生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

お見合いパーティーの思い出③

今週左の上の親知らずが腫れたので、今日かかりつけの歯医者に行った。炎症は自然に治まっていたが、繰り返す可能性もあるし、前の歯を守ることもあるので、抜いちゃいましょうかと言われ、また後日予約かなと思っていたら、その場で抜くことになった。

下と違って上は簡単ですから~と言われ、本当に数分で抜けた。下の歯を抜いた時は1時間かかったのがウソみたいだった。内視鏡室のナースが、知らない間に抜かれたと言っていたが、それもあり得る話だなと思えるくらいあっという間だった。

今日は昼食にチーズ焼き餃子と魚介のパスタを作ったが、下を抜いた時と違って普通に食べることができた。子供たちも喜んでくれた。

 

続きを書く。

大晦日に女子大生と年越しジャズを聞きに行った。仕事で疲れており、途中で爆睡してしまい女子大生に呆れられたが、そろそろ告白すっかなと思っていた。

会場のホテルのロビーで休んでいる時に日付が変わり、新年になった時に携帯が震えた。見てみるとAさんからのメールであった。

細かい文面は覚えていないがポエムだった。翼があればあなたのもとに飛んで行けるのにとか、あなたは勇者、このまま沈黙で終わるのなんて耐えられないなどと書いてあった。

意味が全く分からず、背筋がぞくぞくっとし、周りを思わず見渡してしまった。ていうか、そもそもパーティーで10分足らず話しただけで何も始まっていない。正直もうメールは来ないかなと安心していたので、その分怖さは余計に増した。告白する気分などぶっ飛び、ジャズが終わった後、女子大生を送ってそそくさと帰った。

 

それからも怖いメールがAさんから何度か来たし、ある時は病院まで来た。守衛から先生に会いたいと言って女性が来てますと電話がかかってきた。嫌な予感がしてYに確認してもらったらやはりAさんだったので、もう帰ったと言ってもらった。しばらくは休憩室の裏口からこそこそ帰る生活を強いられた。この時は本当に怖かった。

このままではフェードアウトできないと判断した僕は、好きな人がいるのでお会いすることはできませんとメールしたところ、罵倒するようなメールが来た(内容はほとんど忘れたが、頭のいい人特有の口元が歪んでいるところがどうこうと書いてあった。頭良くないし、高校ダブってるしと思ったが、鏡をまじまじと見てしまった)。黙殺すればよかったが、幼かった僕は反論のメールを書いて、メアドを変えた。

 

女子大生にはその後告白したが、保留され、最終的には断られた。しばらくしてやっぱり気になるからまた会ってと言われたが、今度はこちらが冷めていたので、合コンを作ってもらおうとしたら、そういうの嫌と言われそれっきりになった(笑。

お見合いパーティーの会社からは、会員になってくれと結構電話がかかってきた。Aさんのことがあり、怖い思いしたので嫌ですというと、男前ですもんね~、だから女性がほっとかないんですよ~と言われた。当時の僕は95kgあるデブで、うそつけ、ぼけと思っていたし、そもそもそういう問題ではない(笑。

断り続けていたら、サクラでいいので入ってくれ、入会金はタダにするからと言われた。ちょっと食指が動きかけたが(バカ)、それでも入らなかった。Aさんは具体的に誰かと聞かれたが、流石にそれは言わなかった。

 

Sはずっとしゃべっていた人と結婚した。つきあってから結婚まで1~2カ月で電光石火であり、びびびと来たと言っていた(古いか)。たった1回のパーティーで生涯の伴侶を見つけたSはコストパフォーマンスとしては最高だ(僕は最低だが)。Yに感謝してもしきれないだろう(あまりそんな感じはないが)。

結婚準備をするために土日を空ける必要があり、そのため2日続けて当直をしたりしていたが、事情を知らない他の同僚に、そこまでして休みたいのか、あいつはバカか?と言われていた(後輩も言っていた)。ちゃうんやで、結婚準備してはるんやでと言いたかったが、口止めされていたので言わなかった(口は軽い方だが、この時は守った)。

Yはその後も一人でパーティーに参加していたが、今も独身を謳歌している。

 

女性をもてあそんで、痛い目にあう男は自業自得だと思う。しかし僕は、Aさん以外にも指一本触れていない女性に結構怖い目や嫌な目にあわされている。逆に肉体関係をもった女性と揉めたことはあまりない。

相手があることであり、強く思うだけで成就するほど恋愛が単純ではないことは、ある程度の年齢に達せれば気づくはずだ。僕自身、無理だと思うと執着できず、すぐ次に向かうようになっていたので、この時のAさんの行動がまったく理解できなかったし、恐怖であった。

 

今日の体重は76.2㎏。歯を抜いたのでHIITもやらず、軽く腹筋をするにとどめた。