生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

まあまあ暗黒の中学時代⑤ 中3 part2

今日は、研修医の時の同期と後輩と年に1回のプチ同窓会の日。毎年美味しいスペアリブを食べさせてくれる店に行っている。夜は一組限定であるため、貸し切り状態だ。研修医時代の思い出話に花が咲き、少々下品な話も(笑。

研修医時代は楽しかった。今は楽しくないという意見で皆一致した。同じ釜の飯を食ったというのは貴重な経験だ。

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続きを書く。

中3の1年間はこんな状態であったため、勉強できる精神状態ではなかった。そもそも勉強に対する熱意を失っていたが。ほとんど勉強していなかったが、真ん中よりは上くらいにはいた。

親は私立中学を受けさせなかったくせに、塾に行く意味を見いだせないため、辞めたいと言っても辞めさせてくれず、中1からだらだらと通わされていた(よくさぼっていた)。

きっかけは忘れたが、中3の秋ごろにあまりに勉強しない僕を見て、親父が勉強を見ると言い出した。そのころは親父が怖くて逆えなかったため、いやいや勉強をさせられていた。

いやいやであったが、成績はぼちぼちと伸びていった。しかし、僕は教師に好かれるタイプではなく、嫌われるタイプ(こちらも嫌いな教師が多く、態度に出ていたのだろうが)であったので、内申はよくなく、10段階で7であった。

大阪の学区は今は少なくなってしまい、公立高校の選択肢がぐっと増えたが、僕らのころは今より選択肢が少なかった。それでも学区で3番手4番手は遠かったため、2番手高に行けないものは5番手まで落とすことが多かった。

2番手高を受けるには10段階で8が必要であり、7では受けさせてもらえなかった。はっきりいって大きなお世話で、好きなところを受けさせればいいと思うが、担任は許してくれなかった(同級生の兄が7で2番手高を受けたが、不合格であった。親が教師であり、ごり押ししたのだろう。その後、高校で頑張り、現役でKO大学に入っていた)。浪人を出したら、なんらかの評価に影響するのだろうか? 浪人したって自己責任だろう。

 

皆が受けている五木の模試を僕も受けていたが、それでは2番手高もいい評価であった。それを担任に見せたが、それでもだめだと言われた。

別にその高校にこだわりがあったわけではないが、教師に無理と決めつけられたことで、1番手高よりさらに難しい大阪星光に俺はいけていたのかもしれないのだぞというくだらないプライドが傷ついたのだろう。ちなみに評定9あった妹は1番手高も狙えたが、家から近い2番手高を選び、僕のプライドはさらに傷ついた(笑。

教師から、専願であれば1番手、2番手のすべり止めに使われる私立高校に受かるかもしれないと言われ、親がそうしろというので、そこを受けることにした。ていうか、ここで私立に行かせるんなら、中学の時に受けさせとけよ、レベルが全然違うやんけと思ったが、この時は言えなかった。

結果として、その高校に合格した。専願は僕一人であったが、併願で受けたものより僕の方が成績がよく(国語は満点だったらしく、お互い嫌いあっていた国語教師が驚いていた)、後で担任に2番手高受かったかもわからんなと言われた。

いまさらと思ったが、ちょっとだけプライドは回復した(笑。糞みたいなプライドだけど。でも、あの高校でよかったと思っている(専願候補に挙げられた3つの高校の中で一番凋落して差をつけられているけど)。

リベラルな高校で、私服で通えたので、ダブっている時も、予備校に行っているとカモフラージュできた(幸い誰も同じ中学出身者はいなかった)。あの高校でなければ退学になっていたかもしれない。子供を行かせたいかと言われれば、それはNOだが(笑。

この時期、大学進学者の高校別ランキングを載せているサンデー毎日週刊朝日はよく売れると思うが、 それをみたらわが母校(高校)から、わが母校(医学部)の合格者が一人おり、うれしくなった。復権してきているのだろうか。

 

医者になってから、飲み会で昔よくモテたでしょ?と結構言われるが、こんなやつがモテるわけがない。自分に自信を持てる要素がなく、徹頭徹尾卑屈であった。バレンタインのチョコなど義理すら貰ったことがないし、甘酸っぱい思い出もない。

小学生時にすでに性知識はある程度完成されており(小6の時に万葉集を見ながら自涜をしたと我ながらハイソなギャグを飛ばしたが、誰も笑ってくれなかった)、イベント時に興味しんしんな女子の性的な質問によく答えていたが、女子としゃべったのはその時くらいだ。

いっそ男子校に行ってれば、共学に行ってれば俺だってと言い訳ができたのだろうが、言い訳しようがない(笑。

これで僕が性犯罪を犯せば、面白おかしく過去をほじくられ、歪んだ育ちが生み出した怪物医師などと書かれるのだろう。いや、犯さないけど(笑。

 

公立の中学校は社会の縮図という表現を見た時は言い得て妙だと思った。サッカー日本代表や弁護士もいれば、犯罪者もいる(笑。しかし、他校のヤンキーが攻めてくる中学は嫌だ。

上澄みに浸っていては抗体ができず、免疫力がつかないかもしれないが、でも僕は上澄みに浸っていたかった。高校留年は後の反動への材料となったが、中学での経験は単に不快なものでしかなく、何の役にも立たなかった。

 

カタルシス目的で抑圧していた部分を抉ってみたが、Sのことを書いていると当時の屈辱が蘇ってきて、浄化しきれない怒りに身を焼いた。30年近く前のことなのに、まだ心の深いところでくすぶっているのだろうか。今更どうするわけにもいかず、昇華させてしまわないといけないのだけど。

どん底まで落として守ろうとしたプライドを、さらに徹底的に痛めつけた奴ら二人に対する怒りが、カタルシスを許してくれないようだ。怒りが持続しないタイプの人間だと思っていたので、意外でもある。

 

今日の体重は74.9㎏。スペアリブを食べる前に測った体重だが、久しぶりの74㎏代。しかし、今日食べ過ぎた。