生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

本当は今すぐにでもさよならしたい

昨日は内視鏡バイト→当直。当直バイトでは検食が出る。他の先生は食べないと言っていたが、僕は普通に食べる(なんか恥ずかしいんで皆と同調して食べてないふりをした)。病院食なので味より栄養が優先されるが、昨日の炊き込みご飯は美味しかったので、とても美味しかったですとコメントしておいた。

舌が肥えていないせいか、大体の食事を美味しく感じるが、これはむしろ幸せなことだ(笑。

ほぼ寝当直のはずだが、2時に救急隊からコール。吐血、39度の発熱との触れ込みだった。僕自身は内視鏡的止血は散々やってきたし、正直大概の出血は止められる。が、病院が緊急内視鏡に対応していないし、しかも発熱していてCOVID-19も否定できない。断らざるを得なかった。

寝ようかと思ったが、変に目が覚めてしまった。2時半に病棟からコール。NGチューブを抜いた患者がいると。そんなもん朝に入れなおせばええやんと思い、そういうと点滴の指示をくれと。

あのさあ、あなた夜中に水分持続的に飲む? そんなことしたらおしっこ止まらんで。点滴を持続でするってのはそういうことよ。

点滴は不要だと伝えた。持続で重要な薬を投与しているのならともかく、単味の点滴ってポカリと変わらんよ。

少し寝たと思ったら5時過ぎに発熱患者の指示に不備があるとコール。指示を出したが、さすがにもう寝ることは諦めた。

 

 

先日、教授面談があった。全員(院外の人も。他県から来て2分で終わったという人もいた)対象で、今後の意向などを聞かれる。

去年は慣れたか?、給料増えたか?などと当り障りのない理由だった。自分の希望を所定の用紙に書いて渡すが、今年は後1年前後で市中病院に戻りたい、管だけでなく色々やりたい、臨床に専念したいと書いた。

教授はそれを見て少し驚いていた。大学が気に入っていると思っていたらしい。僕は臨床にしか興味がなく、研究もできない(とオブラートに包んだが、そもそも興味がない)というと、学位は?と聞かれたので、正直いらないのだがとれるように努力はしますと伝えた。

教授は公的病院で上に行こうと思えば学位と専門医はいるだろう?と言っていたが、専門医はともかく、学位は???だし、そもそも僕は上に行きたくない。というか、上に立って引っ張るタイプではないし、誰かの下で好きなこと(=内視鏡)を黙々とやっていたい。

上に行っても責任が増えるばかりで給料は増えるとは限らないし。前病院の部長が羨ましかったのは個室をもらえることくらいだ(笑。

 

で、どうするか考えているのか?と聞かれたので、大学に赴任する前に声をかけてもらった前前病院に戻ることも考えていると伝えた。1回蹴飛ばして申し訳ない気持ちも(少し)あり、1年くらいお礼奉公?してその間に医局のしがらみのない病院をゆっくり探そうと思っていた。

すると、教授が色んな病院を提示してきた。私立大学なので、開業医の子弟が多く、なかなか関連病院の部長として送り込める人材がいないようで、開業医の子弟でもなく大学で登っていこうという気もない僕は適当なのだろう。

僕としては臨床に専念出来て、可能であれば消化管だけでなく、肝胆膵なども広く浅く診ることが出来、そして給料が多ければ言うことはない(笑。

大学では消化管だけだし、救急も少ないので自分の実力の半分も出せていない気がする。今まで得てきた技術が錆びつきそうで怖い。

 

今日の体重は77.9㎏