生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

なぜ、かわいい子供にそんなことができるのか

目黒の5歳児虐待死のニュースは、心底胸糞の悪いニュースで、憤りを禁じえない。

www.asahi.com

「もうパパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします

 ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおします

 これまでどれだけあほみたいにあそんでいたか あそぶってあほみたいなことやめるので もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいぜったいやくそくします」

5歳の子供がこんなことを書くか? どれだけ追い詰めたんだと思うと、同世代の子供を持つ親として胸が締め付けられる。これくらいの子供なんて天使で、理屈抜きでかわいい。鬼畜の所業としかいいようがない。

 

www.msn.com

今年小学校入学だからうちの上の娘の1個下だが、12㎏と体重は半分しかなく、年中の末娘よりも軽い。全然食べさせてもらえなかったのだろう。

小学校入学に備えて勉強しろと言われ、朝4時に自主的に起きて勉強していたという別の記事を見た。5歳なんてたっぷり寝ないといけない時期だ。昼間に眠くて寝ていたのをみて暴行したらしい、このクズ男は。大人でも眠いわ。

自分が無職なのを棚に上げて何を言うか。お前にそんなことをする権利はない。

 

朝の通勤時に羽鳥慎一モーニングショーを聞いていて、コメンテーターの玉川氏が、この親にこの子と同じ目に合わせたいという趣旨のことを言っていた。普段の発言には共感できないことも多いが、これは感情論なのは重々承知の上、同意する。

こいつが目の前にいたら、自分の内なる衝動に身を委ねてしまう人は少なくないはず。善悪ではない衝動だ。

 

社会の成熟は時にもどかしさを感じさせる。

絶対的に味方であるはずの親(男は血がつながっていないが)にされた虐待は絶望的だったろう。次は普通の親の元に生まれ変わってくることを切に願う。合掌。

 

今日は夜のオンコールのバックアップで9時ごろまで病院にいたが、呼ばれないため、いったん帰ってきた。閉まりかけのスーパーで安くなっている物を買ってきて食事をしたが、さすがに時間が遅すぎて残っている食材が少なかった。

今日の体重は75.7㎏。今日は2週間ぶりにジムに行った。肩の痛みは若干ましだが、以前で来ていた懸垂時にも痛くなり、ほとんどできなかった。一生治らないのだろうかと絶望的な気持ちになる。

11年前<現在<3年前

今週ESD時にひやっとすることがあった。かなりobesityの強い患者で、鎮静を入れてすぐに呼吸状態がやや不安定であった。血圧も200を越えた。

マーキング、局注を行い、プレカットをしたところで患者が暴れ出した。鎮静が効いていないのかと思い追加しようとしたが、モニターを見ると酸素飽和度を拾っていない。顔もどす黒くなっている。すぐに内視鏡を抜くように指示し、オーバーチューブも抜いた。

それでも酸素が上がってこないため、鎮静剤の拮抗剤を入れ、舌根も沈下していたので、経鼻エアウェイを入れた(その時に鼻血を出させてしまった)。血圧と脈は激しく上下した。それでも酸素が上がってこないので、バッグバルブマスクで空気を送り込んだところ、ようやく酸素が上がってきた。

日本人にはなかなかいないレベルのobesityであったため、元々気道が狭いところに、オーバーチューブを入れたことで完全に気道をふさいでしまい、窒息したことが原因と考えられた。

 

その後、状態が落ち着いたため、ESDを再開した。後輩が術者であったが、幸い簡単な場所であったので、そのまま手技を継続させた。翌日EGDを行った際、患者に聞いたところ、前日の検査中にとても苦しかったのを覚えていると言っていた(その前後は記憶がないそうなので、窒息の時は相当苦しかったのだろう)。

過去に当院で同様の出来事があり、その時は不幸な転機をたどった。そのことを思い出し、ひやりとした。酸素飽和度を拾っていない時に機械の不調と思ってしまったが、これは反省せねばならない。

 

今日は大腸内視鏡を6件行い、その後直腸NETのEUS、ESMR-Lの指導をした。大腸内視鏡を行った1人は腸管がかなり長く、他の先生はTCSできなかったり、かなり時間がかかっていた。今日僕は6分で入れたが、3年前の僕は3分で入れていた。その時は軸保持短縮で入れたと記載していたが、今日はpush気味になってしまった。

‥3年前の僕はどうやっていれたんだろう?

