生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

恵まれている方なのだろう

マスクを強要することが人権侵害にあたるとして強固に反対している国もあるらしい。僕の感覚からすればロックダウンの方がよっぽど人権侵害のような気がするのだが。

‥国民性や文化の違いだろうが難しい。

 

大学病院で便意を催してトイレに行くと、ふたがしてあり開けると流していない便が鎮座していた。汚い話で恐縮だが、この時はスーパーサイヤ人になれるのではないか?というくらいの純粋な怒りに満ち溢れた。

‥便を流さない輩は人間として欠陥があるとしか思えない。故意であっても、そうでなくてもどちらでもだ。僕は臭いをこもらせないため、出した瞬間に流すので流し忘れたことはない‥はず。

 

金曜日は若手の大腸ESDを指導した。挿入が難しく、スコープの安定も悪く、病変も6時方向に持ってこれないという悪条件がそろっており、案の定穿孔が発生してしまった。すぐに交代してそこはリカバーしたが、別の部位で止血に難渋し、焼灼していたらその部位も穿孔してしまった。穿孔のリカバーで穿孔させたことは初めてで正直焦ったが、何とか病変を切り広げ、穿孔部を閉鎖した後で切り進めた。

本日バイト後に様子を見に行ったが、腹部症状、発熱なく、経過良好だった。これまでの経験上、穿孔させた後は穴の閉鎖さえ上手くいけば意外と症状がないことが多いが、穿孔してなくてもpost ESD coagulation syndromeが起きた時は腹痛が遷延することが時々ある。 

 

大学病院勤務がない週の土曜日は大腸内視鏡オンリーのバイトに従事しているが、僕は上部消化管内視鏡より大腸内視鏡の方が好きなので結構楽しい。内視鏡はへたり気味だし、鎮痛剤は使わず、鎮静剤も希望者のみにしか使わない(頻度としては少ない)ので、それなりに気をつかうが楽しい。

前病院の上司の奥さん(別の科の内科医)が、「あんたらはゲーム(=内視鏡)してお金もろてるんや。」と上司に言っていたらしいが、言い得て妙だ。特に大腸内視鏡はゲームに通ずる楽しさがある(ゲーセンにいる達人は内視鏡の達人にもなりうるのではないかというのが僕の持論だ)。

昨今はesportsも市民権をぼちぼち得てきていて(某TVで井上尚弥の前でesportsはボクシングと将棋を同時にするようなものと言ったのは失笑ものだが)、大金を稼ぐ者もいてゲームwwwとバカにはできなくなっているが。

好きなこと、楽しいことをしてお金をもらえるってのは幸せなことだ。医者の仕事全部が楽しいわけではなく、辛いことも多々あるが(笑。上部より下部の方が好きなのは、まだ上達の余地があり発展途上だからだろう。

 

今日の体重は78.5㎏。