで戻ってきていた。救急隊はかなり怒っていたという。それはそうだろう。患者に救急車をなぜ呼んだ?と聞くと、先生が言ったからと言った。

いやいやいや、自分で戻れないくらいの大変なことが起こったらという意味で言ったんですよ、自分で戻れる状況でしょうとかなり強く言った。しかし、これは僕にも非がある。救急車が必要な状態になりうる患者(結局ならなかったが)を外泊させるべきではなかったし、安易に救急車を口に出すべきではなかった。

病気は覚えていないが、この人はかなり失礼な人で、いろいろずけずけ言われた。ほとんど忘れたが、医者なら日曜日も関係なく、1年365日病院に来るべきでしょうと言ったのだけは覚えている。

実際その頃はそんなような生活(病院に行かない日がない月も珍しくなかった)をしていた。週に1回病院に行かない日が作れるようになったのも、ここ3年くらいだ。

病院からあまりに電話がかかってきて、着メロを数か月単位で変えないと、その音が鳴るだけで精神的に強いストレスがかかる状態だったし(穏やかな音楽にしても何の意味もなかった)、ストレスが原因と思われる突発性難聴にもなった。

当時の僕の残業代は3時間2000円、5時間3500円であり、3時間未満ならただ働きで4時間でも2000円という最低賃金なにそれ?の状態だった。ちなみに僕が30年近く前の高校生時に働いていたファミレスの時給が560円だった。

今は残業をきちんとつけていて、かなり楽になったとはいえ、毎月100時間を越えている。当時は今よりはるかに激務であったので、きちんとつければ150時間は楽勝で越えていただろう。

そんな状況で、こんなことを言われた僕は、爆発しそうになった。ほとんどの患者さんは土日も休みないんですね、大変ですねと言ってくれていたが、なんなんだ、こいつは? こういうこというやつに限って、自分はしっかり休んでるんやで。

正直、余りの怒りで逆にあきれてしまって、なんと答えたか忘れてしまった。仕事に私情を交えてはいけないのは重々わかっている。しかし、もともとイラッとしていたが、その瞬間この人が大嫌いになった。もちろん、好き嫌いで治療に手心を加えることはないが、必要最低限のこと以外話さなくなった。

 

話しがそれたが、上記患者のことを書いていると、当時の不愉快な気持ちがわいてきたが、書くことによってカタルシスができた(笑。いつかは、中学での嫌な経験も書いてカタルシスしよう。

 

今日の体重は76.1㎏。もう少し落としてもいいが、最近は減量より筋トレのほうを重視している。もともと体は硬いが、拳法をやっていたころは、また割を繰り返したおかげで、ほぼ股間がつくくらいまでは柔らかくできていた(学園祭で演武をする前に、また割をしていたら、チアガールにすごいと言われた。僕はすかして聞こえないふりをしていたが、全神経は耳に集中させていた)。

今日、また割をしていたらバランスを崩して後ろに倒れてしまい、本棚で頭を強打した。結構痛かったので、声が出てしまったが、皆寝ていたので、一人で悶絶していた。

982500円

大腸ESDをした人は、熱も出ず、腹痛もほとんどなく、今のところ経過良好だが、月曜日にDB-ERCPをした人が本日黒色便あり。EST後出血かと思い、緊急DBEを本日行ったが、既に止血した後であり、怪しいところをちょちょっと焼いて、ERBDチューブを留置した。

 

本日こんなメールが来た。

※本件は、OOOO様が支払う必要のある未払い料金(滞納金含む)の支払い義務を免除するための通知書です※

 こちらは法務省より許可を得ている債権回収会社です。
この度、OOOO様が過去にご利用された情報サイト情報サイト(S|N|S、ニュース、有料アプリ、占い、懸賞・ポイントサイト、アダルトサイト等)の未回収料金について、運営会社、及び契約会社から民事事件として訴状の手続きが開始される事を通知致します。

本件は、OOOO様が登録済のサイトにて「会員規約に決められた期間アクセスせず利用意思が確認出来なかった」、または「自身の登録アドレスを添えて解約申請をして頂けなかった場合、延滞金が発生する内容が記載されていたにも関わらず、OOOO様はメールアドレスを提示せず放置した」ことにより発生した延滞金を含むサイトご利用料金【982,500円】の督促請求とさせて頂きます。

上記【982,500円】の支払いを無視(放棄)した場合、「勤務先を調査」「回収員が自宅へ出向く」「強制執行」「信用情報機関に登録」等の処分を科すことになりますので予めご理解ください。また、このまま対応を放置なさった場合、裁判後の措置として、裁判所による執行証書の交付後、給料差し押さえ、及び財産の差し押さえを裁判所執行官の立ち会いのもとで、強制的に履行させていただきます。(民事訴訟法第382条)

