生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

東京医大問題から自分を分析すると跳満だった

今日は当直。PTPを取った。本人が、どうしてこんなものを飲んだのかわからないと言っていたが、それは僕もそう思う。飲み込まないように2錠で一つになっているから、切らないでねといつもの注意をしておいた。

今週患者を看取った。結構前から悪性腫瘍が疑われていたが、検査のキャンセルを繰り返した。僕は基本的に去る者追わずという方針だが、さすがに何度か検査を受けるように電話をした。しかし、受診しても検査を受けてくれず、最後の方は電話にも出てくれなかった。もう少し早く検査を受けてくれていれば、手の打ちようがあったと悔いが残った。

 

news.yahoo.co.jp

一部抜粋する。

「一部の同大関係者は、1次終了後に女子の得点を一律に減点したと証言していたが、内部調査の結果、1次で女子の減点はなく、2次の小論文で複雑な計算式を用いて減点していたことが判明した。

 関係者によると、同大は、1次と2次の結果が出そろった段階で、全員の小論文の得点に一律「0・8」の係数を掛けて減点。ただ、男子の場合、減点後に現役と1~2浪の受験生に一律20点を加点し、3浪には10点を加えていた。逆に女子と4浪以上の男子には一切加点していなかった。

 この結果、2浪までの男子は、本来よりも小論文の得点が増えた可能性が高い一方、女子と3浪以上の男子の得点は抑えられ、合格者数が抑制されていた。」

減点していたのではない、3浪以下の男子に加点していたのだというのは詭弁だと思うし、結局女子が不利なのは間違いない。女子差別が問題なのは他でも散々言われているし、僕自身それに全く異論はない。

受験をおえて20年以上たつし、私立大学医学部は経済的に最初から考えたこともなかったので(後輩のおじさんは勤務医なのに、バイトしまくって息子を二人私立大学医学部に通わせていると少し前に聞いて、その気合に驚くと同時に勤務医でもやればできるんだと思ったけど)、今回のニュースを見て当事者感をあまりもてなかったが、一気に近い問題になった。

 

再抜粋。

『ただ、男子の場合、減点後に現役と1~2浪の受験生に一律20点を加点し、3浪には10点を加えていた。逆に女子と4浪以上の男子には一切加点していなかった。』

年齢的には5浪、留年した時点から考えても4浪になる僕は東京医大を受けていたら、加点0だ。でも、それに対して怒るかと言われれば微妙だ。差別はよくないが、若いほうがいいしと言われてしまうと返す言葉がない。女子は女子であることに何の罪もないが、多浪は本人の責任が0とは流石に言えない。

 

国公立大学では無いはずだと信じたいが、僕自身受験生の時に、再受験生に厳しい大学などという情報を仕入れてきて、厳しいとされる大学は受験対象から外した(ネットの普及していない時代にその情報をどうやって仕入れたのか不思議だが、記憶が定かではない。雑誌や受験本からなんだろう)。

 

しかし、母校に関しては少なくとも僕が受けたころには無かったはず。

○高校留年

○大学中退

○年齢的には5年遅れ

○評定平均2代

○欠席日数が留年規定をオーバーしているのに卒業している謎

○0完5半の数学(終わった時は4完半と思っていた)

mfuku4585.hatenablog.com

 

‥跳満じゃん。マイナス何点だ、これ? こんなやつ、試験結果を見る前に落とされても不思議ではない。そうされても差別だとは僕にはとても言えない。これだけ見ると国家試験はおろか、卒業も危ういと思われても仕方ない。本当によく入れてくれたと感謝している。

テレビの解答速報で数学0完5半と判明した後に、医学部なら平均70~80%の正解率が必要ですね~などと解説者に言われた時の絶望的な気持は20年以上たっても忘れられない。医学部単科大学なら問題が難しめだが、総合大学でしかも問題がそう難しくなかったから、なおダメだと思った。

これらを鑑みると、我が母校は試験のみで非常に公平に判定をしてくれたのだろう。当たり前のことなのだが、一連の東京医大のニュースを見ると当たり前のことが凄いことのように思えてしまう。女子も当時30%くらいはいたし、女性差別もなさそうだ。

 

明日というか、今日は一日内視鏡の日なので、2~3時間でいいので寝ておきたいところ。