生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

その崇高な精神はすばらしいが、どないやねんと言いたくなることもある

土曜日は歯科に行き、口腔内を清掃してもらった。何年か前に初めて行った時はかなり出血し、痛みも強かったが、2回目からはそんなこともなく、最近では処置で出血することもなく、痛みもほとんどない。

先日、テレビで親知らずの炎症が波及して縦隔炎になり死にかけたという話をやっていた。抜歯から感染性心内膜炎は聞いたことあったが、恥ずかしながら親知らずから縦隔炎をイメージできなかった。僕も親知らずを抜く前は何度か腫れて苦しんだことがあるが、やばかったかもしれないと怖くなった。

 

日曜日は長女が出るマリンバコンサートへ。我が娘ながら上手だった。演奏中によそ見していたけど。僕が楽譜を見てもドレミすらよくわからない。幼稚園の時に初めて演奏会に出た時は、うちの子だけ先生の操り人形で恥ずかしかった。その後友達は皆辞めてしまい、同級生ではうちの子だけ続けていたが、よくここまで上手になったと思う。

担任の先生への暑中見舞いにマリンバコンサートに出るので、来てくださいねと書いていたが、本当に担任の先生が来てくれたらしい。音楽の好きな先生らしいが、えらいわあ。

 

火曜日は胃接合部のESDをした。十二指腸にポリープが2個あり、それをEMRしてから行った。呼吸性変動が強く難渋したが、1時間かからずに切除可能であった。その後、後輩の大腸ESDの指導をした。本日がデビューだったが、なんとか完投した。 

火曜日はそのまま当直だったが、5時になってすぐに転送の電話がかかってきた。ものすごく偉そうな態度の医師で、どうして送る方がこんなに偉そうで、受ける方が低姿勢なのだろうと不思議に思った。

最近、当院は断らない救急とやらでよくメディアに取り上げられている(救急部がメインで僕らにはあまり関係ないけど)。断らない救急ともいえるが、断れない救急という側面もある。救急は何があっても断るなと上からのお達しがある。

もちろん、その高邁な精神は素晴らしいし、可能な限り受けるべきであるとは思う。しかし、中には???と思うような転送もあるし、基本的に当直帯や休日は一人で対応しているので、転送を4~5件言われると限界があるなと感じることもある。

 

しかし、どうしてあんな失礼な態度の転送を受けないといけないのかと腹立たしく思う。僕が後期研修医の時に、当時勤務していた病院から当院に転送する時は結構上から来られたが、それでも送る方だからとぐっとこらえた。

しかも、今回の転送(腹痛)、消化器疾患ちゃうかったし。

腹痛だから消化器って安易に考えず、どうせ断れないんやから救急部でまず受けて対応してほしいわ。

‥ほんまどないやねん。

 

始まりは最低だったが、ちょっといいこともあり、それで気分は和んだ。その後は緊急内視鏡こそせずに済んだが、色々コンサルトをされ2人入院させた。しかし、0時まではばたばたしていたが、それ以降は落ち付いており、数時間寝ることができた。今日は一日カメラの日で件数もまあまあ入っているため、夕方まで帰られなさそう。