※重要※
訴訟内容及び、訴訟取り下げ等のご相談に関しましては、OOOO様からのみお受けしております。
下記案内に沿って「解約処理を行うことで、即時訴訟の取り下げ等が可能」となっておりますので必ず下記案内をお読みになり、本日中にお問い合わせ下さい。

■未回収料金詳細並びに解約申請について

未回収料金【982,500円】のお支払いが困難な場合、正式に解約申請をされていないサイトを今すぐ正式に解約し、遅延損害金を差し止め及び延滞金の支払い免除を希望される場合は、本文へ【 解|約|申.請 】と記載し、こちらの窓口まで折り返しご連絡下さい。

こちらにご連絡頂くことで、お支払いに関する誤解を解き、滞納した費用の支払い義務を無くす事が可能となっております。

【通知番号8293618】
※訴訟取り下げ最終期日は、本日から24時間以内となっております。

 

OOOOには僕の名前が入っていた。おーこわっ。

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変なサイト使うから悪いんですよ~。

またこの画像が役に立つとは。最近、いかがわしいサイト見てないけどなあ(笑。

 

982500円かあ、痛いなあ。

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100万円にしてないのは、精神的負担を軽くするためだろうか(笑。

こんなんひっかかるやつおるんやろか。とりあえず、ブロックしておいた。

 

今日の体重は75.7㎏。カンファでどっしりした弁当を食べた割に75㎏代だった。医局のある2Fから9F病棟に階段で3往復したのが効いたか。前は2~3F登るだけで息が切れていたが、痩せてからはえらいもんで、2Fから9Fまで登ってもほとんど息が切れなくなった。

主張すべき時に上擦らず、落ち着きたい

 

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 今日は盲腸LSTのESDを行った。ポジションが安定せず、最初手前を切ったのに、蠕動で切除部が横にいってしまった。そのため、上手くポケットを作ることができず、剥離時に少し筋層を傷つけてしまった。なんとか1時間弱で切ったが、盲腸はつらい。

しかしのび太は、小学生なのになんて顔だ(笑。もうすぐ小4になるうちの息子は、アホみたいな顔してちOこばっかり触ってるけど、最近ドラゴンボールにはまり、修行と言って暴れまわっていて、なんか楽しそう(嫁にぶちぎれられている時だけはかわいそうになるが、すぐに立ち直る。打たれ強いのか、鈍いのか)。

 

kyousoku.net

 

これは切れて当たり前だわ。

これに比べるとおかしさでは劣るが、僕も新幹線では嫌な思いをしたことがある。僕が窓際に座ろうとしたら、通路側の男が荷物をたくさん置いていて、なかなか座れなかった。すこしだけ身体を動かしたのみで、これで通れとばかりに唸り声をあげた。

なんやこいつ、頭おかしいんかと思ったが、君子危うきになんとやらで無視することにした。その男は通路側のくせに窓側の服かけに自分のジャケットをかけており、僕が座ってもどけようとしなかった。

いよいよ、これは頭おかしいなと思ったが、揉めたくなかったので、そのままにしておいた(道場に連れて行って、防具をつけさせて合法的にぼこぼこにする妄想をして自分を抑えた)。足を組む時に靴裏が幾度となくジャケットに当たったが(決して意図的ではない)、こんなところに置く方が悪いので仕方がない。珈琲でもぶっかけてやればよかったと思っている(笑。

グリーン車で隣に人がいただけでも損した気分になるのに、本当にいらいらした。製薬会社主催の研究会の帰りであり、自分でお金を出していなかったのが救い。

電車で自分の荷物を席に置いて、混んできてもどけない者を時々見るが、なんなのだろうか? おまえの荷物は人間様よりも偉いんか?と言って放り投げたくなる。

 

ごっついへたれなので、こういう時に切れられないけど(切れる必要はないけど)、仮に切れても、心拍が急上昇して声が上擦るだろうし、後でクヨクヨ後悔する。

先日の胃カメラ当番日に、持ってこられた件数が、その日の総数÷担当医の人数から3件を越えた時にちょっと文句を言ってしまったが、それも後で後悔した。

大腸内視鏡は差がついて当たり前(患者の難易度、ポリペクの有無、医者の技術などに左右される)だし、午後でお腹も減ってないので、多くても文句を言わないが、胃カメラは拡大観察以外で差がつく理由がないし、午前中の検査でお腹も空いてくるので、多くなるとついイライラしてしまう。

