生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

やっつけ仕事

火曜日のESDで胃の穿孔を起こした人の内視鏡をするために朝から病院へ。幸い、穴はふさがっていたし、出血もなかった。そのまま病院で内視鏡学会総会の発表準備を行った。

 

学会発表も30回ほどになり、良く言えば要領がわかった、悪く言えば悪ずれしたため、一から作ったわりには本日1日でできた。主題を落とされて一般口演になったし、会場が東京ということで(遊び人の後輩達は東京を満喫することで頭がいっぱいのようだが、僕はせいぜい東京で勤めている同期と飯を食いにいくくらい)、やる気がまったくしない。やっつけもいいところだ。

福岡や北海道なら食べものが美味しいし、観光もできるのでテンション上がるんだけど。去年行った仙台や名古屋もよかった。仙台は牛タンやホヤが美味しかったし、一人で松島に行き観光もした(1時間弱の弾丸ツアーだけど)。名古屋では城を見に行き、コーチンやひつまぶしが美味しかった。

 

小心者の僕は、直近にできていないというプレッシャーが嫌いなので、速く作ることが多く、ひどい時は1~2か月前に発表準備が終わっていることが多い。今回は僕にしては遅い方。会場に向かう新幹線で作ったという話を聞いたことあるが、剛の者だわ。

 

今回は1人だけだが、後輩の指導もしないといけない。去年の地方会では5人の指導+自分の主題発表があり、大変だった。5人のうち、後期研修医3年目や若手スタッフはほとんどできているので、チェックするくらいでよかったが、後期研修医1年目や初期研修医もいて、特に研修医には手取り足取り教えた。最近は研修医や後期研修医で素晴らしい発表をした者には賞を与えるが(僕らの時はこんなのなかった。といっても、僕が初期研修医や後期研修医の時はあまり発表をしていなかったけど)、この時も指導した2人が賞を取ってくれたので、指導した身としては嬉しかった。

 

今日病棟で、次の学会で指導する後期研修医に会い、どのようにまとめたらよいかと聞かれたので、かんたんにアドバイスをしたら、方向性が見えたので、また作って持っていきますと言った。さすが天下の灘高校出身だけあり、非常に要領がよくて賢い。

 

部長が発表をさせるのが大好きで、とにかく出せ出せとうるさい。数が正義だ。僕は、出すべき症例があれば発表すればよいと思っているのだが、そんなことを言えば、100倍くらい言い返されて、ぼこぼこにされるだろう。学会が近づくと抄録集を、子供が大事なおもちゃを肌身離さないように、ずっと持ち歩いている。

 

GWというのに、どこにも行く予定がない。明日はジムと歯医者、明後日は家の近くの川でBBQ。どこ行っても人一杯だろうからというのは負け惜しみだな。