セブから帰ってきて1週間ほどたったが、日焼けの影響で腕の皮がめくれてきている。アイランドホッピングの時に左から直射日光を受けていたせいか、左の前腕がひどく、右はほとんどめくれていない。
腕の皮をめくるたびに、楽しい思い出も一緒に消えていくようで、いい年こいたおっさんがちと切ない気持ちになった。
セブに行く前に、フィリピンに来るならと同級生に勧められた、船戸与一著、虹の谷の五月を今頃読んでいるか、結構面白い(アマゾンの書評はいまいちだが)。
オリンピックが始まったが、何となく見ていた水球が結構面白く(ルールはよくわかってないけど)、昨日は夜更かししてしまった。もうちょっとで勝てそうだったのに。
眠い目をこすり、今日は大阪で肝臓学会の教育講演会に出席した。会場近くで家族連れやカップルを多くみたが、シルクドソレイユが来ており、それに行く人たちであった。僕もそっちの方がいいなと思いつつ、会場へ。広い会場がほぼ満席であり、数百人いるようであった。
専門医更新のため必要だが、面白い話と面白くない話が入り乱れており、面白くない話の時は睡眠にあてるか、上で書いた虹の谷の五月を読んでいた。
帰りに梅田に出て、紀伊国屋に行ったが、人が多すぎて、ゆっくり本を見ることもできなかった。最近本屋がつぶれていっていると聞くが、ここに関しては大丈夫だろう。
家に帰って30分ほど走りに行き、息子の読書感想文の指導をしていた。本を読めと口を酸っぱく言っているが、ほとんど本を読まない。漫画は読むが。本だけは好きなものを買ってやると言っているが、漫画を買ってくれとしか言わないので、折衷案で教育漫画を買っている(笑。
うじ虫のような生活をして、後ろしか向いていない生活をしていたころの僕でさえ、本だけは読み続けていたのにと思うが、本人が本の楽しさに目覚めるのを待つしかないか。
しかし、読書感想文くらい自分でやってほしいわ。最初、一人でやらせたら、本の内容を写しているだけだった。2時間近くかけて矯正(というか一から書きなおさせた)し、それなりのものができたとは思う。よっぽど僕が書いてしまおうかと思ったが、さすがにヒントを与える程度にした。
本を読むのも好きだが、買うのも好きで、医学書も同じの2冊はざらで、ひどいものは3冊買ったことがある。うちの科では僕の机が一番本が多い。読んだかどうかは別で、ほとんど開いたこともない本も多々ある。
今週末に医局内で引っ越しがあるため、泣く泣く読まない本や古い本をかなり処分したが、それでも段ボールは11個できた。まだいる本は出してあるので後1~2個はできる。
重い本の段ボールを上の棚に入れ、腰が痛くなったが、軽いものが下の棚に入っており、我ながら頭が悪いなと情けない気持ちになった。
今日の体重は82.6㎏とセブに行く前の最も軽い体重のレベルにまで戻ってきた。今週末から嫁が子供たちと実家に帰省するため、食生活が乱れそうだが。