 

しかし、他の人で過去の僕が3分30秒で入れた人がいたが、今日は1分代で入れた。

‥3分30秒で入れたのは11年前だけど。

専攻医終わってすぐの自分にマウントとってどうする? しょぼい、しょぼすぎる。

 

今日の体重は76.1㎏。月曜日はなぜか77㎏代になっていた。ピストルスクワットが何となくできてきているが、体が硬くて反対の足がまっすぐ伸びず、不細工だ。

過去の武勇伝は飲み会の席でのネタくらいの価値しかない

今週、年を一つ取った。この年になると嬉しくもなんともないが、子供たちと妻がメッセージカードを書いてくれたのは嬉しかった。

f:id:mfuku4585:20180602221334j:plain

今日はケーキを食べた。このケーキは僕が選んだ。僕は3人兄弟の一番上であり、ケーキの上に乗っている人形やチョコはほとんど食べたことがなかったので、今回はこのチョコを頂いた(笑。子供らにも分けたけど。

 

今日は小学校の運動会だった。とても暑かった。狭い小学校なので、座る場所もろくになく、昼過ぎに限界を迎えて帰宅した。

 

f:id:mfuku4585:20180602221724j:plain

面白カメラマン。

 

f:id:mfuku4585:20180602222328j:plain

f:id:mfuku4585:20180602222341j:plain

娘も息子も頑張っていた。 

 

今週もまあまあ忙しい。月曜日の外来後と火曜日に小腸内視鏡を行ったし、外来日以外毎日大腸内視鏡を行った。ヘルプによく呼ばれるが、呼びやすいのだろう。時々断っているが、それでも呼ばれるということは他の者はもっと断るし、頼みにくいのだろう。

今週は20件近く大腸内視鏡を行った。この調子で毎週行くと年1000件ペースだ。火曜日は6件やった後、ESDの指導をした。胃の病変が2病変あり、さらに食道も1病変あったが、胃の病変をとり終えた時点で9時近かったので、仕切りなおすことにした。

 

木曜日はカンファが無かったので、2年目専攻医とだべっていたが、色々考えさせられた。1年目専攻医が内視鏡にあまり来ないため、それをナースがスタッフにではなく、2年目の専攻医によく言っていたらしい。正直、僕自身は1年目専攻医が来ていないということを知らず、誰かの部屋にいるのだろうと思っていた。

2年目専攻医にすれば、そんなことはスタッフに言ってくれと思っていたらしいが、あまりに言われるため、やんわりと注意したらしい。優しく言ったそうだが、しばらくして号泣してしまい、倉庫に閉じこもって三角座りをしていたとナースから聞いた(不謹慎だが、これを聞いて天照大神の話を思い出した)。スタッフが言うべきところを心労をかけて申し訳なかったと謝った。

 

僕自身専攻医の時は、上の先生の大腸内視鏡を1年見続けた。病気や処置を見るという点ではある程度意味があったが、挿入に関してはあまり意味がなかったと思っている。そのため、1年目専攻医が大腸内視鏡は見ててもつまらないんですよね~と言い出した時、確かに何やってるかわからんやろから、大腸内視鏡はもう少し後でもいいんちゃうか?と言ったことがあった。

それを言質とされてしまい、大腸内視鏡を見学に来ない理由として、僕が来なくていいと言ったからと正当化に使われたとその時に聞いた。うかつなことを言ってしまったと反省した。挿入という点に関しては確かにあまり意味がないが、病気や処置を覚えるという点に関しては意味があるのは間違いない。

 

さらにあまり仕事をしないスタッフの話になった。そのスタッフが専攻医たちに向かって、自分が専攻医のころは週に2時間しか寝ないで働いていたと言っていたらしい。もう一人の専攻医は、自分は週9時間と聞いたと言っていた。週2時間でも9時間でも常識から考えるとありえないが、話をするうちに盛っていったのだろう。

専攻医の信頼を勝ち得るのは過去の武勇伝ではない、見られている背中をどう解釈されるかだ。今現在、仕事をしておらず、誰が見てもサボっているとわかる状態でいくら過去はしんどかった、めちゃくちゃ働いたと言っても説得力は皆無だ。

緩い病院で専攻医をしてきたものもいるだろうが(そういう医師は手技をみれば大体わかる)、普通は忙しいことがほとんどだ。そんなことは言ってもしょうがない。

専攻医のヘルプを屁理屈をつけて断った話を聞いて唖然としてしまった(やや難しい内視鏡処置のヘルプで、当番でない自分が今行くと今後呼ばれるので、当番に頼むようにと言ったそう)。僕自身、仕事のペースは昔に比べて落ちているが、それでも専攻医のヘルプだけは基本的には断らないようにしている。勿論当番外で呼ばれても、手が空いていれば行く。

