今日テレビで妊婦加算が批判されていた。確かにコンタクトに妊娠は関係ないし、妊婦は慎重に診る必要があるという意見に、妊婦以外は慎重に診なくてもよいのか?という反論はもっともだと思う(妊婦に薬を出す時は、非妊婦よりも神経を使うのは間違いないけど)。
しかし、こういった場では医者が儲けるためにこのような制度を採用したという意見をよくみる。こういう意見を見るとすこし哀しくなる。
医師の中で多数派である勤務医はこの制度で恩恵を受けることはなく、また我々が妊婦加算を免除されているわけではない。
比率は知らないが、自社製品を買う時に割引や手当がでる企業は皆無ではないだろう。しかし、僕が勤務している病院は、職員でも初診でかかろうとすると初診料をとられる。病院に勤務しているのに、自分の病院にかかろうと思えば、まず近くの病院に行って紹介状をもらってこいというのだ。切なくなってくる。
日本の合計特殊出生率はずっと1代だが、うちは子供が3人いる。妊婦加算が無い時の出産であったが、あれば当然払う必要があった。
勤務医にとって妊婦加算など何のメリットもない。凍結して当然だと思う。でも、ステレオタイプの医師批判は止めてほしいなと思う。
タイ旅行4日目。この日はツアーで水上マーケットとメークロン市場へ。
9時ごろに集合場所へ。
今回のツアーは日本人は我々のみで、我々のバスはベトナム人5~6人とマレーシア人1人が一緒だった。ということで日本語のツアーではなく、英語のツアーだった。ツアーガイドは現地のおばちゃん(リリーさん)で、まだ聞き取りやすい英語だったが、それでもわからないところも多々あった。
「Are you ready!」 「yes!」
バスに乗るたびにこのやり取りがあったが、これくらいは理解できた。
バスで2時間ばかり走って(ベトナム人はずっと喋って歌っていた)、まずはダムヌアン・サドゥアック・水上マーケットへ。
最初にリリーさんが、観光地価格で高いからあまり土産を買わないようにと言った。
‥そんなこというてええの?
小舟に乗り込んで、水上マーケットを回った。狭い水路だが、時々ぶっ飛ばしていくのが怖かった。
写真では載せきれていないが、店は本当にたくさんあった。布絵が欲しかったが、僕らの船は店に止まってくれず、止まったところは川の真ん中であったりして、買うどころかちゃんと見ることもできなかった。次に行く水上マーケットで買うかと思い、諦めた。
次にメークロン市場へ。線路上にあるマーケットで、テレビで何回か見たことがあった。
まずリリーさんがお勧めしてくれた店で食事。
注文を使い古しのカレンダーのような紙に書いていて大丈夫?と思っていたら、案の定我々のところには上のパッタイが来たきり何も出てこず、漸く思い出されたと思ったらまたパッタイが来た(笑。外にある屋台などでもろもろ食べようということになり、チャーハンを1品食べて店を出た。味は美味しかったし、安かった。
マーケット自体は地元民向けで観光客むけではないが、観光客は多くごった返していた。ここのトイレは5バーツと有料だったが、タイで使ったトイレの中でトップクラスに汚くて臭かった。お金とるんなら綺麗にしてほしい(妻と娘はアユタヤで有料トイレに入っていたが、そこは綺麗だったらしい)。
電車が来る時間が近づいてきて、観光客が写真を撮ろうと集まってきた。
マーケットが片付いている所を写真に撮りたかったが、身動きできなかった。
電車が着て皆一斉に写真を撮りだした。接近した時には動画モードにしていたので、残念ながら写真なし。
このように横を通り過ぎる写真しかない。
この写真を撮って降りた後、また足を踏まれた。ちょっと憤然として足を引いたら、なんなのこいつみたいな目でおばはんおばさまに見られた。
‥逆切れはおかしいやろ。
次の水上マーケットに向かう途中にお寺へ。英語がよくわからなかったが、ビルマとの戦争の舞台?となったお寺の様だった。
リリーさんの説明にムエタイという言葉も出てきたが、たくさんのムエタイ像もあった。戦争時に身を守るためにムエタイが発達したという風に言っていたと思うが、僕のリスニング能力はごっつい低レベルなのであてにならない。
ついでアンパワー水上マーケットへ。こちらは観光客というよりタイ人向けの様だが、それでも観光客がたくさんいた。4時くらいについたが、6時くらいまで散策するように言われた。
この貝、これだけ量があってたったの200バーツ。700円弱。美味しかった。
その他、お菓子、ジュース、アイス、土産などを買った。布絵が欲しかったが、ダムヌアン・サドゥアックであれだけ売っていたのに、アンパワーでは1軒しか売っておらず、しかもあまりいいのがなかったので断念した。そこではムエタイ像を買った。
タイラーメンを食べようかと思ったが、店が一杯だったので、魚やエビが美味しそうだった上の写真の店(リリーさんおすすめ)へ。
酸っぱいのがあまり得意でないのでこれまでトムヤムクンは苦手だった。本場で食べてみようと思い注文したが、食べてみるとおいしくて、スープは辛かったが、やみつきになった。
6時になり、他のバスに乗っていたツアー客(僕らの船は我々のバスのメンバーに加えて中国人。中国人は多くいたので、中国語のツアーだった様)とともに大きめの船へ。
船があるところでぴたっと止まった。川岸を見ると小さな光が。
‥蛍だ。このツアーは蛍を見ることができるというのがうりらしい。
僕の腕と小さなカメラではこれが限界。一眼レフを持ってくればよかったと後悔した(帰りに船頭がわざと荒く運転して、皆が水に濡れるというおそらく毎回やっているイベントがあったのでやっぱり持ってこなくてよかったけど)。
携帯で撮った一枚。
高感度すぎてわかりにくいが、小さな点が蛍。実際はもっとたくさん見えて綺麗だった。
‥日本で蛍ってみたことあったかなあ? 子供のころにキャンプで見た気がするが、うん十年前だ。少なくとも大人になってからは見ていない。
1時間以上船で川の上を走り、蛍を見た後にバスへ戻った。バンコクまでは2時間くらいだったが、最初眠れずipadでネットサーフィンをしていた。1時間以上たってようやく眠くなってきたので寝ようと思ったら起きたベトナム人どもがぺっちゃくっちゃ喋り出し、歌まで歌いだしたので眠ることができなかった。マレーシアの兄ちゃんも寝るのを諦めて携帯をいじりだした。うちの家族は僕以外皆寝ていた。
ダナンは楽しかったし、ベトナムは好きやけど、おまえらちょっとは静かにせえよ。歌を歌うな、歌を。家族旅行か。と日本語でぶつぶつ言っといた。
解散後、タクシーでホテルへ戻った。結構遅い時間だったのでこの日は就寝した。
今日の体重は73㎏。タイ旅行前プラス1㎏くらいまで戻ってきた。今日は検査が立て込んでいたが、ダッシュで終わらせて久々に整形外科へ。だいぶ良くなっており、もう一息な感じだが、またリハビリには通わないといけない。