生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

とうとう大学病院にもマスク不足の波が‥

漸く五十肩のリハビリが終わった。最初に痛くなってから2年近くたつ。右が治ったと思ったら今度は左(笑。まだ突っ張った感じは残っているが、日常生活にはほぼ支障が無くなった。びびりながら懸垂を再開しているが、10回出来るようになっていたのにパーシャルで3回(さすがに怖くてフルレンジはトライできない)くらいしかできなくなってきている。

昔懸垂が1回もできなかったころ、家に懸垂台がなかったのでジムで懸垂台にぶら下がるところから始めた。誰も見ていないと思うが、首をかしげて肩を回しながら痛いので上がらないというしょぼい演技をしていた。それを繰り返すことでいつのまにか1回出来るようになり、回数も伸びていった。今は懸垂台が家にあるのでしょぼい演技は不要だ(笑。

 

火曜日に行ったESD検体の容器にシールが2枚貼ってある(もう1枚は中断した患者のもの)ので、いったん差し戻すと金曜日に病理部から電話がかかってきた。最初は意味が分からなかったが、ナースが間違えて2枚貼ったらしい。

1人はESD自体中断したので検体があるわけなく、取り違えようがないのでそう言ったがそれでも受け取るわけにはいかないと。杓子定規すぎるやろ、ロボットか、お前は?そもそも俺じゃなくて内視鏡室に言うことやろ、といらいらいらっとして、はいはいはいはいと連呼して電話を切った。実際、内視鏡室が処理することであるので、僕にはその後何の連絡もなかった。

そもそもなんで火曜日にESDした検体を金曜日に病理医がまだ見てすらいないねん。前病院でも火曜日が僕のESD日やったけど、大体は金曜日には結果が返ってきていたし、退院までに病理の説明ができていた。大学病院は2週間以上かかり、入院中に説明できることはない。先週やった筋層を削った食道ESDの人の結果も、すでに退院しているが、もちろんまだ返ってきていない。

前病院も規模としては大学病院クラスであるが、病理医の数は大学病院より圧倒的に少ない。それでも結果が返ってくるのは断然早い。大学病院では臨床以外に研究、教育、外勤が必要であるにしても遅すぎる。怠慢といっては言い過ぎだろうか。

 

大学病院にもとうとうマスク不足の波がやってきた。ある程度備蓄しているが、入荷が遅延しているのでマスク着用方針を提示し、それ以外の使用は控えるようにというお達しが回ってきた。

僕は研修医のころからマスクをずっとしているが、それは感染予防が主眼ではない。正直サージカルマスクの予防効果は限定的だと思っている(そのため結核やその疑いの患者の部屋の入室時にはN95マスクをつけるが、とてもずっとつけていられるものではない)。どちらかといえば、感染源となりたくないという思いの方が強い。後は臭いの予防だ。僕自身のくさい臭いをまき散らしたくないし、くさい臭いを嗅ぎたくない。

お達しには新型コロナウィルス感染症患者と接触する可能性がある職員は着用、咳エチケットに基づく着用、標準予防策、飛沫感染予防策に基づく着用とあるが、前2者は限定されるが、最後の項目は医療従事者なら結構当てはまっていると思われる。

今のマスク状況はちょっとしたヒステリーの様態を呈している。マスクを買い求める人とそれに便乗して高い値段で売りつけようとするハイエナたち。

よいことではないが、マスク交換の頻度を減らしてはいる。しかし、研修医からの習慣をそう簡単に変えることは難しい。

 

今日の体重は78.2㎏。一進一退だ。