生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

痛がりさん、いらっしゃあい。いや、こんでええ。

バイト先のCSでの話。内視鏡挿入前に指で肛門にゼリーを塗って、指診をする(ジギタール)がこの時にあえぎだした。ちなみに40代、♂。

「あっあっ、ああああああ。」

AVで女優よりうるさい男優がたまにいるが、そのレベルだ。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫じゃないですぅ、あっあっああああ。肛門が痛い。」

‥嘘やろ、ゼリー塗ってるだけやで。肛門が特別きついわけでもないし。1万件以上CSやっているが、数年に一人レベルの騒ぎ方だ。そしてジギタールで騒ぐ人は例外なく痛がりだ。痛みの受容度合は人それぞれだが、僕の経験から帰納すると男性より女性の方が痛みに強い。

大腸内視鏡を挿入したところ、案の定10㎝も入ってないのに痛い、痛いと騒ぎだした。これははっきり言って僕の責任ではないし、自分の未熟さで痛がらせた場合は申し訳ない気持ちになるが、この時は正直不快な気持ちになった。

「痛い、みんなこんなに痛いの我慢してるんですか? あっ、なんか出る。うOちが出るぅぅぅ。」

笑いそうになりつつもいらっとしたが、ナースがこう言ってくれた。

「いや、OOさんは敏感ですねえ。」

敏感とオブラートに包んでくれたが、実際はただの痛がりだ。

 

過度に痛がる人にはこう言うことにしている。

「無理やと思ったら言ってくださいね。拷問じゃないんですぐやめますから。」

それがお互いのためだ。今回はこう付け加えた。

「うOこは出ませんよ。空っぽになってますから、カメラからガス入れてるからしたくなるだけで、ガスと液体しか出ないんで遠慮せず出してください。」

 

騒ぎながらもなんとか5分ほどで盲腸に到達することが出来た。検査後「次からは楽にできますね。」と言った。

‥どういうこと? わしが下手やってか? 名誉のために言っとくと(ニッチなブログやから書くけど)、今まで行った病院では大体上手いって褒められてるし、大腸内視鏡で僕を指名してくる人は結構いるんやぞ。前病院から僕の内視鏡を受けたいと言ってついてきた人もいるし、といらっとしたが「鎮静しないと変わりませんよ。次は必ず鎮静でやりましょうね~(みんなのために。僕がすることはもうないだろうけど)。」というにとどめた。

この病院も鎮静は使うが、痛み止めは使わない(ペチジンは本当にいい薬でなぜ導入しない病院があるのか不思議で仕方ない)し、ゼリーはキシロカインが入ってないものしか出てこないが、それにしても痛がりさんだった。

 

ケイマンが届いて1週間たった。回転数が低い時にスカッとなる気がする時があるし、たまにブレーキから変な音がするが、批判のある4気筒ターボの音も僕は好きだし、高速の合流などで踏み込んだ時はエンドルフィンがじゅわっとでる(笑。概ね満足している。

水草一氏の作品にポルシェは勝負を挑まれるが、フェラーリではそういうことはないというようなことが書いてあったと記憶しているが、実際2回ほど絡まれた。

‥うざい。大人な僕は「サーキット行け、バーカ。」と思い、相手にしない。本気を出せばちぎれるし、と妄想でちぎっておいた(大人?)。