生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

強制された学会発表の準備は労働時間か、否か

先ほど、フォートナイトで野良スクワッドをやっていた。最初は、皆で草むらに隠れたりして変なパーティーだなと思ったが、結構強者ぞろいで一人もかけずに優勝できた。野良スクでは大体はすぐ死ぬ者が多いが(僕も含めて)、たまにこういうことがある。

 

今週は久しぶりに食道ESDを行った。切ってみると意外と大きくなり、亜全周となった。偶発症は起こらず経過良好だが、2時間近くかかった。

 

いよいよ、gastro2018が迫ってきたので、ポスターの印刷を頼み、本日出来上がってきた。

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なんかそれっぽく見える。日本の総会に出したネタで、主題は英語で作成する必要があり、それをほぼそのまま流用したので、2日で完成した(しょぼいミスがちょいちょいあったけど)。

消化器系の学会は最近ポスターが電子ポスターとなってきており、規模の小さいオーラルと化しているが、海外学会はまだ紙や布のところが多い。病院で一枚まではタダで布に印刷してくれるので、それを利用した。

電子ポスターは正直好きではなく、昔ながらのポスターのほうが好きだ。学会で特に聞きたいセッションがない時はポスター会場をぶらぶらして興味があるポスターを読むのが結構好きだったが、電子ポスターになってからは見にくくなった。

 

www.asahi.com

一部抜粋。

厚労省は、使用者の指示による業務を労働とすることを原則とし、時間外の業務上必須でない自由な意思の研鑽は労働時間にあたらないと整理。学会や勉強会の参加、本来業務と区別された論文執筆などは、職場で奨励されていても強制ではなく、自由意思のもとであれば労働時間にあたらないとした。」

‥学会や勉強会の参加を強制されていたとすればどうなるのだろう? 当科では、専攻医の地方会の発表は部長によってdutyとされているし、その指導にスタッフが必ず付く(今回は4人指導したが、次は3人指導でかつ自分も発表する)。予演会も参加を義務付けられている。

そもそも地方会が多すぎる。消化器病学会と内視鏡学会併せて年4回は多すぎる。さらに総会が年に2回ずつ(そのうち1回はJDDWで同時期にやるが)ある。肝臓学会やその他の学会も入れるともっと多い。

 

学会発表も、これは大変珍しい症例だとか、こういう風に治療を行ってうまくいったなどは出すべきだと思うし、それにとどまらず、論文化するべきだと思っている。僕自身人前でしゃべるのは苦手で嫌いだが、学会発表はそこまで嫌いではなく、これまで研究会も合わせれば50回以上喋っていると思う。

しかし、出すべき症例がないのに、無理矢理絞り出して発表させるのは正直同意できない。しかし、当科の部長はとにかく出せ出せと言って、ネタを持っていない専攻医にはしょーもない症例を発表させる(僕も昔それで苦しんだ。北海道の学会だったのでそれだけが救いだったが)。いつもよその病院は何題しかだしていない、うちが一番多いと言って悦に浸っているが、そんなん他の誰も数えてまへんで。自涜は見えないところでやって欲しいものだ。

 

実際強制されていても、自由意志とされて時間外労働とは認めないというところに収束していきそうだ。みなし残業と同じだ。

僕は仕事が終われば、とっとと帰りたいが、特に仕事がないのに家に帰らずに病院にいて残業代をつけている同僚もいる。

早く帰ることに罪悪感を感じさせる雰囲気もよくない。日本人にありがちな滅私奉公を無くさないと時間外労働は減らないだろう。

 

今日の体重は71.9㎏。今日、息子にお父さん、髪の毛減った?と言われた。10年以上前に減量した時も言われたことがある。もともと猫っ毛で髪の毛が細いが、食事を減らしたせいで髪の毛にきているのだろうか。妻に聞いても否定するが、憐れみをかけられているのだろうか。白髪も進んでいる上に、髪まで無くなったら嫌だな~。でも、もっと身体をバキバキにしたいんだけどなあ。