切れなくてもいいけど、落ち付いて、論理的に批評をしたい。声を荒げずに、感情を表に出さずに。でも、怒りが自己循環して、テンションがどんどんあがり、わけわからんようになって、き~ってなりそう(笑。そして後で激しく自己嫌悪に陥る。

上手に、後腐れなく主張したいと常々思う。

 

今日の体重は76㎏。筋トレに身を入れ出したので、それで増えてきたと信じたい。最近ビーレジェンドのプロテインを買った。そんなバナナ風味というしょーもない名前だが、プロテインとは思えないくらい美味しかった。

最近スクラブをMに変えた。減量を始めた時はLLだったので、2サイズダウン。ぴちっとして乳首が浮いている(笑。鍛えだすとピタッとした服が着たくなる(wjkのTシャツがお気に入り)。内視鏡室で何人かのナースにスクラブのサイズを変えたことを指摘された。先生はどこ目指してるんですか?スーパーマンですか?とも言われた。スーパーマンは目指してないが、パンツのモデルのようになりたいと答えた。少しうけた。

 

 

難しい病状説明

今日の外来は50人弱。予定で行うつもりであったDB-ERCP患者が、週末緊急入院となり、本日行うこととなったため、昼休みも使って紹介状を作成し(6通あった)、4時前に終わらせた。

DB-ERCPは1時間ちょいで終了。その後、先週から懸念していた気が重い病状説明へ。ざっくり言うと、僕が定期フォローしていた人が、僕が見ている病気をベースとしない進行癌が急速に進展し、見つかった時には最も悪いステージになってしまっていた。

僕の外来に最後に来た時に行った画像検査ではまったく異常がなく、採血もほぼ問題なかったが、数か月後の画像では多発転移を認めた。入院ではその病気を専門とする医師と専攻医が担当となった(これ自体はよくあることで、逆に小腸やESDなら僕が主治医となることもある)。

その後腫瘍内科で化学療法が行われていたが、いきなり最悪のステージで見つかったことがなかなか受け入れ難かったようで、いろんな担当医が画像を見せて、急速に進行しており、以前の画像では異常がなかったことを説明していたが、直接僕の話を聞きたいと希望された。

いっそ、僕が見逃したり、検査を怠っていれば、話は単純だ。謝罪するしかない。しかし、今回はやるべき検査は行われており、また僕の外来を最後に受診した段階では、その疾患を疑うことはできず、仮に追加検査を行っていても異常を検出できなかった可能性の方が高い。

家人もそれはわかっているのだろうが、それでもずっとかかっていたのにどうして?と割り切れない気持ちになるのは理解できなくはない。

 

病院にかかっているから安心というのは、幻想だ。予防できる病気と予防できない病気があるし、病院にかかっているから早期発見が可能とは限らない。病気がないのに、病気を探す検査をすると保険適用外となることが多い(PET検査は悪性腫瘍の病名がないと保険適応とならないし、腫瘍マーカーもよく査定される)。

そうはいっても、自分の領域くらいはと思い、症状がなくても内視鏡と腹部エコーくらいは勧めるようにはしている。時々、頭が心配だからといってCTを撮ってくれやら肺癌が心配だから胸のCTを撮ってくれなどといわれたりすることがあるが、これは本来、人間ドックで受けるべきことだ。

 

行うべき検査は行っており、今回のような経過は想定外であることを伝え、正直驚いたと伝えた。それ以上は理詰めで説明することはせず、傾聴に専念した。実際、言いたいことはよくわかるし、それは表明した。

一応理解はしていただいたが、本人はしんどいとのことで同席しなかったので、後日本人にはベッドサイドで伝えることにした。

どうすればよかったのかと考えたが、やはりこれ以上のことはできず、他の医師の意見も同様であった。不幸な転帰だ。

癌の告知や、末期癌の人にCPRのコードを聞くのも精神的にストレスフルだが、今回は少し質が違うものの、やはりストレスフルだった。

 

月曜日は外来日で大体早く終われるので、ジムに行くことが多い。今日は上記理由で少し遅かったが、運動することで発散したかったので、気合を入れてジムへ。体重は75.5㎏だった。

送別会にて

医学論文の書き方の本に「にて」は意味があいまいなため、使わないようにという記載があったが、昔は頻用していたし、今も学会発表や論文で結構見る。文学作品にはいいのだろうが、それを読んで以降、論文や学会発表では全く使っていない。しかし、ブログは論文ではないし、意味があいまいな分逆に使いやすいので、久々に使った。

 

