外来についてくれるクラークさんが、忘年会にいたナースが僕のことを吉田栄作に似ていると言っていたと教えてくれた。言われたことないですか?と。
‥初めて言われたし、全く似ていると思わない。あんなに髪サラサラちゃうし。ていうか、吉田栄作って‥。イケメンだと思うが、チョイスが古い(笑。あんまり若いナースではなさそうだ。僕の顔は大正~昭和初期には受けがいい(うちのおかんはボロカスだけど)。
しかし忘年会で僕がしていたコスプレはアーノルド・シュワル‥ツェネッガーなのに(笑。
そのクラークさんは最初、僕のことを遊び人と思っていたらしいが、見学に行った時と働きだした時いずれも真っ黒だったからというのがその理由だ。
見学に行ったのは1月だが、12月にタイの学会へ行って日焼けしていたし、4月に働きだした時は3月にグアムに行き日焼けしていた。黒い=遊び人っていうのもどうかと思うが、確かに真っ黒だった(笑。
遊び人に見えない遊び人を何人か知っているが、遊んでないのに遊び人と言われるのは自分としては納得いかない。遊びってゲームのことならそれは間違っていないが。
当直明け翌日の朝、目覚めた時に自分の部屋のこたつの中にいた。翌日が休みの日でゆっくり寝たい時に時々自分の部屋で寝るが、普段は皆で雑魚寝している。
今回は移動した記憶がまったくない。5時台に起きる妻に聞いたところ、妻が起きようかと思っていた朝早い時間にトイレに行き、そのまま帰ってこなかったらしい。ちなみにトイレに行った記憶も全くない。
‥正直怖くなった。夢遊病だ。こたつも自分でつけていたが、もちろん無意識だ。
最近はあまり指摘されないが、昔はよく寝ぼけていた。子供のころにリビングで放尿しかけて、おかんが慌てて止めたこともあったし、小学生のころキャンプに行き、「1+1は2できたできた。」と言ったり、臨海学校では壁にうつった窓の影を一生懸命開けようとしたりしていたらしい。
妻と結婚する前に一緒に寝ていた時もよく寝言を言っていたらしい。仕事のことが多かったらしいが、そのころは今よりはるかに激務で、確かにストレスも多かった。
息子もよく寝ぼける。先日、寝ている息子の布団を引っぺがしてかけなおしていたら、むくりと起き上がって何かを探し出した(なぜか枕のファスナーを開けようとしていた)。
「どうしてん、何がないねん?」と問うと、
「探してるんだよ。」と。
「だから何を?」
「‥こころ。」
不覚にも大爆笑してしまった。彼は寝ている時にたまにとても面白いことを言う。
息子は勉強はあまり得意ではないが、優しくて面倒見のいいところがあって、修学旅行で最初は二人部屋だったけど、最終的に特別支援学級の子が加わり三人部屋になっていた。班も一緒だった。先生が息子のキャラを見てそうしたのだろう。色々大変だったようだが、愚痴ひとついわず楽しかったと言って帰ってきた。
‥後日、上の話をした後に、こころは無くしてないよと言っておいた。