他にもいろいろ話をし、気が付けば2時間が経過していた。

 

今日の体重は75.9kg。今週久々の75㎏代に突入した。調べてみたら去年の10月以来だった。今日は運動会でお弁当をたくさん食べ、ケーキも食べてしまったが、ジムに行けなかったので、また増えるかも。最も、肩が全く治る気配がなく、ジムに行っても家と大して変わらないトレーニングしかできないので、ジムはあまり関係ないか。 

魔の日直 転送×5は初体験

しかし、日大の対応はひどい。監督、コーチ、学長と出てくる人皆、悪手ばかり打ってくる。危機管理学部の教授はなにをやっているんだろうか。ホモビデオも掘り出されるし。

危機管理学部ってどんな勉強してるんだろ? ちょっと興味がある。

 

今週も引き続き忙しい。木曜日はダブルバルーン内視鏡を2件行い、下剤を飲めない人に経鼻胃管を入れて、そこから下剤を流し込んで大腸内視鏡を行い、別の人に大腸ステントをトライした(適応外だったので入れず)。

金曜日は70mm大上行結腸LSTのESDを行った。前回5時間かかった悪夢が頭をよぎったが、1時間くらいでとれた。前回はIsp polypで厚みがあったため、貫通血管が無数にあってかなり出血したが、今回は出血があまりなく、気持ちよく切除することができた。今のところ経過良好。

ちなみに5時間かかった人も治癒切除であったので、苦労した甲斐があったとほっとした。

 

今日は内視鏡学会の地方会で皆大挙して出かけていった。僕は専攻医一人の指導をしたが、日直だったので参加できず。

当直Dr.からの引き継ぎで、自分の時間帯には入院がなく、引き継ぐ患者はいないが、一人転送を受けているのでその対応をよろしくとのことであった。

カプセル内視鏡でも読影するかと読影したところ、大量ではないが出血があったため、患者さんに電話し、外来を早めて受診するように説明した。

 

読影後病棟を回った後に、たて続けに転送の電話がかかってきた。上の1件を入れると合計5件!

転送は丁寧に受けないといけないとはわかっているが、ついぶっきらぼうになってしまうことがある。今日はそう言うことがないようにと注意していたが、相手に失礼な態度をとるものが一人いた。

受けて当然だろうという傲慢な態度で、言葉づかいも荒かった。受けてやるという風にこちらが思ってはいけないが、なぜ転送を依頼してくるのにこんな態度なのだろうと不思議だった。声の感じでは年配な感じで院長かなんかなのだろうか?

その対応にいらついたことと、あまりに転送が多いため、その次の転送では逆にこちらが失礼な態度を取ってしまった。猛省せねば。関係ないのに申し訳ないことをした。

 

転送の内訳。

潰瘍性大腸炎→入院

黒色便、貧血進行→胃潰瘍出血であり、止血し入院

重症急性膵炎→入院

黒色便、貧血進行→十二指腸angioectasiaであり、止血し入院

総胆管結石で他院でERCP失敗→ERBDチューブ留置し入院

その他にも、入院中の患者がPTPを誤飲したとのことで内視鏡的に除去した。

 

計入院5人、緊急内視鏡4人。このあたりの消化器内科医で今日一番働いたのは僕であるのは間違いないはず。このあたりの消化器救急を支えたのは俺だと思って、自分に酔わないとやってられない。

‥学会出しときゃよかった。

かなり疲れたが、気合を入れてgastroの抄録作成にいそしみ、21時前に病院を出た。

 

今日の体重は76.3㎏。昨日の夜食べ過ぎて胃がもたれているが、体重は横ばいだった。夏に向けてもう少し絞っていこう。

ジェネリックの医師の使用率が低いのと普及を阻むのを関連付けるのは論理の飛躍としかいえない

月曜日は外来後に腸重積の整復のヘルプをした。回盲部の腫瘤が横行結腸真ん中あたりまで来ていた。遊離盲腸のせいだろう。昨日はコロレクタルチューブを入れるヘルプをした。前処置なしのCSを連日行った。明日は大腸ステントを入れる予定。

