やはり今年も結婚記念日をお互い忘れていて、10日ほど過ぎて僕が気付いた。毎年そうだ。夫が忘れていて妻が切れるという話を聞くが、そういう家よりは楽でいいかなとも思う。13年目に突入したが、毎回お互い忘れている。
ある日仕事から帰ってきたら、末娘がランドセルを買ってもらったとうれしそうに見せてくれた（届いた日の仕事中に何度かいつ帰ってくるの？と電話をしてきた）。少し前に8万ほどする白いランドセルが欲しいと言っていたが、妻に丸め込まれ、昨年の余ったランドセルを希望し、それでこんな時期にもう届いた。値段は多分半分くらい。娘が気に入っているのならいいんだけど‥。
最近当直バイト中にほとんど寝られない。12時を過ぎてからの搬送が結構ある（ひどいときは12時過ぎてから5台救急搬送依頼があった）。前病院の3次救急当直もハードだったが、2次救急病院の一人内科当直も結構きつい。救急隊が悪くないのはわかっているが、未明に搬送されると憎くて仕方ない（笑。
前回の当直でも1時過ぎに眠りについて、3時過ぎに搬送依頼あり。P科がらみで科目外と判断し搬送を断ったが、その後悶々として眠られず。楽しいことを考えようとしたが、こういう時に限ってわしは江戸末期の義士かとばかりに義憤に駆られてしまい（義憤は言い過ぎで大部分は私憤だが）、余計眠られなくなってしまう。
眠れないまま、ベッドで悶々していたら5時過ぎに病棟で急変ありとコール。高齢の方のCPA（心肺停止）で、DNAR（心肺蘇生しない）は説明されただけで確定していないとのこと。病棟に行くとナースが心マッサージをしていた。10何年振りかに挿管を行ったが、残念ながら救命できず。
その間、主治医へ全く連絡せず、死亡診断書も僕が作成した。僕自身は大学病院も含めて、主治医が看取る病院にしか勤めたことがないので、働き方改革に沿っていると思う反面、自分が主治医であれば何か釈然としない気持ちも抱くだろう。付き合いが長い患者さんが亡くなった時は辛いし、自分で見送りたいという気持ちもある。
一段落ついたら6時過ぎに今度は救急隊からCPAの搬送あり。200床クラスの2次救急病院で、かつ内科の常勤もそろっていない病院でCPAを受けるのは荷が重いが、以前一晩に3件CPA依頼がきて、すべて断ったら注意されたので、今回は受けた。
かなり高齢で基礎疾患があり、この病院に通院していたが、緩和ケアも含めて何の治療もされておらず。DNARの説明もなし。本当は詳細を書きたいくらいひどい話だが、守秘義務に引っ掛かりそうなので自重する。こちらも残念ながら救命できなかった。
‥多少ペイが下がっても寝当直がしたいなあ。やっぱり夜は寝んとあかんわ。当直をするたびに寿命が少しずつ縮まっている気がする。
今日の体重は78.1㎏。来週は沖縄旅行だ。また増えるだろうな。
