生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

しくじり世代を読んでの雑感

今日は祝日だが、病院が普通に開いていた。なんとなく納得できず、有給を行使した。子供らを連れてファミレスに昼食に行った以外、外に出ず。

‥日曜日も息子の塾の迎えに行って、そのまま昼食に行った以外は外に出ていなかった。いずれも車だからほとんど歩いていない(笑。

 

 最近、この本を読んだ。

ドキュメント しくじり世代: 団塊ジュニア・氷河期中年15人の失敗白書

ドキュメント しくじり世代: 団塊ジュニア・氷河期中年15人の失敗白書

  • 作者:日野 百草
  • 出版社/メーカー: 第三書館
  • 発売日: 2019/07/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 上記本によると1971年~1974年生まれはコア団塊ジュニア世代、1975年~81年代はポスト団塊ジュニア世代というらしい。僕はコア団塊ジュニア世代(うちの両親は団塊より少し前の生まれだが)で、まさにこの本に取り上げられている人と同世代だ。

共感できるところは多々あった。この世代は40を過ぎても子供っぽい人が多いと記載されているが、まさに自分がそうだ。子供の頃、40代どころか、30代でもすごい大人だと思っていたが、自分がその年を迎えてみて、あまりに幼稚臭いので、実はあの人たちも幼稚臭かったのかと思っていた。が、そうではなくて我々の世代が子供っぽいらしい。

同世代人口が多く、僕の通っていた高校は1学年17クラスあった。入学式で入学者が777人と言っていたのが印象的だったので、一クラスあたり45人換算となる。この本によるとこの世代が受験するころの大学の数は今の1/4で定員も少なかったらしい。それゆえ入試はシビアで、どこの大学にも入れないという層も珍しくなかった。苦労して大学に入っても就職するころはバブルがはじけて氷河期だ。そんなこんなで色々こじらせて、この年になって学歴厨になってしまっているものもいるらしい。

40過ぎて10~20代の相手と結婚したい、出来ると思っているものも取り上げられていた。その自己肯定感と自己評価の高さはなんなんだ?とある意味羨ましくなるが、その大半は自己評価の基準がぶっ壊れているだけだ。アラブの石油王ならワンチャンあるだろうが。

‥なんて偉そうに言っているが、僕自身、40越えてから女子高生か女子大生と結婚すると結婚前に言っていた。ネタっぽく言っていたが、本音と願望が皆無かというと、そうは言いきれない。

‥去勢して宦官になればいいのにと自分でも思う。

まだ若いうちになんとかレールに戻ったが、そうしなければ僕は子供部屋おじさんになっている可能性が高い。僕に毎日スーツを着てする仕事ができるとは思えない。肉体労働もきつくなってくるし、年齢ではじかれて中々雇ってもらえず、部屋から抜け出すことができないだろう。

 

我々の世代が抱え込んでいる闇を抉り出していて、目をそむけたくなるような記述もあったが(盛ってるんちゃうか?と思いたいくらい)、その闇は不味くとも濃密であり、ある意味癖になる。面白く読めた。

しかし狭い範囲の世代を対象にしていて、その世代から外れている人からすればどうなのだろう? 10歳下の妻や子供らは興味を示さなさそう(笑。が、こういうニッチな本は貴重だ。

 

今日の体重は78.5㎏。動いていないのにちょっと減った。