生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

今週はまあまあ忙しかった

火曜日にはS状結腸のLSTのESDを行った。40mm大という触れ込みだったが、取ってみると80mmあり、お尻からなかなかでなかった。大きかったが、上手く潜り込むことができ、1時間でとることができた。偶発症なく、今のところ経過は良好。

 

水曜日は研究会での発表。部長が無茶ぶりしてきて出すことになったのに、発表後の講演で質問しろなんて言うもんだから、明日も発表がありますからと言って自分の発表が終わってすぐに帰った。発表自体はなんてことはなく、僕の自涜行為のようなもので、あまり誰もついてきていなかったが、質問がいくつか来た。無難に答えておいたが、なぜか壇上で孤独感が拭えなかった。

 

木曜日は患者向けに話をした。40分ほどしゃべり、質問に答えた。質問はぱらぱらだったが、終了後に何人かに医療相談を受けた。皆の前では言いたくない気持ちはわかるけど。入院中の担当患者さんまで聞きに来てくれて、わかりやすかったとお褒めをいただいた。

部長が、自分が使った資料を参考にと前日にくれたが、そこには「検査受けるの、今でしょう。」と書いてあり、林先生の写真が貼ってあった。

‥部長が今年のフォーラムで使った資料だったが、これをどういう風に言ったのだろうか。流行ったのって何年前だっけ? 今日も学会の予演会中にアニサキスの話になって、芸能人で誰かなってたな、誰だっけと部長が言い出し、品川庄司の庄司だと誰かが答えたら、誰だそれ?、知らんと言ってたし、流行には疎いんだろうな(庄司が流行っているわけではないけど)。

このスライドを使って、フルテンションで「今でしょう」を言いたい衝動も一瞬だけわいたが、すぐ我に返った。よく見るとその資料には僕が作った動画も入っており、僕が昔渡したものを改変したものだった。もちろん使用しなかった。

 

今週発表が二つ終わり、漸く胸のつかえがとれた。後輩の論文のチェックもしたし、抄録も合間を縫って書いた。地方会の主題だけでなく、ダメもとで総会の主題にも出した。依頼原稿があるけど、 論文の査読も引き受けようかと思っている。

 

こんな報道があった。

 

mainichi.jp

2258時間はすごい。月にすると180時間だ。でも自分が専攻医のころはそれくらい働いていたかもしれない。あの頃は月に6回くらい当直していたし、当直日以外でも病院で翌日を迎えることはざらだった。

しかし、その頃の残業代計算はざるで、3時間2000円、5時間3500円だった。3時間未満だとタダだし、5時間だろうと6時間だろうと一律3500円だ。

‥これ訴えたら勝てるんじゃないか?

一部抜粋。

『この医師は宿直と日勤の連続勤務を週2、3回していた。下村健次・事務局次長は「厳しい勤務状況という認識はある。ただ、精神科は救急患者がそれほど多くなく、宿直中はほぼ寝ることができる」と述べた。』

これを読んで、ため息をつきたくなった。一度でいいから当直をしてみればいい。いつ呼ばれるかという緊張感にさらされることで、寝つきは悪くなるし、睡眠の質は保たれない。また、一度呼ばれると数時間は眠られないことが多い。そして、次の日が平日なら普通に仕事だ。

しかし、労働時間は減らすべきだが、どうやって達成するかということに対する答えは明確ではなく、難しい問題だ。

 

今日の体重は77.3㎏。今日のカンファの弁当は寿司でちゃんとしたトロが入っていて、美味だった。たくさん余っていたので、一つ持って帰ってきて子供たちと一緒に食べてしまった。明日は息子とラーメンを食べに行く予定だし、やばいなこりゃ。