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生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

心地よい疲労

本日はDB-ERCPを行った。その前に大腸内視鏡6件やった。

 

DB-ERCPや大腸ESDは結構プレッシャーがかかるのだが、それでもお構いなしにルーチンの検査は迫ってくる。今日は午前の胃カメラも長引いたので、10分ほどでご飯をかきこんで、すぐに大腸内視鏡を行った。大腸内視鏡好きだからいいんだけど、ヘビー級の処置が控えている時は、ちょっとだけ配慮してほしいなと思う。

 

DB-ERCPは2時間近くかかったが、うまくいった。数回手術をされていて、どんな再建をされているのかもよくわからなかったが、胆管空腸吻合部への到達は比較的容易だった。石がB3にはまり込んでいて、てこずったが、なんとかとることができた。とれた時は皆で歓声をあげた(笑。

 

うまくいった時はいいが、うまくいかない時は、疲労だけが残り、雰囲気はどんと暗くなる。今日は心地よい疲労にひたることができた。

 

DB-ERCPは総力戦だ。標準的なERCPができる小腸内視鏡医である自分とオーバーチューブを持ってもらい、乳頭や吻合部到達後、ERCPの介助ができる若手の二人がいれば、行えないことはない。しかし、さらに胆膵内視鏡医や介助になれたものがいてくれればよりスムーズに処置ができる。今日も4人がかりで行った。皆に感謝。

 

本日学会誌を見ていたら、僕が査読を引き受けた論文が載っていた。査読したコメントに返答をもらっていないのだが、2度目の査読の依頼がこなかった。何とも言えない論文だったので、かなりつっこんだが、それで外されたんだろうか?

 

僕が一番最初に書いた論文はめちゃくちゃつっこまれた。赤ペン先生のように、論文に色々書きこまれて、返ってきた。その後もかなりねばいつっこみがあり(一度目につっこまなかったことを、その後つっこんではいけないという不文律も破られていた)、正直心は折れそうだった。それから英文も含め、何本か書いたが、その論文が一番しんどかった。

 

論文をよりよくしようと思っての修正だったと今では思う。英語論文でeditor kickを何回かくらい、査読すらしてもらえないことを経験した後には、余計にその査読者の優しさをありがたく思う(途中で、もう勘弁してと思ったこともあるが)。

 

しかし、査読者が正しいとは限らない。自分が査読している時は、自分がやっていいのだろうか、こんな査読でいいのだろうかと、どこかで不安を抱いている。逆に、ひどい査読者にあったこともある。ある日本の学会誌に送った論文は、査読者の知識不足や認識不足を逆につっこんだら、rejectされたが、その後英語論文になり、日本の商業誌からも投稿依頼が来た。

 

初めて査読依頼が来たのは、アフリカの生化学の雑誌で、マラリアの薬についての論文だった。マラリアなんか見たことないし、そもそも日本の消化器内科医の僕に何を求めているのだろうと丁重にお断りした。

 

医学部入学に至った経緯の続きを書きたいが、書きだすと止まらなくなり、翌日の仕事に支障がでるので、休みの前日でないと厳しい。完成したら高校留年からの医学部合格作戦という題名で、医学部合格作戦に投稿しようかな(笑。受験生の時には愛読していた。といっても、合格したの20年ほど前の話だけど。