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生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

膵炎と粉瘤(後半は汚い話です)

只今当直中。一人、急性膵炎を入院させた。幸い、軽症であった。しかし、軽症だと思って入院させても、重症化することもあるので、膵炎は恐ろしい。

 

7~8年前だったと思うが、重症膵炎の人が当たった。膵臓の近くの動脈から薬を入れる(動注療法)ために、足の動脈にカテーテルを留置した。留置自体は上の先生にやってもらい、僕は介助をしていた。当時はシースを使わず、直接入れていたので足に縫い付けたのだが、強く結べと言われたので、強く結んだ。ICUに戻って薬を入れようとしたら、結び方が強すぎて薬が流れなかった。

 

それは強すぎやと言われ、糸を切るように言われたが、どんくさい僕はカテーテルを切ってしまった。拍動性にカテーテルから血が出るのを見て、上の先生はここをテープでぐるぐる巻きにしたらあかんやろか?と言ったが、もちろんダメであり、再度アンギオ室に戻ってカテーテルを入れなおした。あの時は本当に申し訳なかった。

 

動注療法だけでなく、CHDFもまわし、人工呼吸管理にもなったが、残念ながらお正月に亡くなってしまった。

さすがに最近、重症膵炎が当たることはなくなったが(2~3年前まで軽症膵炎は当たっていたが)、上の人以降も数人集中治療を行った。幸い亡くなる人はいなかった。

 

ここからは汚い話です。

以前から背中にできものができていたが、すこしずつ大きくなってきて1cm位になってきていた。痛くもかゆくもないのでほったらかしにしていたが、ある時触ってみて、なんとなく臭いをかいでみた

 

くさっ。

 

めちゃくちゃ臭かった。ある時、寝ている嫁に嗅がせたら、身をよじらせて「なに?なに?」と叫んでいた。またすぐ寝たけど。それくらい臭かった。

 

ネットで調べてみると、どうやら粉瘤というものらしい。良性の腫瘍で、根本的に治すには手術が必要とのこと。といっても、そんなに難しそうではなく、背中じゃなければ自分でやってしまいたいところ。

医者のくせに病院嫌いで、自分の病院にはなるべくかかりたくないので、ほったらかしにしていたら、ある時ふっと粉瘤の臭いが一瞬する時があり、それが何回か続いた。

誰や、粉瘤と同じ臭いって最悪やなと思っていたが、周りに誰もいない時にも臭ったので、自分が原因だと分かった(うすうす気づいていたが、認めたくなかった)。

 

家に帰り、嫁にみてもらうと、自壊して白いものが少し出ているとのこと。嫁が綿棒でぐいぐい押すと、白い粘着物がにゅるにゅると出てきた。子供が見に来ては、臭い臭いと大騒ぎだった。

 

炎症もなく、感染徴候はないように思うが、膿なのだろうか? あまり良くないとは書いてあったが、膿を嫁に絞りだしてもらっていたら(慣れてきた嫁が、手でぐいぐい押していたら、一度ぴゅっと飛んで、嫁の髪に着いた時は大騒ぎになった)、だんだん小さくなってきて、出てきた物も、最初は激烈に臭かったが、臭いがましになってきた(それはそれで物足りなかったりもする)。

 

さすがに病院に行かなあかんかなと思っていたが、もう少しねばれそう。またでかくなってきたら諦めよう。いっそ、親父に頼もうかな。昔の外科医なんで、これくらいできるだろう。妹の子供の包茎手術もしたとか言ってたし。

僕も小学校低学年のころ、太ももにけがをして、ほったらかしにしていたら化膿して、太ももの広範な部位に膿がたまったことがあった。そのころは1年中、半ズボンだったので、おかんに見つかって、親父に報告された。

普通は病院に行って、麻酔をしてもらって治療をするのだろうが、親父は局所麻酔もほとんどせずに家にあったメスで小切開をし、膿を絞り出した。泣き叫んだのを覚えている。ほっといたら足切断せなあかんとこやぞとめちゃくちゃ怒られた。おかげで病院に行かずに治ったが。

 

汚い話ですいません。