数日前、息子が志村けんのだいじょうぶだぁを見て笑い転げていた。僕も一緒に笑っていたけど。僕が小学生の頃も「８時だよ！全員集合」を見て笑い転げていた。東村山音頭は今でも歌える（笑。40年近く前の話だ。
‥志村けんは偉大だ。こんなに大御所になっても体を張って、何十年も子供たちを笑い転げさせている（おっさんも笑ってるけど）。
今日はまあまあ働いた。午前午後の内視鏡当番の合間に、昨日の夜に転送されてきた小腸出血に対し、緊急小腸内視鏡を行った。ベースにある疾患があり、それによる小腸の異常があった。数年前に同じ疾患の小腸病変を内視鏡で見て論文化した。内視鏡で見たのが 世界初だったので、世界初を強調し過ぎたらreviewerに世界初言い過ぎやと言われた（笑。
‥実は日本語論文では1例あったが、英語で書いたので無視した。
4月から当科の専攻医になる研修医がついていたので、地方会の発表には使えるよ（すでに部長に秋の学会に出すようにプレッシャーをかけられている）と言っておいた。マニアックな疾患で、僕以外あまり興味もないだろうから、僕はもういなくなるけど他に誰もいなければセカンドになってもいいとも言っておいた。
午後に大腸内視鏡を4件ほどやった後に、緊急入院となった術後胃の総胆管結石が当たった。最近は何でも自分でやりたがる胆膵系のDr.が術後胃のERCPをやるようになったので、僕は手を引いていたが、今日はそのDr.の処置が多かったため、部長と他の胆膵系Dr.（術後胃はしない）が相談して僕にと。
自分でやりたがるDr.が怒らないかなと思っていたら、案の定怒っていたらしい。正直、僕を巻き込まないでほしいと思ったが、他にこの処置をする医師がいないので、緊急DB-ERCPの段取りをした。久々で難渋したが、なんとか胆管選択でき、ESTとERBDチューブを留置した。うまくいかなかったら、またややこしくなるなと冷や冷やだった。
先日、4月から当院の専攻医になる研修医（上とはまた別の研修医）にEGDをさせていたら、終了後その患者が文句を言っているとナースが言ってきた。クレームが続けば、僕に説明してほしいと言われた。正直、特に問題なく終わったので、何についてクレームをつけているのかよくわからなかった。
他の人のEGDを終わらせた後、まだクレームをつけているのでと言われ、説明に行った。内容は細かく書かないが、正直言ってこちらに落ち度があるとは思わなかった。しかし、これ以上こじれると問題だと思い、正当性を主張しつつも不愉快な思いをさせたことについては謝罪し、指導をすると説明した。その場はそれでおさまった。
後日、医事課から電話がかかってきて、その患者がまたクレームをつけてきているので、経緯を聞きたいと言ってきた。
医事課に行き、経緯をまとめた用紙を見せられた。そこには若い男女の医師と40代の医師（わたくし）が部屋に入ってきたその患者の身体的特徴を見て大笑いしたと書いてあり、思わず椅子からずり落ちそうになった（嘘だけど）。
正直、そんな身体的特徴には気づきもしなかったし、何かを話していて笑っていたかもしれないが、患者を誘導してきて全員が笑っていることなどありえない。身体的特徴を見て笑うなど、医師の前に人間として失格だ。そんなことをするわけがない。そもそも若い男女の医師ではなく、一人はナースだ。
EGD後に大笑いしていた40代の医師（わたくし）が説明にきて、
土下座をして謝罪したとも記載しており、もう一度のけぞりそうになった（これも嘘）。
僕は体がでかい方なので立ったままで威圧感を与えてはいけないし、その患者は座っており目線を合わせた方がよいと思い、しゃがんで経緯を説明していた（初々しいころの僕はベッドサイドでしゃがみこんで患者と話していたが、最近は立ったままだ。反省）。それが土下座ととられるとは思いもしなかった。鎮静剤を投与して検査していたが、覚醒が不十分だったのかもしれない。
良かれと思ってやったことがあだとなった。若い二人の男女は医師になってほしくない（だから一人はナースだって。もう一人は既に医師だし）とまで書いてあったが、それは言い過ぎだ。
配偶者まで出てきて、院長や行政にも文句を言うと言っているらしいが、どうぞどうぞとしか言いようがない。訴訟でもなんでもしたらいい。
今度来院した時に、僕も同席して話をすることになったが、感情は押し殺して粛々と事実関係をありのままに説明するのみだ。どうせやめるし、いっそ正論をぶちまけてやろうか。
もうすぐやめるのに、久々の医事課対応に遭遇した。偶発症で医事課対応になった時は苦しかったが、今回に関してはまったく心が動かない。
今日の体重は73.9㎏。肩が痛いが、明日は久々にジムに行く予定。