最近、今週行われる地方会の予演会を行っているが、月曜日に部長が荒れ狂ったらしい。ちょうど腸重積の整復をしていていけなかったが、すごい勢いだったと後で聞いた。今回、僕は一人指導しているだけで、僕自身は日直で行けないので、他人事なのが幸い。

 

日本経済新聞の電子版記事に

ジェネリック普及、阻むのは医師?」

という記事が載っていた。

正直、はあ?と思いながら読んでみた。なんでも、医師や看護師など医療従事者のジェネリック使用率がすべての業種の中で最も低いらしい。

一部抜粋

「医師らは価格の安い後発薬の使用を患者に勧める立場だが、「自分たちが使うのは嫌」という実態が浮き彫りに。保険料負担が上昇し続けている会社員らから強い不満が出そうだ。」

といっても平均が68.2%のところ、医師や看護師、病院の事務スタッフなどを含む「医療業・保健衛生」の使用率は64%だ。2~30%ならともかく、4%の差って有意な差ではないでしょ?

そもそも後発品を勧めるのは医者じゃない、国だ。

 

この記事にはこうも書いてあった。

都内の大学病院に勤務する50代の医師は「新薬を使ってきた患者には切り替えを勧めづらいし、自分でも積極的には使わない」と打ち明ける。」

後半はわかるが前半がおかしい。確かに以前はジェネリックは医師の許可制であったため、こちらが許可しないと変更できなかった。

しかし、今は不許可性で、不許可の時のみ判子を押す。そしてその判子を押すことは僕に関してはほとんどない。それゆえ、門前薬局でジェネリックに変えられていても、知らないことがある。

門前薬局は自分たちでジェネリックを作っているところもあり、それに変えるようにすすめるところもある。真面目な患者さんは、ジェネリックにしてもいいですか?と聞いてくるが、それはむしろ少数派だ。

もちろん拒否したことは無い。ジェネリックの品質に若干の疑問があるのは事実だが、だからといって変更を希望する人を拒むことはしない。

 

「保険料負担が上昇し続けている会社員らから強い不満が出そうだ。」

僕の頭が悪いせいか、この文章がよくわからない。保険料負担が上昇するとしたら医師も同じだ。医師の数が30万前後で、日本の人口が1億2~3千万とすると医師の人口比率は0.25%だ。全人口の1%もいない医師が平均より4%低いからって保険料負担が増加するだろうか?

そもそも医師であろうがなかろうが、ジェネリックを使わないのは自由だし権利だ。

僕自身あまり薬を飲まないが、飲む時は多少高くても先発品を希望する。上でも書いたようにジェネリックと先発の効果が同等かどうかは疑問があるし、なにより後発メーカーが先発メーカーのふんどしで相撲を取っているようにみえて使う気がしない。そうはいってもうちの病院に採用されている薬もどんどん後発品が増えている。

 

医療費の抑制も大事だが、先発メーカーの体力低下も心配だ。ここ数年、研究会が無くなったり、規模縮小が相次いでいる。武田のごっつい買収を見ていると、いらぬ心配かもしれないが(笑。‥株価さがってるみたいだけど、大丈夫かね。

医療費の抑制に関して言えば、薬の処方種類が多いのも問題だ。薬手帳をみせてもらうと驚くほど薬を飲んでいる人が多い。もちろん処方する医師が悪いが、処方を希望する患者が多いのも事実。

「薬はでないんですか?」とよく外来で言われるが、必要ない薬は僕は出さない。

 

‥しかし、こんなことで医師を悪者にせんといてほしいわ。医師を悪者にしとけばいいやという思考停止にはうんざりする。

 

主にアメフトと栗城氏のことを書こうと思っていたけど、日経の記事を見て思わず書いてしまった。

しかし、日大のこれはないわ。

『「1プレー目で(相手の)QBをつぶせ」という言葉があったということは事実です。ただ、これは本学フットボール部においてゲーム前によく使う言葉で、「最初のプレーから思い切って当たれ」という意味です。』

‥いやいやいやいや、小学生でももうちょい気のきいたこと言うで。内部崩壊させようと思ってわざとあほなことを言うてるんやろか。

しかし、そこまでしてあの監督を守らんとあかんのかね。前監督がまた会見をして、改めて指示していないと否定した。逃げ切るつもり? 明日文春砲もあるようだしそれに期待する。徹底的に糾弾する必要がある。

 

プロ下山家として色々言われてきた栗城氏がエベレスト下山中に亡くなった。僕自身、登山は子供の頃のYMCAわんぱくクラブで六甲山に登った程度だが(その時の登山靴を小学校の登山に履いていったら、教師に非難された。ほんとあの教師はクズだ)、登山の本を読むのは結構好きで、孤高の人神々の山嶺は面白かった。

以前彼のまとめサイトを読んでいて、彼のやっていることは、勉強もしないでお金を貰って東大を受け続ける様なものと評されているのを見たが、東大を受けても死ぬことは無いが、登山は命に関わるのが違い、本当に命を落としてしまった。

R.I.P.

