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生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

研修医時代の思い出② 各論 上

今日は午前中、長女と本屋に行き食事をした。フロアガイドを見ながら、何が食べたい?と聞くと、貝がたくさん入ったそばをみて、そのそば屋を選択した。昨日潮干狩りでもらった貝をたくさん食べたし、今日は貝ご飯を作ると嫁が言っていたのに、どんなけ貝が好きなんだろう。

帰りに抽選会に参加できたので、娘にガラガラを回させたところ、三等賞を見事にあてた。食事券1000円分とささやかだけど(笑。

今日は当直。一人処置をして入院させた。GWをはさんでいるとはいえ、週2回の当直はきつい。専攻医以来だ。なんとか2日間病院に来ない日を作れそうなだけましか。

 

続きを書く。

僕らのころはスーパーローテーションはまだなかった。僕は内科コースであったので、内科全科とICUと麻酔科と他院の3次救急を回った。その各科の思い出を書いてみる。

 

糖尿病内科

一番最初に回った科。オーベンは熱心な先生だったが、外来が多く、夕方までほとんど一人だった。研修医に何かができるわけではないので、とにかく患者さんの話をよく聞いていた。医者になって一番患者の話を聞いていた時代だったと思う。内分泌もぽつぽつきており、DKA甲状腺クリーゼが来た時は大変だったのを覚えている。

 

腎臓内科

ある珍しい病気とネフローゼが合併した症例の担当になり、いろんなところで発表をした。論文にしたいと言ったが、指導医がめんどくさいからダメと指導してくれなかった。透析の機械を組み立てるように言われやっていたが、技師さんにしょっちゅうやりなおされていた。単に邪魔をしていただけだったかもしれない。

 

免疫血液内科

僕らの研修医時代は緩い時代でどの科も色々なことをさせてくれた。この科ではマルク(骨髄穿刺)やCVライン挿入をよく行った。オーベンの先生がごっつい働く非常に穏やかな先生であった。ケモの患者が多かったが、専門的すぎてほとんどわけがわからなかった。初めて受け持ち患者が亡くなったのがこの科だった。

 

神経内科

同期研修医は2年目になってすぐに1人辞めて、2年目に1人来たので(一瞬だけ7人になったが)結局6人のままだったが、述べ7人の同期研修医のうち、4人が神経内科志望だった(僕もそうだった)。しかし、最終的には誰一人神経内科の道を選ばなかった。オーベンの先生は非常に穏やかで、僕が神経内科志望ということもあり、同期(神経内科志望ではない)が一緒に回っていたが、僕に優先的に変性疾患をあててくれた(この規模の病院では脳梗塞が多く、変性疾患は珍しい)。オーベンの先生が外来で手が離せない時、代わりにルンバール(腰椎穿刺)を一人でしに行ったりしていた。本当に緩い時代だった。

 

消化器内科

内視鏡をさわっていなかったら、僕はこの科を選んでいなかったかもしれない。今のようにルーチンの胃カメラで鎮静をしない時代だったが、普通に研修医は胃カメラをさせてもらっていた(内視鏡中に先生、これ何ですか?と聞こうと思ったら、部長は散歩していなかった。さすがにそれはあかんと思う)。ERCPも乳頭到達まではさせてもらったし、大腸内視鏡もするかと言われたが流石にそれは辞退した。内視鏡が面白く、消内の研修が終わり他科を回っている時にも胃カメラをしにいっていたので、あいつは消化器内科志望なのか?ということで、部長に専攻医で残るように勧誘された(狭い当直室に呼び出された時は何をされるのか、いざとなったらこの拳で身を守るしかないと強く握りしめていた)。

 

呼吸器内科

部長が有名な先生で、まあまあアカデミックだった。でも、色々させてくれることに変わりはなく、トロッカーを入れたり、気管支鏡をやったりした。他の科では抗生剤を適当に使ってもあまり何も言われなかったが、さすがに呼吸器内科では色々指導を受けた。

 

循環器内科

消化器の部長も天然で面白かったが、ここの部長は話術が巧みで面白かった。僕は研修医の中で2番目に回ったが、1番目に回ったものと僕はカテが上手かったらしく(循内の先生は、最近の研修医はみなうまいのかと思ったらしいが、その後はそうでもなかったらしい)、診断カテとスワンガンツは普通にできた。研修医2年目のある日、心筋梗塞に緊急カテをすることになり、上の先生が一人しかおらず、僕が術者をしたことがあったが、緊張しつつも楽しかった。学生の時に実習で「インフレーション」と言いながら血管の詰まった部位をバルーンで膨らませているのを見てかっちょいいなあと思っていたが、自分でそれをすることができて感動した。循環器を回る前に専攻医の進路を決めないといけなかったので、消化器を選んでいたが、先に回っていれば変わっていたかもしれない。

 

長くなったので一旦区切る。