生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

なんやかんや言って色々やりたいんだろうな

消化器内科と言ってもやることは多岐にわたり、すべての医師がすべての処置を行ったり、すべての領域に精通しているわけではない。

各領域を球技にたとえてみると、僕はセパタクローはプロ並みに行え、野球、サッカー、卓球、ラグビーもそこそこ行える。前の病院ではセパタクローをメインでやりながら、野球もセミプロレベルでやり、サッカー、卓球、ラグビーもアマチュアにしてはうまいというレベルでは行っていたし、それができる環境にあった。

大学病院にうつって、セパタクローは少し行えたが、野球は見ているだけ、サッカー、卓球、ラグビーは教室自体がやってすらいない(細分化されていて別の教室がやっている)。前の病院では細々やっていて、正直苦手だったゴルフがそのうちメインになっていきそう。

前の病院と比べて、手を動かす機会はぐっと減ったが、そこで楽になった、よかったと思うかと思いきや、もっとやりたいという気持ちが出てきたのは意外だった。バイト先で内視鏡をするのが結構楽しい(やった分に対してそれなりの対価が支払われているというのもあるが)。

大学病院ならではの煩わしさもあり、またへこむ出来事もあり、ちょっと萎えている。早速学生の試験問題を作れという指令が来たのも大学病院らしい。あと、残業を一切管理してない(ということは残業代もでない)というのは驚いた。とんだブラックだ。

諸事情があり、消化器の救急は全く受けていないが、救急を断れない3次救急病院にいた僕にはそれも物足りなく感じる。なんやかんやで緊急内視鏡は好きだった。うまくいった時に一番命を救う手助けができたと実感できた。

大学病院の3本の柱は教育、研究、臨床というが、赴任してみて僕はつくづく臨床に偏った医師だと思う。研修病院にいたので、教育もそこそこやっていたが、それは消化器の専攻医の指導がメインで、学生にはほとんど行っていなかった。臨床研究ならまだしも基礎研究は全く未知だし、これからするつもりもない。

 

石の上にも3年というが、とりあえず3年は頑張ろうと思う。しかし、いつかはこの環境になれるのだろうか。なんか暗いブログになった(笑。

実際、医師はいい人が多く、そこにストレスはあまりない。正直、難易度が高い大学ではないが、そこに対するコンプレックスを感じることがあるし、それを言われたこともある。月曜日に歓迎会があり、それを払拭する意味も込めて挨拶で自分の経歴を簡単に(さすがに高校留年のことは言わなかったが)話しておいた。今回はあまり緊張せずに自分にしてはまあまあうまく話せた。

日本トップクラスの難易度の大学出身の医師も多くみてきたが、処理能力は確かに難易度と相関すると思う。研究も関連あるかもしれない。しかし、臨床や内視鏡技術に関しては大学の難易度は相関が低いと思う。僕が指導してきた中で内視鏡のセンスが一番あった医師はこの大学出身だ。

 

今日の体重は75.2㎏。週に何回かだけ、おにぎり+プロテインを復活させた。