生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

リベンジ成功

今日もバルーン内視鏡を用いたERCPを行った。胆管結石の症例で、先月通常スコープでは不可とのことで依頼され、バルーン内視鏡を用いて行った。しかし、その時はスコープの安定が非常に悪く、乳頭切開とラージバルーンでの拡張までは行えたが、ずるずるカメラが抜けてしまい、長時間経過したため断念した。

 

本日はそのリベンジを行った。今回もスコープがずるずると抜け落ちたが、乳頭の近くでスコープ先端のバルーンを膨らませたところ、スコープが安定し、石をすべて取ることができた。せっかくダブルバルーンを用いているのだから、そのメリットを活かすことに前回も気づくべきであった。

 

この手技に従事して数年たつが、まだまだ新しく気づくことが多い。難易度の高い手技だが、経験を積むにつれ、成功率も上がってきた。90%は越えているが、まだまだ満足はできない。100%に近付けていかないと。

 

今は消化器病学会で数人抜けている。来月の内視鏡学会には、演題を出しているので、僕も行くが、まだ何も手をつけていない。というか、やる気がまったくでてこない。GWにがっと作ろう。