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生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

「研究不正」を読んで。

昨日膵炎を入院させてからは平穏であり、これは逃げ切れるかと思ったら、7時から立て続けに2件吐血のコンサルトあり。2件とも救急車で搬送された時は、ショックバイタルであった。

緊急内視鏡をしたところ、2件とも胃内に血液と凝血塊が多量にあり、食事も残っていて吸いきれず。出血点が残渣に埋もれてしまって同定しにくく、結局2件とも右側臥位にして出血点を同定し、処置を行った。1件は胃潰瘍出血で、1件はdieulafoy’s潰瘍であり、内視鏡的に止血ができた。

 

入院させ、指示を出し終えたら11時になっていたので、ジムへ行くのは断念した。今日は内科学会の地方会が大阪であり、ポイントを稼ぎにいくつもりだったので、家に一旦帰り、シャワーを浴びて出かけた。長男が一緒に行くと言ったのでつれて行った。

 

この子は父に似てどんくさい。3月頃に足にひびが入ってギプスを巻いていた。自転車に乗っていた友達と遊んでいて、走って追いかけていて足をひねった(僕が子供の時にも、自転車買ってもらえず、ずっと走ってついてきていた子いたなと思ったが、うちの子は自転車は持っている。運転が危なっかしいので、あまり乗せていなかったが、それがかえって仇となってしまった)。単にひねったにしてはあまりに腫れてくるため、病院につれて行ったら、ひびが入っていると言われ、ギプスをつけられた。

 

4月にとれたと思ったら、先日また足をひねった。念のため病院につれて行ったら、またひびが入っていると言われ、ギプスを巻かれた。

電車と徒歩で学会場まで行ったが、普通に歩いていた。学会場に行き、単位の登録だけをし、すぐに会場を後にした。帰りにヨドバシカメラに行き、嫁に怒られるなと思いつつ、PS VITAとドラクエヒーローズを買った。長男は大喜びであった。

 

万歩計を見ると11000歩、歩いていたが、ケロッとしていた。体力だけはあるようだ。

 

「研究不正」を読み終えた。3大不正と言われるシェーン、黄、小保方の関連本はいずれも読んでいたが(あの日も古本で買った)、それ以外の例も多数載っており、大変興味深く読めた。日本人に不正が多いのは驚いた。論文撤回数ワースト記録保持者が日本人だとは知らなかった。

 

研究に携わっていないため、当事者としての視点は持ちづらいが、しかし、それでもなんで絶対ばれることに手を出してしまうのだろうかと以前から不思議でしょうがなかった。「研究不正」を読んだことで、なぜ不正を行うのかということが、おぼろげながらわかった気がした。しかし、手を出さない人の方が多数であるので、個人の資質の問題も大きいとは思う。

 

理研の近くの病院に勤務した経験があるが、いつも夜遅くまで電気がついていて、頑張っておられるなと思っていたが、例の事件で皆大変な目にあったと思われる。大多数は真面目に研究していただろうに、たった一人(?)のせいで。

 

「あの日」には科学的検証はまったくない。レベルの低い独りよがりな随筆だ。3大不正を行った人物が書いたという意味でしか価値はない。

優秀な人間を死に追いやっておいて、よくあんな本が書けたもんだ。古本なんで印税には反映されないのが救いだが、払う価値のないものに払ってしまったのは愚かだ。読後感は極めて悪かった。

 

いまだに小保方を擁護するような論調を見かけて驚く。STAP現象が今後誰かの手で検証されても、だから小保方が正しかったということにはならない。

 

ぼちぼち、症例報告に手を付けようかと思って、文献を集めている。はったり目的でN数を増やしたりしないように気をつけねばw