生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

香港旅行④

今日はTACEと大腸ESDの指導を行った。肝疾患の患者が減少しているため、久々のTACEであり、若いナースに初めて見たなどといじられた(アンギオ室に行くたびにいろんな人にいじられるけど)。ESDは結構難しく、少し手を出した。

TACEが始まったのが遅く、ESDがその後であったため、すべて終わったら9時を回っていた。

 

香港最終日。

前日の夜、ブルース・リーグッズを売っている店を調べていると、香港文化博物館でブルース・リー展をやっていると書いてあった。確か、去年学会で香港に行こうと思って、色々調べた時に見た気がしたが、日程が合わずに断念した時に今年来るとは思わず、忘却してしまっていた。

日程を見てみると今年が最終でブルース・リーの命日である7月20日が最終日とあった。後1週間ないではないか。なんという僥倖。

最終日は飛行機まで特に予定もなく、天気がよかったらオープントップバスにでも乗るかと思っていたが、天気はいまいちなままで時折ゲリラ豪雨が襲ってきていた。オープントップバスに乗ると悲惨なことになるだろうと思い、妻と子供たちに香港文化博物館に行きたい旨を伝えたところ、快くOKしてくれた。

 

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ホテルのエレベーターで。敢えてピンボケの写真を(笑。いいホテルだった。

 

チェックアウト後、まずは九龍駅へ向かい、インタウンチェックインをした。電車の駅でチェックインできるシステムは画期的だ。重いスーツケースを預けることができ、身軽になった。

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九龍駅のスーパーで。桃がたくさんあった。

電車を数回乗り継いで香港文化博物館の最寄り駅である車公廊駅へ。最後の乗り換えで、妻と次女が乗車に失敗し、取り残されるハプニングあり。日本なら開けてくれるタイミングだが、さすが香港、容赦がない。妻がゲートに挟まれて痛そうだった。電車に残された僕らは、なんだこいつら?という視線にさらされ恥ずかしかった。

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電車の中で。 

無事車公廊駅で合流し、駅の外へ。

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細い橋を渡る時、風が強くて怖かった。

 

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香港文化博物館へ到着。入口の横には‥。

 

おおお、おられた~。リー先生がここにもおられた~。

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逆光で見えにくいが、ガーデン・オブ・スターズの銅像より大分でかい。

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足が上がらない。現役のころなら面を蹴れたので、リー先生とまではいかないが、もう少し上がったはず。

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長女すげえな。

 

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博物館内。敦煌の展示もやっていた。こちらは有料だったが、ブルース・リー展は無料だった。時間があれば敦煌も見たかった。

 

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ブルース・リー展は写真撮影禁止で、係員が内部にたくさんいて見張っていた。じっくり見て回れば数時間かかると思われるが、さすがにそういうわけにはいかず、後ろ髪をひかれながら手早く回った。

フィギュア、映画のポスター、雑誌、直筆の紙、死亡遊戯のトラックスーツ、燃えよドラゴンでハンが使った義手につける武器などなど、たくさん展示されていた。

 

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外からこっそり中を撮ったが、何を撮っているかよくわからず(笑。これが限界だった。

ブルース・リー関連の映画をやっていると教えてもらい見に行ったが、子供らがいたし、言葉もわからないため早々に退散した。パンフレットが欲しかったが、展示場にはおいておらず、インフォメーションで妻がもらった。

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その後、売店に行ったところ、ブルース・リーグッズを結構売っていた。僕にとっては宝の山だった。

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上から3段目の右に3つ並んだ銅像は僕が持っている物であるが、3種類そろっており、思わず違う色が欲しくなった。

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最上段の人形はどれもこれも高い値段がついており、一番左の大きな人形には相当惹かれたが、我慢せざるを得なかった。

しかし、物欲のスイッチは完全にはオフにはならなかった。

ほっ、欲しい。できれば全部欲しい。次にいつ来られるかわからない。ていうか、ブルース・リー展はもう数日で終わってしまう。そうすれば、これらも撤収されるのではないだろうか? いやいや、パンフレットをもらえただけでいいではないか。おい、それは自分の正直な思いか、ここで自分を殺して後で後悔しても知らんぞ。

自分の中で激しく葛藤し、結局物欲に負けてしまった。というか予定調和だ。

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で、これを買いました。ん?似てない? そんなことはないない。後、小さなマグネットも買った。合わせて約1000香港ドル。15000円くらい? ヌンチャクも欲しかったが、それはぐっとこらえた。

僕が持っている銅像は、今ではおそらく日本で入手するのが難しいだろうが、500~600香港ドルと良心的な値段だった(確か僕もそれくらいで買ったような気がする)。

普段は妻に任せっきりで、ほとんど英語を話すことはないが、物欲パワーに衝かれて、店員に声をかけ、これをくれと言った。店員のおばちゃんが裏から持ってきてくれて、僕に実物を見せてくれた。微笑みながらうなずいたらおばちゃんも微笑んでくれた。しかし、袋に包んでくれず、そのまま箱で渡された(香港ではちょいちょいこういうことがあった)。

 

ゲリラ豪雨の中、駅へ向かった。妻がミシュランで一つ星をとったレストランに行こうと言っていたが、時間が厳しくなり、空港へ向かうことにした。

九龍駅でエアポートエクスプレスに乗って座っていたところ、何を勘違いしたか、空港行きではなく香港行きと勘違いし(一方通行だからあり得ないのだけど)、慌てて降りたら、今度は僕が取り残された。しかし、ここでは再度ドアを開けてくれた。

つられて別の親子も降りようとしていたが、その親子は降りることができなかった。それが正解なのだが。

無事空港について、カルOンクOイOで服を見て、値札を見たら、即座に店員がやってきて直された。すごく感じが悪く、買う気が失せたので店を出た。

空港で昼食を取った。

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中華もあったが、なぜかカレーをチョイス。辛くて美味かったが、胃がますますもたれた。

食べた後、免税店を見て回って、妻や子供がもろもろ買っているうちに(ディズニーグッズをなぜかここで買っていた。ディズニーランドで買えばいいのに)、あっという間に搭乗の時間となった。

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雨は最後まで降り続いていた。4日中3日雨に降られたが、ポイントポイントではやんでくれることもあり、まあまあ満喫できた。ディズニーは残念だったが。

飛行機は少し遅延したが、無事日本に到着。旅行から帰ってくると、楽しかった分寂しい気持ちになるが、今回は年末にタイ旅行に行く(演題が落ちなければ)ので、妻とその話をしていた。夜遅いので、帰りの車で子供たちはすぐに寝てしまった。

 

昨年の学会で行くことができなかった香港。僕が赤ん坊のころにすでに亡くなっており、映画にもそんなに出ていないのに、強烈な光を放つブルース・リーの故国に行くことができ、ブルース・リー展を見ることができたのは僥倖だった。

しかし、これまで行った台湾や東南アジアと同じ感覚で訪れたが、物価が高くて驚いた。高いだけあって食べ物は美味しかったけど。また行きたい。今度こそ、ペニンシュラに泊まりたい(笑。晴れた日のディズニーランドも行ってみたい。

 

今日の体重は76.3㎏。すこしずつ体重が落ちてきた。