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生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

手が‥

昨日書いた十二指腸潰瘍の人は何とか抜管できそう。昨日、ERCP中に呼吸状態が悪化し、人工呼吸管理となった人がいた。

改めて怖いことをしているのだなあと感じた。幸い、経過は良好なようだが。

 

今日、後輩が下部消化管出血の処置に難渋しているためヘルプで呼ばれた。輸液をしても血圧が上がってこないため、3次救急の場に出張して行われていた。腸が長くて肝彎曲を越えられないとのことで交代した。CTでは盲腸に出血があるため、なんとか越えないといけない。

 

確かに腸が長い。硬度を変えても全く意味なし(scopeがへたっているのもある〉。体位変換も腹部圧迫も無効。太いスコープに変えたかったが、出張光源は、290シリーズに対応しておらず、当院には260シリーズの太いスコープが無かった。そのため、内視鏡室に移動して、290シリーズに変更しようとしたところ、なんとか肝彎曲を越えて、盲腸に到達した。

 

出血部位を探すが、わからない。血液はどこからか流れてくるが、出ている部位がわからない。体位を変えることでなんとかバウヒン弁の裏側から血が流れてくるのがわかったが、それでも正面視ができない。ブラインド気味にクリップを打って、HSEを局注することで、一時止血を得た。内視鏡挿入、止血共に難しいので、次出血したら、クリップをメルクマールにして血管造影をしてもらう方針とした。

 

これまでの経験から、便処置をしていない大腸内視鏡は後で手が大変なことになるので、手袋を2枚重ねたが、それでも終わった時にはなかなか臭いがとれなかった。

 

手を10回ほど洗って、アルコールをつけまくったが、臭いはなかなかとれず。

うOこ恐るべし。職業柄あんまり気にしなくなったし、大腸内視鏡は好きなのだが、便処置をしていない時の緊急大腸内視鏡だけは厳しい(笑。手袋3枚すると処置がしにくくなるし、どうしたらいいんだろう。

 

これで出血が止まってくれますように。