生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

ダメもとでもやってみるもんだ

今日はオンコールのバックアップ。すでに緊急内視鏡を3件やっている。血便へのCSが2件で、総胆管結石へのERCPが1件。もう1件血便がおり、CSの準備を待っているところ。

 

ダメもとで応募していたJDDWの主題になんと採択された。これまでは結構自信満々で出していても、JDDWの主題の厚い壁に跳ね返され続けていた。しかし、今回はたった2症例であり、さすがにこれで主題は無茶やろうと自分でも思っていた。

演題採否通知が来た時はいつも心拍が跳ね上がりどきどきするが(そしてへこむが)、今回は落ちていると思っていたので完全に平常心であった。主題と落ちた時の一般演題の両方の通知が同時に来ていたので、まず適当に片方を開いたところ一般演題の通知であり、同時応募の主題が採用となったため、取り消しとしましたと書いてあった。

一瞬意味がわからなかったが、数秒後に事態を把握した。いやあ、無理やと思ってもやってみるもんだわ。日本で論文報告されている症例が2例しかない(そのうち1例は僕が書いた)とはいえ、たった2例でも通る時は通るもんだ。何十例、何百例とまとめて出しても、なかなか通らないのに。

追加発言でいいからひっかからないかなと思ってだしたが、追加発言ではなく正規(?)の採用だった。今回は壇上での総合討論がないが、前回一言も発せなかったリベンジをしたいのに残念だ(と思いつつ、ほっとしている自分もいる)。

 

最近研修医の試験問題を作っていたが、悩んだ挙句この症例を出した。こんなレア症例を出すのは鬼かなと自分も思ったが、NHKのドクターGでも取り上げられていたし、当院を受ける優秀な研修医なら見ていると思うのでと自己正当化した(笑。もっとも見てなくても5択のうち、3択くらいまでは誰でも絞れる選択肢にはした。後は1/3だ(笑。

 

今日こそジムに行きたいが、まだ大腸内視鏡が始まらない‥。