親知らずを抜いた後の痛みは治まってきたが、ぽっかり空いた空洞につまる食べ物がうっとおしい。家でなら、多少時間をかけてうがいしたり除去しても気にならないが、病院で執拗にうがいをしていると、あいつ大丈夫か?と思われているようで恥ずかしくなってくる。穴が埋まるのには何か月かかかるらしいが、早く埋まってほしい。

 

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昨日は送別会があった。専攻医の二人と、専攻医後に任期付き医師になった一人がそれぞれの道を歩んでいく。そのうちの一人が、最後のあいさつで僕の名前を出して、世話になったと言ってくれた時はほろっときた。彼には小腸内視鏡をよく手伝ってもらったし、他の2人にも色々助けてもらったので名残惜しいが、こればっかりは仕方がない。

といっても、まだ仕事は終わっていないし(部長の都合でこんな時期になった)、来週も前にいたスタッフの先生主催で、彼ら3人に加えて、他数人でまた食事をするのだが(笑。

ほろっときたと言いつつ、来週に控えているブルーな病状説明があるため、なんとなく重い気持ちの僕は悪酔いし、また乱れてしまった。仕事中はクールなのに別人ですねなんて言われたが、クールっちゃあ聞こえはいいけど、要は根暗やし、そういう病気なんやと思っといてと言っていた。

結構写真を撮られたが、どうしようもなくだらしない顔で写っていた。腕や胸を触られたり、抱き着いたり(名誉のために言っておくが、してくれと言われたからした)もしていた。子供には到底見せられない姿だ。こんな父ですまぬ。

 

今日は夜に、ムール貝とあさりのパスタと、キノコのパスタを作った。子供たちは美味しいと言って食べてくれたし、我ながらなかなか良い出来であった。

今日の体重は75.4㎏。昨日やや食べ過ぎたが、飲み会明けでしんどいながら、今日はジムでしっかり汗を流してきた。内視鏡の合間に椅子でLシットを時々しているが、それがナースに結構ばれていたことが飲み会で分かった。あー恥ずかしい。鏡で筋肉を見ているのはばれていなかったらしいが、自分から言ってしまった。頭悪すぎる。

おーこわっ

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最近、某大学の学長が裏社会の人と接触したやらしないやらで、辞める辞めないで揉めている。その学長は消化器内科の医師で、色々噂があるとその大学出身の後輩が言っていた。おーこわっ。

ガリガリガリクソンのラーメン修行の旅、もう一回やってくれへんかな。

 

今日は血便のおばあちゃんが一人緊急で当たった。昨日、緊急で下部大腸のみ観察されていたが、直腸潰瘍は認めなかった。放射線照射後のためか、癒着が強く、S状結腸を越えられず。

主治医となった後輩がまず細径の大腸内視鏡で開始したが、癒着がきつく挿入できず。経鼻内視鏡に変更したが、それでも癒着が強い。途中で交代して、なんとか盲腸へ到達した。挿入時には血液貯留のみで、活動性出血を認めず。

放射線腸炎を疑うが、経鼻しか通過しないため、これ以上内視鏡的にできることはなく、自然止血を待つしかない。以前も小腸の放射線腸炎に何度か内視鏡的止血を試みたことがあるが、ピンポイントで出血していないため、内視鏡的止血は難しく、自然止血に任せるしかなかった。

 

今日、予定されていた大腸ESDの人が諸事情で延期となった。午前は上記大腸内視鏡後に後輩のESDを手伝い、午後は大腸内視鏡4件を行ったが、3時には終わってしまった。通常月末は忙しい企業が多いと思うが、その分内視鏡検査は少ないことが多く、我々に関して言えば、定期の内視鏡はむしろ空いている。

TCS時間は2分ちょい、2分半、5分半、3分ちょいとまあまあであった。今月の平均は3.87分で中央値は3.75分とあまり解離していなかった。

 

少し時間が空いたので、秋のJDDW(福岡)の抄録をどうするか考えていた。APDWは日程が悪いため、香港にはかなり行きたかったが、キャンセルすることにした(嫁は代わりとなる旅行の候補地を嬉々として探している。今のところベトナムが濃厚)。UEGW(バルセロナ)は魅力的だが、自分のお小遣いで行かないといけないので、やはり行きづらい。

日本で論文化されている症例が数例しかない珍しい病気(うち1例は僕が書いた。会議録を入れても10例に満たない)の経験が2例あるので、これでJDDWの主題に特攻しようかどうか考えている。1例でも珍しいのに、2例持っているところはなかなかないだろうが、それでも主題に2例というのはどうなんだろう?と思ってしまう(笑。追加発言でもひっかかれば儲けものと考えるか、別の演題を出すか。

