今週ESD時にひやっとすることがあった。かなりobesityの強い患者で、鎮静を入れてすぐに呼吸状態がやや不安定であった。血圧も200を越えた。
マーキング、局注を行い、プレカットをしたところで患者が暴れ出した。鎮静が効いていないのかと思い追加しようとしたが、モニターを見ると酸素飽和度を拾っていない。顔もどす黒くなっている。すぐに内視鏡を抜くように指示し、オーバーチューブも抜いた。
それでも酸素が上がってこないため、鎮静剤の拮抗剤を入れ、舌根も沈下していたので、経鼻エアウェイを入れた(その時に鼻血を出させてしまった)。血圧と脈は激しく上下した。それでも酸素が上がってこないので、バッグバルブマスクで空気を送り込んだところ、ようやく酸素が上がってきた。
日本人にはなかなかいないレベルのobesityであったため、元々気道が狭いところに、オーバーチューブを入れたことで完全に気道をふさいでしまい、窒息したことが原因と考えられた。
その後、状態が落ち着いたため、ESDを再開した。後輩が術者であったが、幸い簡単な場所であったので、そのまま手技を継続させた。翌日EGDを行った際、患者に聞いたところ、前日の検査中にとても苦しかったのを覚えていると言っていた(その前後は記憶がないそうなので、窒息の時は相当苦しかったのだろう)。
過去に当院で同様の出来事があり、その時は不幸な転機をたどった。そのことを思い出し、ひやりとした。酸素飽和度を拾っていない時に機械の不調と思ってしまったが、これは反省せねばならない。
今日は大腸内視鏡を6件行い、その後直腸NETのEUS、ESMR-Lの指導をした。大腸内視鏡を行った1人は腸管がかなり長く、他の先生はTCSできなかったり、かなり時間がかかっていた。今日僕は6分で入れたが、3年前の僕は3分で入れていた。その時は軸保持短縮で入れたと記載していたが、今日はpush気味になってしまった。
‥3年前の僕はどうやっていれたんだろう?
しかし、他の人で過去の僕が3分30秒で入れた人がいたが、今日は1分代で入れた。
‥3分30秒で入れたのは11年前だけど。
専攻医終わってすぐの自分にマウントとってどうする? しょぼい、しょぼすぎる。
今日の体重は76.1㎏。月曜日はなぜか77㎏代になっていた。ピストルスクワットが何となくできてきているが、体が硬くて反対の足がまっすぐ伸びず、不細工だ。