生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

reject? それがどうした

先日、投稿した論文が不採用で返ってきた。ある程度予想はしていたし、不採用慣れして、ほとんど感情の波は立たず。ちょっとだけイラッとしたくらい(笑。

 

日本の学会誌だが、この学会誌とは相性が悪い。今回が2回目だが、前回投稿した時もrejectされた。その時は前医で行われた手術標本に免染を追加しろと無茶を言って来たので断ったり、査読者の知識不足を論破したりで、落とされるべくして落ちた。

その論文は2例をまとめたものだったが、そのうちの1例はGastrointestinal Endoscopyにacceptされ、大きな研究会で症例提示したら、胃と腸に投稿するように言われ、掲載された。その時はすこし溜飲が下がった。

 

この学会誌の査読を一度引き受けたが、何とも言えない症例にもかかわらず、掲載されていた。あれが載るのに?と思わないでもないが、まあ言ってもしゃあない。

一人の査読者は、改善すれば載せてやろうというコメントであったが、もう一人がけんもほろろであった。この論文はもうだめだ。もっとN数を増やして英文にしたいと後輩が言っていたので、そちらに任せよう。

 

この学会誌のセカンドオーサーには2回なったことがある。1回は後輩の指導だが、もう1回は違う。専攻医の時に経験した症例で、専攻医が終わるまでに書き上げて、指導医の先生に渡した。

専攻医が終わって、違う病院に移ったが、なかなか修正されず、6~7年たってようやく直されたので、投稿した。しばらくして帰ってきた査読コメントが厳しかったので、当時の指導医にどうしましょうか?と連絡したところ、しばらく音沙汰がなかった。

 

ある日、メールが来て、そこには別の学会誌(今回落とされた雑誌)に指導医が自分の名前で投稿したと書いてあった。 僕はセカンドオーサーになっていた。その頃は自分でいくつか他の論文を書いていたし、そんなもんかと思っていたが、この話を同僚にしたら、それはおかしいと怒りだした。先生がもっと怒らなあかんと、僕も怒られた。

 

自分で直して投稿してもよかったが、他に書くべき症例がいくつもあったので、そこまで執着はなかった。やっぱりおかしいことなんだなと思いつつ、でもよくあることなのかもしれないなとも思った。

 

他に、研修医の時に珍しい症例を経験したので、是非論文にしたいので指導してくださいと言ったが、嫌だと言われたことがある(面倒だったのだろう)。

 

こんな悲しい思いを自分がさせたくはないので、僕がメインで処置をした症例であっても、担当医であった後輩に論文を数本書いてもらったし、別の指導医にチェックしてもらえない論文を、かわりにチェックしたことも何回かある。

 

最近やる気が出なかったが、今回の一連の出来事で少し火がついたので、セブから帰ってきたら、寝かせてあったネタに手を付けよう。

 

本日は早く仕事が終わったのでジムへ。体重は82.5㎏と82㎏代へ突入した。もう少しで70㎏代だ。明日もジムに行こう。