生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

また不祥事‥

今日は、退院を切る患者がいたので、8時前に病院へ行き、その後、ジムへ。以前スピード違反で捕まった道を制限速度+10kmで走っていたら、どんどん抜かされた。不条理やわ。

 

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また医者と医学生の性的不祥事だ。真偽のほどは定かではないが、そのうちの一人が5回逮捕されているという報道には驚いた。普通は1回でアウトだろう。

ここ最近の不祥事で、医師すべてが性犯罪者という荒い帰納をする人はいないだろうが、偏見の目で見られても仕方ない。別の職業で、このような報道が相次いだら、自分自身そういう偏見を持たない自信はない。

 

以下、引用。

『元同級生のAさん(25)は、事件に衝撃を受けつつも、「本当に良いやつだったので、信じられないです」と語る。

「私と柁原は、中学入試で御三家と呼ばれている中高一貫校に通っていました。遅刻や欠席など素行が悪かったり、成績が悪い生徒は、高校に進学する時に“仮進級”という扱いになるのですが、柁原もその一人でした。

成績はよくなかったですし、遊び歩いていましたが、不良というようなタイプではなく、明るく、友達は多かったですね。同級生とよくつるんで歩いていたのを覚えています。ただその後、学内で盗難事件をおこし、公立高校に転入してしまいましたが」

 しかし、柁原容疑者は公立高校への転入をきっかけに一念発起したようで、一浪して東邦大学医学部へと進学する。

「成績はかなり悪いところからの出発でしたので、相当な努力をしたと思います。当時、中学時代の同級生の間で『あの柁原が医学部か』と話題になりましたよ。

医学部入学後も厳しい試験が続きますが、柁原はダンス系のサークルに所属する傍ら、大学の図書館で試験勉強に励んでいたそうです。1年時のカエルの解剖実習にも意欲的に取り組み、医師になるという目標に向け充実した日々を過ごしていたと聞きます。

問題児だった中学時代から“更生”して、医学部に入学したというのはサクセスストーリーですよね。報道されていることが事実なら、本当にもったいないことをしたと思います」

 柁原容疑者は、松岡容疑者と交友があり、先輩後輩関係にあったという。前述の同級生は、「中高時代から女性関係はいろいろあるようでしたが、性格は優しく、無理やり犯行に及ぶような攻撃的なタイプではなかったと思います。もちろん事件が本当だとすれば許されることではありませんが、先輩たちの悪い影響を受けてしまったんでしょうか」と話した。

 東邦大学は「事実関係を確認中」としているが、有罪が確定すれば柁原容疑者が退学処分になる可能性は高い。一度は更生したと思われた青年の歯車は、どこで狂ってしまったのだろうか。』

彼ぐらいで更生と言われるのなら、仮に僕が犯罪をおこせば、どう言われるのだろうか(以前、中学の同級生から、同窓会の誘いが来た時に、おまえ、今何してんねん? いや、皆まで言うな、ポン引きやろ?と言われたことがある)。

【一度は更生したと思われた】という文章からは、表面上だけの更生で、実際は更生しておらず、結局本質は変わっていなかったというに僕には読める。一度堕落したものは、結局はまた堕ちていくのだというニュアンスが読み取れるのは僕の被害妄想だろうか。

性犯罪とそれ以外の罪悪を混同しているように見えるが、そう単純なものだろうか。犯罪の成因は一元的なものではなく、性犯罪(強姦)と窃盗、傷害、殺人などのその他の犯罪はそこに至るプロセスが全く異なると思う(もちろん、窃盗と傷害でも違うと思うが)。

ぶっちゃけた話し、窃盗はともかく、傷害、殺人を今後100%犯さないとは言えないが、自分が強姦をすることは100%に近い確率でないと言える。合意のない性行為で欲情しないし、相手が少しでも乗り気でなければ、こちらが萎えてしまうからだ。

お互い、合意の元で遊ぶのは構わないが、酒に酔わせて無理矢理するのは許されない。自分の娘が被害者になったことを考えると、自分を抑えきれるかどうか自信がない(それゆえ、傷害や殺人は100%犯さない自信がないと書いた)。

報道が事実なら、まったく同情の余地はなく、さっさと罪を償ってこいとしかいいようがないが、上記記事で因果関係の低いと思われる過去がクローズアップされていたことが少し引っかかった。

一貫して考えていることだが、堕落はせずに済むのなら、しない方が絶対によい。最終的に同じ位置に登った場合、低いところから登った方がすごく見えるかもしれないが、決してそんなことはない。

こち亀で書かれていたとおり、更生したヤンキーより、最初から真面目にやっていたものの方が偉いし、真っ当だ。

僕が何かをおこせば、色々言われてしまうのだろうなあ(そもそも、何も起こさなければいいのだけど)。自分がたどってきた道なので、受け止めるしかないのだが。