生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

この年になってまだ試験→適応外ESD→当直バイト→ID忘れ→まあまあみじめ

昨日の午前中は英語の試験。いわゆる論文博士を取ろうというポーズ(笑。大学院入試の英語と同じ試験で、当たり前だが大学院に入ろうとする人の方が多かった。論文博士もこの試験に合格する必要がある。

正直舐めていたし、英語のペーパーテストに対する過信もあった(科目別では母校とワンランク上の大学の大学別模試の英語だけ名前が載っていた)。過去問をいくつかはやったが、適当にやっていた。

英問英答と英文和訳の4問中2問を選ぶ形式だったが、迷わず和訳を選んだ。辞書持ち込みOKだが、とにかく分量が多い。最初はすぐ仕上げて教室から出ようと思っていたが、ガチンコ勝負となり2時間の試験の5分前に何とか終わった。最近字を書くことがめっきり減ったが、昨年1年分に書いた字の量より書いたかもしれない。さすがに落ちることはないと思うが、同じ科の先生で落ちたことがある先生もちらほらいた。

 

午後はESD2件。1件目は前も書いたが、適応外でかなり難易度が高く皆が敬遠して僕に回ってきた症例。本来なら僕が英語の試験を受けている時間に入っていたが、わざわざ午後にずらして行った(時間をずらす時はもっと早く言うようにと言われていたらしいが、僕からすれば、はあっ?無茶振りされてるのに?じゃあほかの先生がやってよとしか思えなかった)。

病状説明の段階で危なかったら撤退すると重々説明していた。諸事情で手術が難しいのでESDということだったが、手術できない人はESDもしてはいけないと思う。以前それで結構しんどい思いをした(また後日書きたいと思う)。

慎重に切り進んだが、繊維化が強く、予想通り筋層牽引所見(筋層への癌の浸潤の疑いがある。筋層へ癌が浸潤すると早期癌ではなく進行癌になるので内視鏡治療の適応外)があり、それでもびびりながら筋層を針状メスでちびちび切ったが、筋層が深くなっていった。2時間以上がんばったが、いつ穿孔してもおかしくない状態であり、スネアリングも考えたが、撤退することとした。その後、大腸のESDを行った。こちらはまあまあスムーズに終了。バイトの時間が迫っており、急いで病院を後にした。

まあまあハードだったので、当直が忙しかったらいやだなあと思ったが、幸いそこまで忙しくなくまあまあ眠ることが出来た。が、引き続き行った今日の内視鏡バイトの途中で電カルのIDがわからなくなり、ログインできなくなった。その時はどうしても思い出せず、患者に画面を見せて説明することが出来なかった。1年近く通っているのに衝撃だった。4桁の数字で意味のある数字ではないが、それにしてもひどい。脳が劣化している。大丈夫か、俺?

 

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47歳は人生で最も幸福度が低くみじめさを感じやすい年齢らしいが、幸福度はそうでもないが、脳機能低下でみじめではある(笑。幸福度の低さもみじめさも18~19歳の時がピークで、そこを越えるのは並大抵のことではない。

 

今日の体重は78.1㎏。 今日の昼ご飯にクリームたっぷりの菓子パンを食べてしまった。当直で疲れた日はこんなものを食べたくなってしまう。