 

今日の体重は76.4㎏びんずる先生、肩が治りません。今日は何もしていなくても痛かった。

奈良の大仏はやはりでかい

ネルソンズ面白いのになんでブレイクしないんだろう‥。

 

日大アメフト部の監督の会見で、当の監督が「かんさいがくいんだいがく」と連呼していた。関学関係者にとっては、何回もされている間違いだろうが、「かんさいがくいん」ではなく、「かんせいがくいん」だ(正確に言えば「くわんせい」らしいが、そこまでいくとどうでもいい気がする)。

アメフト経験者なら関学の名前は絶対知っているはずだし、そもそも謝罪に赴く大学の名前は絶対間違えたらあかんやろ。最も僕も「にほんだいがく」なのか「にっぽんだいがく」なのかよく知らないけど。

あの謝罪もなんか、しぶしぶやっている感がでていたし、結局自分が指示したとは言わなかった。責任は自分にあるといいながら、結局何も認めていなかったし、不愉快な会見だった。

 

今日は家族で奈良の大仏を見に行った。数年前に近くで行われた教育講演会に行ったが、その時は東大寺には入らなかったので、子供の時以来だった。

f:id:mfuku4585:20180520215703j:plain

せんとくんとジェームス・でーん。

 

まずは奈良公園へ。

f:id:mfuku4585:20180520215918j:plain

しかせんべいを買ってすぐに襲われている妻。

 

f:id:mfuku4585:20180520220059j:plain

ヘタレな末娘も動物は好きで積極的に触っていた。長女は動物が嫌いで逃げまどっていた。

 

昼食をとって大仏殿へ。

f:id:mfuku4585:20180520220514j:plain

すごい人だった。外人が多く、日曜日なのに修学旅行と思われる学生もたくさんいた。子供のころに来たところで、大人になってから来てみると思ったより狭かったとか小さかったと思うことがあるが、ここは大人になってからでも広くてでかかった。

 

f:id:mfuku4585:20180520220753j:plain

大仏。やっぱでかい。

 

f:id:mfuku4585:20180520221043j:plain大仏の裏。

 

f:id:mfuku4585:20180520221141j:plain

柱の穴。外人観光客も結構通っていた。妻も通りたそうにしていたが、挟まると恥ずかしいので結局通らなかった。僕は子供のころ通ったし、僕より小柄なおっさんが通ろうとして「あかん、無理や」と戻ってきたので、トライすらしなかった。

 

大仏殿の外に病を患っている部位を触るとよくなるという像(調べてみたら賓頭盧尊者像【びんずるそんじゃぞう】というらしい。びんずるで変換できるのに驚いた)があったので、手を精一杯伸ばして右肩を触っておいた。

触る過程で若干肩が痛かったが、僕はびんずるそんじゃ先生を信じている。ジムに行っても、家でやるのとあんまり変わらない筋トレしかできず、家でも懸垂ができず、ストレスがたまるので、びんずる先生本当によろしくお願いします。

春日大社も行こうかと思ったが、しんどくなってきていたし、たぶん子供たちは興味がないだろう(数年前に伊勢神宮に行った時も食べ物にしか興味がなかった。確かに赤福のかき氷は絶品だった)と思い、帰宅の途に就いた。

 

今日の体重は76.8kg。昨日、娘二人と近所のお祭りに行きもろもろ屋台で食べて、今日も奈良の屋台でもろもろ食べたので増えたかと思ったが、よく歩いたため、横ばいで済んだ。

敗血症よりまずは血液疾患だろう / お気にのTシャツが‥

昨日は当直。昨日のうちに1件消化管出血を止血した。その後、腸閉塞のコンサルトあり。WBCがかなり減少しており、腸閉塞から敗血症となりWBCが下がったという推理がなされていた。

