今日はジムに行き、自転車を1時間こいで、軽い筋トレをした。ここしばらく体重計に乗っていなかったが、終了後、久々に乗ってみた。
89㎏であった。80後半かなとは思っていたが、ジムで運動後に素っ裸でこれなので、普段は90㎏オーバーだろう。外来で脂肪肝の患者に痩せなはれと普通に言っているが、おまえがなとつっこみたい人もいただろう。
中学の3年間は野球部に所属していたが、下から三番以内に入るど下手で、一番さぼっている部員であった。しかし、そんな状態でも運動になっていたようで、中3の夏に部活が終わった時に65㎏であった体重が卒業時に75㎏になり、高校1年で85㎏になり、20歳前後には100㎏弱になった。
急激に太ったため、妊娠線が結構できてしまい、今より繊細（脆弱）だった若いころは人前で裸になることや泳ぎに行くのが非常に苦痛であった。おっさんになって人間が雑になり、いまでは全く気にならなくなってしまったが、僕はこのままチェリーボーイとして朽ち果てていくのかと10代のころは真剣に悩んでいた。
思春期に太ってしまったため、脂肪細胞が増えてしまい、それ以降も大変太りやすい体質になってしまった。大学3回の時に気合を入れて、1年で95㎏→75㎏にした。この時は歩きまくった。体力がつくにつれて、歩く時間がどんどん伸び、4時間を超えたあたりで、精神的にきつくなってきたので、ランニングを始めた。しかし、研修医になったころにはまた90㎏オーバーになっていた。
後期研修医1年目の時にも1年半で95㎏→72～3㎏にした。この時は、カンファレンスを抜けてジムに行き、かっこいいが太っていては似合わない服を先に買って、これを着るために痩せようとモチベーションを上げた。しかし、スタッフ医師になってまた太ってしまった。
それからも痩せようかなと考えたことはあったが、ダイエットは長続きしなかった。受験勉強と同様、減量にもモチベーションが必要だが、ここ数年で続かないのは、最大のモチベーションが無くなったからであるのはわかっている。
それは
もてたい
ということ
僕にとってこれに勝るモチベーションはない。
コミュ障であるので、痩せたくらいではもてないのであるが（研修医の時に、あまりにしゃべらないので、先生って女の人としゃべられないんですか？とナースに言われたことがある。今でも仕事中は女性と不必要にしゃべらないようにしているが、それは硬派だからではなくて、単に鼻の下が伸びてしまうからである。また当時は即物的であったので、好みでない人とはあまり喋る気がしなかった。そりゃもてんわ）、それでも痩せれば、なんとかなるかなという願望を抱いていた。
もてたいというモチベーションは偉大で、大学の時に減量をしていた時、昼をプロテインと野菜サラダで済ましていたが、教室で食べるのは恥ずかしいので、近くの公園に行き、鳩とお弁当を広げているOLさんと公園を住処にしているヒッピーに混じって、プロテインシェイカーをシャカシャカ振っていた。客観的にだけでなく、自分でも不気味だとは思っていたが、1年続けた。
今からもてるようになって、ゲス消化器内科医になってしまっても、刹那の快楽の代償にいろいろ失ってしまい悲惨なことになるので、もてたいはモチベーションにはなりえない。となると、昔買って着られなくなってしまった服を着たいということをモチベーションにせざるを得ない。ちと弱い気がするが、やむを得ない。
以前の同僚がライザップをやっていて、その費用を聞いて驚いた。奥さんに無理矢理やらされていて、食事制限も全く守っていないので、痩せておらず、むしろ太っている。そこまでお金をかけられないし、短期間で痩せるのはよくないと思うので、自力で行くしかない。
これまでは体重を毎日測定しグラフにしたり、おなかの写真を毎日とって、自分で見たり、当時の彼女に送ったりしていた（6パックを達成した写真をみて、ナルシシズムを爆発させていたこともある）。これらはまあまあ有効であった。
そういうことで今日からダイエットを開始することにした（ジム後、スイミング終わりの息子と本格カレー屋に行き、チーズナンをがっつり食ってしまったが）。毎日ジムは厳しいので、可能な限りウォーキングをしよう。書くことで自分を追い込んでいかないと。今日ファッション雑誌に載っていたGASのかっこいいシャツを買ってきた。外人モデルはかっこよく着こなしているが、やはり太っていてはいまいちなので、似合うような体型にしなければ。
月1㎏目標で。おっさんになって、ぜい肉も落ちにくくなってるだろうし、80㎏前半くらいまでかな、70kg後半いければいいな。
しかし、太った？って人に言う人ってなんなんだろう。でっけえお世話だわ。それゆうて誰が得すんねん。無神経やわあ。自分が言われて嫌なことは言わないって習わなかったのかね。
禿げた？老けた？シミ増えた？しわがふえた？って言うたろかしら。
