生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

担当医御侍史

今週の内視鏡バイトでERCPを施行した。今回は膵癌症例で、膵管のブラシがメインだった。EUS-FNAができる病院ならそれをすればいいのだろうけど、この病院にはないので仕方ない。膵管ブラシを行った後、念のため胆管も造影しておくかと思って試みたが、選択できず。閉塞性黄疸もないため、あまり粘らずに膵炎予防のステントを置いて終了した。

 

今、息子に教えるために英語の勉強をしている。受験生の頃は英文法講義の実況中継とビジュアル英文解釈をメインで使っていて、これらのおかげで僕の(受験)英語力は飛躍的に伸び、大学別模試で英語だけ名前が載っていたし、Z会の六段も持ってるw

自分の中では数学の方が得意だと思っていたが、ムラがあって安定しなかったし、本番でも失敗した。その点英語は安定していた。受験で最も重要なのは英語だと思っていて、息子にも英語を安定させろ、あんなもん外人やったら皆読めとんねんと口を酸っぱくして言っている。僕のリスニング、スピーキングは壊滅的だがw

入試にリスニングのない時代で本当に良かったw

英文法講義の実況中継はいい本だが、さすがに古さを感じるので、他に英文法のいい本が無いかと思って探したら、大岩の英文法という本がいいらしいので買ってみた。確かにわかりやすい。これだけで足りるとは思わないが、基礎を固めるにはいい本だ。

 

先日の外来に紹介されてきた患者の話。某大学病院(母校w)でありとあらゆる検査をされたが異常なく、色々な薬を試されても症状が取れないとのことであった。機能的な消化器疾患が疑われるが、本人が当院を希望したため紹介受診となった。

僕は早期癌、ポリープ、胆管結石などを取るとったど~系や血がぴゅーぴゅー出ているのを止める緊急内視鏡や小腸のマニアックな病気をねちねち見つけることに関してはそれなりに得意だが、機能的な消化器疾患は正直全く得意ではなく(むしろ苦手)、専門でもなんでもない。

それを専門としている(治るかかどうかは置いといて)のは教授であり、なんでこれを僕の外来に入れるのか意味不明だった。もう辞めるのになあと思いつつ診察したら、案の定教授の外来を希望されていた。もうやる検査もなかったし、出す薬もなかったが、EGDだけオーダーして教授外来の予約を取った。

‥過去にも同じようなことがあったが、教授を指名せずに、担当医(先生)御侍史で紹介状を作成するからこんなことになる。わしは受付窓口かw 患者も可哀そう。

御侍史は間違いで侍史だとなんかで読んでから(今回の紹介状も御侍史となっていた。そもそも侍史もいらんと読んだこともある)、侍史を慣習的に紹介状の宛名につけているが、御侍史とか侍史ってなんだ?