CTで膿瘍を作っているわけでもなく、その他イレウス以外に異常なし。ややタキっているが(イレウスで腹痛かったらそりゃタキるわ)、平熱であるし、乳酸は正常でアシドーシスもなく、アニオンギャップも正常。CRPは1代。よくみるとRBCも血小板も下がっており、pancytopenia(汎血球減少)となっている。

ERのDr.は腸閉塞と敗血症を一元的に考えているが、血球減少を来すほどの敗血症にしてはその他のデータがしょぼすぎる。敗血症の有無はともかく、イレウスとpancytopeniaは分けて考える必要があり、pancytopeniaの原因としては敗血症より先に血液疾患を考えねばならないと判断し、ER Dr.にそう返事をしてカルテにも記載した。

 

f:id:mfuku4585:20180518230635j:plain

 

ERの採血では、芽球は見られなかったが、本日の採血で芽球がでており、leukemiaと診断されていた。

 

2時すぎに眠りにつくことができ、6時に尿意で目が覚めた。それ以降眠れそうになかったので、シャワーを浴びた。

朝ご飯を食べた後、何気なくER待機患者をみていたら、EMRを数日前にされた患者が血便で来ていた。EMR後出血か、CSせなあかんなと思っていたら、コンサルトの電話がかかってきた。

GEだけかけて緊急CSをすることにした。同意書をとって待機していると、3次救急に吐血、ショックが搬送されてくると情報あり。ナースよりCSをどうするか?と聞かれたが、ショックをある程度落ち着かせないと内視鏡できないし、もろもろ準備している間にCSは終わるだろうと判断し、まずCSをしてしまうこととした。

EMRした部位は上行結腸、横行結腸と深部であり、TCSが必要であったが、腸管が長く以前部長は18分かかっていた。前処置しないとCSの難易度は跳ね上がるが、それでも10分かからずにTCSできた。

 

ある曜日のCS当番を増やす際に部長しか空いている人がおらず、皆で協議し部長にやってもらえますか?(とにかく件数増やせとはっぱかけているのも部長だし)と言ったら、その日アンギオ当番の僕をCS当番に当てると言ったらしいが、こんな青二才に負けているようではいけないでしょう。もう少し件数をこなした方がいいんじゃないのかね?

アンギオはもうしなくてもいいと言っていたらしいが、確かに件数は減っており、僕の貴重な憩いの時間が無くなってしまった。

 

上行結腸といってもほとんど盲腸よりだったが、EMR後のクリッピングした部位の基部からoozingあり、クリップをかけた。途中でショック、吐血患者のコンサルトの電話がかかってきており、止血後すぐに3次救急へ出張用の内視鏡を持って出かけた。

食道静脈瘤破裂の既往がある人で、病識がなく昨日も酒を飲んでいたとのこと。口頭で内視鏡をすることを伝え、すぐに内視鏡室に取って返し、残りの機材を運んだ。

3次救急で内視鏡をしたところ、食道に凝血塊がくっついており、外すとred plugあり。EVLで止血した。その後9時になったので、カプセル内視鏡を装着し、上記患者の入院の段取りと指示出しをした。

 

普段はあまりガウンを着ないが、緊急CSと静脈瘤などの大量出血(以前噴水のように吐かれた血が直撃したことがある)はガウンを着るようにしている。今回もガウンを着たが、下部の時にガウンが便と血液で結構汚れた。

入院の指示を出していたら自分からほんのり便臭がする。ガウンを通り越してスクラブにも付いたかと思い、スクラブを着替えて再度指示を出していたら、まだ臭い。

‥まさか、スクラブを通り抜けてTシャツへも臭いがうつった? そう思ってTシャツを脱いで臭いを嗅いだら‥。お気に入りのデウスのTシャツが‥。裸でスクラブを着て仕事に戻った。

指示を出し終えて、10時前に内視鏡当番に参加し、14時前までぶっ通しで内視鏡を行い、そのまま病棟へ行き、患者の退院を切り、紹介状も作成した。

そこで限界を迎え、当直明けの午後は帰るようにと励行されていることもあり、病院を出て近所でラーメンを食べて帰った。

 

当院の年間緊急内視鏡が大体800~900と思っていたが、昨年は1000を少し超えていた。1日平均で3回弱だ。日勤帯の緊急内視鏡も含まれるため、当直帯で3回というのは少し多い気がする。

 

今日の体重は76.6㎏。当直中はもろもろ食べたし、今日もケーキを食べたが、ハードな当直だったせいか、体重は増えなかった。