生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

大腸ポリープ×24

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今日の午後は大腸内視鏡。13時開始であり、普段は時間通りに行っている(IBSなので、不慮の便意に襲われない限り。他の検査も外来も当たり前だが、時間通りに行っている)。今日も1時少し前に医局を出て、内視鏡室に向かっていたところ、尿意を催したので、内視鏡室近くのトイレへ。

尾てい骨痛打から3週間たち、だいぶ良くなってきたが、ふとしたことで痛む。排尿を促そうと力を入れると痛むことがあるため、自然に任せていたところ、院内ピッチがなった。

ディスプレイを見ると、内視鏡室と表示されていた。出ると「先生、大腸内視鏡を‥。」と言われた。時計を見ると13時2分であった。

 

にふん、にふんにふん

 

遅れたことを正当化するつもりはない。しかし、たった二分遅れただけで、すぐ電話をしてこなくてもいいだろう。胃カメラや外来が9時から始まるのに、9時過ぎても病院来てない医者いるやん、そもそも始業時間は8時45分やぞ。

「今、向かってます。」と言って切った。普段ちゃんと行ってんのに、なんか納得いかんわ。昔いた問題児の専攻医が、午前の救急当番のくせに9時過ぎても病院に来ておらず、携帯に連絡がいったら、「今、車で向かってんのよ。」とぶちぎれていたことがあった。これはさすがに僕も理不尽だと思うが、僕が「普段ちゃんと行ってんのに、2分遅れたくらいで電話せんといて。」と言ってもいいのではないかと思った。

 

しかも、僕は本来の当番ではなく、ヘルプ要員であり、当番表の名前にかっこがついている(処置内視鏡日でもあるため)。しかし、大体一番多く件数をこなしている。今日も5件やったが、その時点で他の当番は2~4件しかやっておらず(当番のくせにやってない医師もいた。9時過ぎても来てない医師であるのは言うまでもない。電話したら怒るので、皆あまり電話しない。僕も怒ろうかな)、30分遅れていっても数的には釣り合うんじゃないの?と思った。

 

盲腸到達時間は3分2秒、4分44秒、2分45秒、3分13秒、8分23秒とまあまあであった。8分23秒かかった人は、ちいさなおばあちゃんで、S状結腸が憩室で狭くなっており、これまでは細径のPCF-PQ260IでないとTCSできていなかった。

しかし、オーダー医がそれに触れていなかったため、PQ260でないとだめだとわかった時には他の部屋で使われ出したばかりであった。

仕方がないので、同じ太さのGIF-Q260を使うことにした。PQ260を買ってもらう前には時々使っていたが、やはり胃カメラであり、短いので入れにくい。なんとか盲腸に到達することは可能であったが、細いスコープでも結構痛がっていた。

 

その後、後輩と当たっていた大腸EMRを行ったが、これまたポリープがたくさんあった。半年前に10個ほど取っていたが、今日は合計24個とった。後輩が15個ほど取り、その時点で1時間半経過していたので、交代した。一人でとったわけではないが、これまでで最多だ。

脾彎曲に25mmほどのLSTがあり、それを一括切除した時点で2時間半近くたっていたので、まだいくつか残っていたが、仕切りなおすことにした。本人と相談したところ、後日入院するくらいなら、明日取ってくれとのことであったので、明日残りをとることにした。

 しかし、10mm前後のものばかり取ったが(5mm前後は放置した)、半年でこんなに育つとは思いにくいので、前回かなり残していたのだろう。終わった時には19時を回っており、さすがに少し疲れた。

病棟を回ってから今週末にある学会の予演会に参加したが、ちょうど僕が指導している専攻医の発表が終わったところであった。僕が過去にした発表にNを1つ加えただけであるが、過去の発表がポスターであったため、少しビジーなスライドであった。今回はオーラルであるので、削って自分でアレンジするように言ったが、それでもまだビジーであったようで、部長から構成を変えるように言われた。

今回自分の発表はなく、後輩一人だけの指導で大分楽(以前一つの学会で5人指導し、自分の発表もした時はさすがにわけがわからなくなった)だが、指導というのは本当に難しい。自分好みに作ってしまう方が楽だが、それをやってしまっては意味が無い。

今週の金曜日は夏休みの残り一日をとるので、それまでに直しおいてと言った。

 

今日の体重は81.7kg。昔買った腹筋ローラーを引っ張り出してきてやっているが、シンプルで安い機器のわりに、腹筋にはものすごく効く。昨日一日腹筋が筋肉痛で痛かった。いずれドラゴンフラッグができるようになりたい。

ジャンピングスクワットを久々にやったが、30回で太ももが乳酸でパンパンになった。武道をやっている時に練習でよくやったが、そのころから苦手であった。

家にあるチンニングマシーンで久々にチンニングをやろうとしたが、ナローで1回あげるのがやっとであった。10年ほど前、ジムでチンニングができない時に、ぶら下がっていたが、恥ずかしいので肩が痛いふりをして、「あかんな、肩が痛くて上がらんわ」とぶつぶつ言いながら首をかしげていたが、家なのでそういう見栄を張る演技をしなくて済む(笑。

こんな演技を重ねて、いつの間にか10回くらいはできるようになっていたが、またできなくなっていた。身体が持ち上がるあの感覚は結構好きなので、ぼちぼちやっていこう。ホリフィールドやブルースリーのようなかっこいい広背筋に憧れる。