昨日は当直。AM1時ごろに吐血が搬送されてきた。肝硬変で他院フォロー中で、食道静脈瘤破裂の既往あり。
聞くところによると4日前から毎日吐血していたとのこと。もっと眠い時間なら、なんでもっと早くこーへんねんといらっとするところだが、このまま自然に止まってくれないかなと思う気持ちもわからないでもなかった(やってて思うが、食道静脈瘤の緊急内視鏡はとてもしんどそう。太いオーバーチューブを入れられるし)。
救急隊はかかりつけの病院にまず搬送を依頼しているが、さくっと断られていた。かかりつけの患者が吐血した時くらい、担当医を呼び出せないものなのかと疑問を抱く。
こういう場合は、3次救急を標榜し、救急を断ることができないうちの病院に搬送されてくる。たらい回しという言葉は好きではないが、実際5病院以上断られて、搬送されてくることも時々ある。1時間以上かかる他の市からの搬送もある。
緊急内視鏡を行ったところ、胃の噴門直下のF0 varixから出血していた。オーバーチューブを入れて、いざ止血しようとデバイスを付けて挿入したら、出血が止まってしまい場が分からなくなった。
恐らくこのあたりであろうと思われる部位に赤色栓があったので、EVL1個で止血。入院の指示を出し終えたら2時過ぎであったが、そこからは幸い呼ばれず4時間ほどは眠れることができた。
今日は一日内視鏡であったが、午前中は後輩が来てくれたのでまかせた。午後は大腸内視鏡だが、1分43秒、1分47秒、1分21秒でTCS。おお、今日は快調だな(2人は大腸癌術後だけど)と思っていたら、後輩が来てくれた。
後輩に検査を委ねたところ、それまで簡単な人ばかりであったのに、次は小さなおばあちゃんで、腸の屈曲が強く、とても難渋していた。途中で交代したが、確かに難しく、一旦脾彎曲まで戻って再挿入し、なんとかTCS。
最後に、自分の指定の人が来たので行ったが、3分34秒でTCS。難しい症例が後輩に行ってしまったが、こういう症例をこなす方がうまくなるよと慰めておいた。そういいつつ、簡単な腸の方が好きだけど(笑。
今日の体重は79.1㎏。当直で起きていると、運動していなくても、カロリーは消費しているようで、体重は減った。
膝の痛みはよくなったが、また痛む可能性があるので、膝のサポーターを買った。つけて10分ほど縄跳びをしたが、今日は痛まず。今まで裸足でやっていたので、室内用のシューズも注文した。
明日からJDDWが始まる。明日は研修医の時の同期と後輩とで焼肉を食べに行く予定で、明後日は同じ領域に携わる医師たちとの親睦会?に参加する予定。外食が続くが、食べ過ぎないようにしないと。