君のせいだよ~。
流石にAM4時前になるとおかしなテンションになってしまいますな。
0時過ぎに下部消化管出血でコンサルト。潰瘍の既往あり、前処置なしで緊急大腸内視鏡をすることにした。当直ナースによって検査が始まる時間が異なるが、今日はことさら遅い。検査室でずっと待機しているのに、準備にすらなかなか来ない。僕が内視鏡をぶら下げて、部屋を上部仕様から下部仕様に変更した。
1時前に漸く電話あり、これから輸血をするので20分後に行きますと。
いやいや、バイタル落ち着いているのにカメラより輸血を急ぐ意味がわからんから、はよ連れてきて、輸血は後でええからと言った。
1時過ぎにようやく検査開始。結構出たと思ったが、便は大量にあり。これだけ待たされるんなら、浣腸しとけばよかったと思ったが後の祭り(浣腸したらもっと待たされていたかもしれないが)。
幸い、TCSは簡単で前処置なしでも2分半で盲腸へ。潰瘍より肛門側には血便を多く認めたが、深部は赤茶色の便のみで潰瘍からの出血を疑った。洗浄し、残渣を吸って潰瘍をしつこく見ていたら、拍動性出血あり、内視鏡的止血を行った。
終わったとたんに腸炎疑いのコンサルト。WBC20000 over、CRP20 overだが、腹部所見は微妙。無理を通せば、一般内科でもいけたかもしれないが、救急の先生の顔を立てて引き取った。
この二人の入院指示を出していたら、ごっつい腹が減ってきたので、サンドイッチをコンビニで買った。今日は、後輩専攻医たちはナースと飲み会やらなんか予定があるやらで皆サクサクと帰って行った(後輩スタッフがERCPを手伝ってと言ったが袖にされたと嘆いていた)。
全く我々には関係ないが、プレミアムフライデーであるようだし、別にいいんだけど、金曜日の当直は若干切ない(しかも大体忙しい)。
すでに4人入院となった。4時を過ぎたが、この辺の救急の最後の砦であり、救急を断れないこの病院はまだまだ油断できない(1時間以上かかる他市からも普通に運ばれてくる)。
明日休みだからいいけど、少し寝たいなあ。でも、アドレナリンが出てしまって全く眠くない(からブログを書いている)。