 

今日の体重は76.2㎏。地中海食を実践するため、ナッツを1㎏のボトルで買い、病院に置いているが、抄録をあーでもないこーでもないと考えているうちについつい食べすぎた。

スペアリブのコーラ煮を作りました

先日のブログに書いたアウフヘーベンの解説を見て笑った。

 「僕は【焼きそば】が食べたい」(テーゼ

「私は【パン】が食べたい」(アンチテーゼ

「それなら【焼きそばパン】を食べようよ」(ジンテーゼ) 

このジンテーゼはないわ。焼きそばパンで焼きそばとパンの代用はできんやろ(笑。焼きそば食べたい時に焼きそばパン食べて満足できまっかいな。パンにもあんパンやらクリームパンがあるし。これはアウフヘーベンしてないわ(笑。

 

MSNの記事で、もっとも働きたい企業の一位が三菱UFJファイナンシャルグループというのを見た。

拳法部のOBの数人が、前身の一つの三和銀行に勤めていたが、大変そうだった。よくコンパはしてたけど(笑。学生時代に一人のOBにJCBカードを作るように言われ、勤務先の銀行を訪れたことがある。学生に作らせないといけないくらいノルマが大変なんだと思った。お駄賃に1000円もらった(笑。

弱小体育会であったが、主将経験者は大体いいところに就職している(5大商社もいた)。セブに住んでいる同級生も主将経験者だが、あいつと僕は例外だ(笑。

僕も上記の同級生に主将をさせられた。医学部なんで全学の体育会の主将は無理だといったが、押し切られた。普通、医学部は医学部だけでクラブをやっており、それは全学に比べて拘束時間はだいぶ短くレベルも低い。それに飽き足らないものは全学の体育会に所属するが、高率に留年していた。

一般企業では体育会の主将経験というのは有利に働くのだろうが、医学部に関しては???だ。某病院の研修医の試験を受けた時の話だが、ペーパーテストに加えて面接があった。4人一組で、僕は4番目だったが、たまたま3人とも何らかの部活の部長や主将の経験者であった。

皆が、部長や主将で経験したことや苦労したことを聞かれていて、いやあ、皆に言われていうことがないなあと思いながら、何を言おうか一所懸命考えていた。

 

そして僕の番が来て、質問がこうだった。

「高校生の時にバイクの免許取ってるけど、取ってもいいの?」

思わずのけぞりそうになった。主将の苦労話しか考えていなかった僕の頭は真っ白になり、「えっ、ええ、緩い学校でしたので、大丈夫でした。」と言った。

確かにリベラルな高校で、制服もなく、校則もなかったが、唯一禁止されていたのが、バイクの免許を取ることであった。僕はこの瞬間不合格を確信した。免許のことなんか、馬鹿正直に書かなくてもよかったのに(笑。一応補欠合格であったが、辞退者がいなかったようで、結局連絡は来なかった。

 

最初に受かった病院に行こうと思っており、次の次に受けた病院で受かった(専願が僕一人で面接も一人で受けた。どうせ面接官も2~3人だろうと思ったら、20人近くいてビビった)のでそこに決めた。

研修医の同期と1年後輩は仲が良く、研修が終わって10年以上経つ今でも、全員集まることは難しいが、年に数回集まって食事をしている。

その時に選ぶ店が、スペアリブがおいしい店で、夜は一組限定で貸し切り状態であるため、皆で研修医時代の思い出をぎゃはぎゃは言いながら語り合っている。今年も来月に集まる予定。

家族でも行きたいが、子供が小さいうちには難しい。なんとかできないかと思い、ネットで検索していたら、スペアリブのビール煮の記事を見つけた。ちょうど歯を抜いたばかりで、治ったらうまいもの食いたいなと思っていたこともあり、自作することにした。

料理は得意とまでは言わないが、嫌いではない。高校時代ファミレスでサラダ食べ放題の仕込みやサイドメニューを主に作っており、包丁とフライパン扱いはホールで働いている主婦も唸るほどだった。包丁は今では恐ろしくて使えないけど。

 アマゾンでスペアリブを1.5㎏注文し、その他もろもろ揃えた。子供が小さいので、念のためビールではなくコーラにして、本日自作した。

さすがに店のスペアリブには及ばないが、まあまあ美味しく作ることができ、子供たちや嫁の受けはよかった。1.5㎏は多いかなと思ったが、綺麗になくなってしまった。

男飯や地中海料理の本を買ってあるので、またちょこちょこ作ろう。

 

今日の体重は76㎏。体重はもうこんなもんでよいので、後は体を仕上げていこう。