生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

そう言ってもらうと嬉しいが‥

次女の友達が引っ越すということで、その子に渡すためにクラスメートの顔写真をはり、その下に名前を書いた紙を皆で作っており、そのコピーが家にあった。なんとなくみていると、一人の子のしたに「もうとく」と書いてあった。

たまたま今、蒼天航路を読み直しており、息子に本を読ませようと三国志の子供版を買い与えていた(幸い読んでくれている)ところであり、妻にこの子の「もうとく」はどんな字だ?と聞くと、やはり孟徳であった。

僕は吉川英治三国志から入った。演義ベースであるため、劉備を中心に考えがちであるが、三国志の主役は曹操であり、乱世の奸雄と言われるだけあって、強烈な光を放っている。蒼天航路は以前読んだ時はそう思わなかったが、読み直してみるとめちゃくちゃ面白い。

もうとく君には弟がいるらしいので、末娘に名前を聞いてくるように言った(笑。魏の武将の誰かだろうか、それとも蜀や呉の誰かだろうか。僕は関羽が好きだけど、雲長はちょっとダサい気がする。それなら子龍や翼徳のほうがかっこいい。

 

長女が七夕の短冊に「医師になって困っている人を助けたい。」と書いたらしい。それを本人が教えてくれて、お父さんの影響もあるよと言ってくれた。これまではCAになりたい、パティシエになりたい、ナースになりたいと言っていたので、意外だった。

僕は子供のころ、道を踏み外す前は医師になりたかった。それは父親の影響がやはりある。うちの息子は幼稚園の一瞬だけ医師になりたいと言っていたが、今はリスクの高い仕事は嫌だから医師にはなりたくないと賢明なことを言っている。

別に医師になってほしいとは思っていないし、そう強制したこともない。これから医療を取り巻く環境はますます厳しくなるだろうし。他にやりたいことがないのなら、勉強くらいしとけと言い、環境を与えてはいるが、他に才能があれば勉強なんかしなくてもいいと思っている(そういう才能で秀でるより勉強で身を立てる方がよっぽど楽な道であるのは間違いないが)。

でもそう言ってもらえると嬉しい。父親はどこかでライバルなのだろう。やっと一部追いついた気分だ。父親が現役時に看護学校で教えていた教え子から、OO先生のファンです、ファンクラブ作ってますなどという年賀状を送られていたが(原子レベルにまで破りたい激しい衝動を抑えるのに苦労した)、後は僕も若い女性にファンクラブを作ってもらえれば完全に追いつける。

 

そんな娘だが、何もないところでよく転倒し、今も膝をけがしている。そこが化膿してきたため、近くの皮膚科に行き、薬をもらってきていた。内容を見てみると外用薬と内服抗生剤だった。

内服の抗生剤は第3世代セフェム(5日も出されていた)であり、こんなものは飲んでも意味ないどころか(膝の擦り傷に届くとは思えない)、クロストリジウム・ディフィシル腸炎(消化器内科医として娘がこんなことになったら、ごっつ恥ずかしい)のリスクがあり、有害であるので飲まないように言ったが、お父さんより皮膚科の先生のほうが信用あるようで、飲みたい飲みたいとうるさかった。

‥お父さんの影響はどこへ行った。

仕方ないので、ネットで経口第3セフェムは大体うOこになるという記事を引っ張ってきて見せた。僕自身、外来で経口第3世代セフェムを出した記憶はここ数年ない。

 

今日の体重は75.5㎏。今日は娘二人連れて、フードコートへ。リンガーハットのちゃんぽんでも食べるかと思っていたら、大雨で材料が届かないとのことで臨時休業していた。夕方は近くの公園で行われた祭りへ。本当は昨日だったが、雨で延期となっていた。かなり良心的な値段で、安く楽しめた。息子ははしゃぎまわっていた。結構山の上にあり、今日は9000歩ほど歩いた。