生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

セミナーはインターネット開催を熱望する

8月18日は内視鏡学会セミナーで岡山へ。行きに駅できっぶを購入した後、売店で本を見ていたら肩を叩かれた。振り向くとそこには異動先に言われていた病院の部長がいた。

「おお、久しぶり、ほんま困ってるで。」 僕が異動を断った件だろう。顔は笑っていたが、どきっとした。

「本当に申し訳ありません。」と謝罪しておいた。セミナーに行くんか?と言われ、そうですと答えた。ちょっと買い物してくるわと言い、飲食品コーナーへ行かれたので、待っといたほうがいいのかなと思いつつ、しばらくして僕もコーヒーを買いに行った。はぐれようとしたわけではないが、長蛇の列ができており、はぐれてしまった。決してはぐれようとしたわけではない。

 

改札をくぐって待合場で本を読んでいたら、僕が乗る新幹線が到着するアナウンスが聞こえた。少し慌ててホームへ向かったら、新幹線が対面のホームに来ている。

はっ、いつもの癖で東京行のホームへ来たが、今日は逆だった。全速力でエスカレーターを下り、対面のホームへの階段を駆け上った。なんとかぎりぎり間に合った(遅刻してきた人は結構いたので別に乗り遅れても大丈夫だったんだけど)。

飛び乗った車両は自由席だったが、結構空いており、指定席を買って損したと思いつつ息を整えながら指定席へ。

 

岡山へは無事に到着。会場のホテルは駅からすぐだった。横浜と岡山に会場があり、岡山会場がメインで、横浜会場は中継らしいが、岡山会場も2つに分かれており、1つは本会場でもう1つは中継会場だった。僕は申し込んだのが遅かったせいで中継会場であり、しかも後ろのほうだった。

高輪プリンスであれば、スクリーンが上の方にあり、後ろでもよく見えるが、今回は小さな会場であり、スクリーンの下1/4は人の頭で全く見えなかった。席も3人掛けで隣とのスペースもほとんどなく、幸い真ん中席ではなかったが、快適では決してなかった。

9時前から4時過ぎまでトイレ休憩以外はずっと講義であり(昼食時もランチョンセミナーがあった)、日曜日になんでやねんと切なくなった。

内容は興味深いものが多かったが、いかんせん詰め込み過ぎで30分ほどで次々いろんなネタが講義されており、処理するのがしんどかった。途中で何度か意識を失ったけど。専門医や指導医の取得に必須であるため、皆受講しているが、そうでなければ15000円払って、貴重な日曜日をつぶして、交通費を使って(人によっては宿泊しているだろう)、どれだけ来るのだろうか。必須でなければ、近場でないと僕はいかない。

 

というか、これだけインターネットが普及しているのだから、ネット講義でええやん。受講したかどうかはe-learningで確認すればええし。

無駄な交通費や宿泊費も使わなくてもいいし、会場を借りる費用もいらない。

岡山会場だけで700~800人来てるって言ってたから、岡山会場だけで1000万以上集まっている。某内視鏡メーカーがスポンサーについているから、弁当代くらいは出ているだろうし(そのためのランチョンだろう。最後にアフタヌーンセミナーという意味の分からないものもあったが、これもスポンサーとの絡みだろう。強制出席だったし)。

いずれにせよ、ネットにすればもっと安くできるし、家できちんと「全画面」見ることが出来る。移動費、移動時間ともに0だ。スポンサーのバイアスのかかったセミナーも聞かなくて済む。

といっても、そうはならないだろうな。大人の世界のもろもろで。あーこわいこわい。

 

帰りの新幹線は満席で、立っている人も結構いた。なんでお盆終わりの日曜日という最悪の日にするのだろう。疲れが増した。