先週、胃瘻を作った。内視鏡でのアシストは何度もやっていたが、術者になるのは12～3年振りだった。僕が作っていたころはpull法、push法がメインであったが、内視鏡を2度挿入する必要があり、この方法では胃瘻カテーテルが口の中を通るため、創部の感染が問題となっていた。
最近はダイレクト法という方法が主で、内視鏡を1度挿入するのみで作成できるが、その代わり処置が若干野蛮になる。下の先生にアシストしてもらいながらなんとかうまく作成できた。
胃瘻作成の是非がいろいろ言われているが、栄養補給の経路としては点滴より優れているのは間違いない。腸は使わなくなると、機能が低下し、表面も荒れてしまう。
我々としては依頼があれば粛々と作るのみだ。
日曜日は病院で仕事をした後に、娘のマリンバのコンサートを見に行った。子供たちはおまけであり、1曲しか演奏しない。時間ギリギリに会場に着いたが、ほぼ満席であった。娘の演奏が終わったら帰るつもりであったので、立ってみていた。
家で練習していた天国と地獄を演奏していたが、失敗せず上手に演奏していた。ドレミも書いていないマリンバをどうして間違えずにあんなスピードで演奏できるのか、何度見ても不思議で仕方ない。
夜に帰ってきて、演奏後のプレゼントがなかったことを責められた。他の子は、身内から花が送られていたらしい。これまでは友達がちょこちょこ見に来てくれていたので、何かしらもらっていたようだが、そんなことはつゆ知らず。帰ってきてぐずぐず言っているうちに泣き出してしまった。
‥妻も一言言ってくれればいいのに。見に来るように言った割にチケットもらってなかったし。
今日機嫌を取るために食事に行き（ステーキを食べたいといい、たっぷり食べていた）、本を買い、おもちゃ（たまごっち‥。また流行ってんのかね？ 結構高かった）を買わされた。
僕は断捨離が下手だが、この3連休で本をかなり捨てた。文庫本がメインだが、ざっと350冊ほどあった。しかし、まだまだたくさん本はある。この勢いで前病院から持って帰ってきて、家に置いてある医学書も捨てようと思ったが、100冊以上捨ててきたせいか、ここはあまり捨てられず。研修医時代に使っていた古い本もあり、今となっては中身は使い物にならないが、思い入れがあり捨てられなかった。
実家に甥っ子が帰ってきていて、僕が置いていった本を欲しいといったので、結構あげた。文学が好きらしく、くらくら日記、指輪物語、宮本武蔵、我が闘争などを希望した。
今日の体重は77.8㎏。かろうじて77㎏代へ戻った。
