生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

働き方改革っていっても‥

日曜日に家族で鶴橋へ。韓国料理を食べて、ぶらぶら散策した。

久しぶりに来たが、たくさんの人がいた。この雰囲気は結構好きだが、ばったもんを堂々と売っていて(マルジェラやAcne studiosのTシャツが10分の1の値段で売ってたw)、笑ってしまったw

 

今週はバイト先の歓送迎会に誘われたので参加した。辞める人が最後に話をしたいと言っていると言われて断れず自分の病院の宴会は1回も参加していないがw 楽しい会だったが、アルコールを久々に飲んだので次の日眠かった。

 

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抜粋。

『勤務医が夜間や土日の患者対応に備えて待機する「宿直」と「日直」。労働基準法は、業務内容が軽度で睡眠も十分取れる場合、病院が労基署の許可を得れば、特例で労働時間とみなさないと規定している。

 4月に始まる「医師の働き方改革」で、勤務医の残業時間の上限が原則年960時間となり、残業時間を抑制したい病院からの許可申請が相次いでいる。

 厚生労働省によると、労基署の許可件数は2020年が144件、21年が233件だったのに対し、22年は1369件に上った。一般病院だけでなく、重篤者を扱う3次救急病院や不規則な産科など幅広い病院、診療科が取得している。

 医療提供体制を維持したい厚労省も、許可を取るよう病院に求めている。西日本のある公立病院の担当者は「以前はハードルが高かったが、書類が整っていればおりる」と打ち明ける。』

 

2次救急病院や3次救急病院の当直は寝られないのが基本。ベッドに入れたとしても内視鏡止血やERCPの後は高揚していてアドレナリンが出てるし、また呼ばれるかもと気になるしで、ベッドに入ってすぐに寝られることは僕に関してはほぼ無かった。

残業時間を抑制する目的で、根本解決せずにこんな矛盾だらけのことをしていてはいずれ破綻するのは自明で、労働としてきちんと認めるか、救急病院の人員を増やすしかない。今のままではサビ残が増えるだけだろう。

 

前々病院は日本有数の救急を断らない病院で残業が月100時間を切ることはほぼ無かったが、その残業代があって初めて周りの病院より少し安い給与水準であった(大学病院に移って給料の話になった時、同じくらいですねと言われたが、僕よりも6~7年以上下の先生ばかりだったw)。

それでも症例は豊富であるので(勤務した大学病院よりも珍しい症例や様々な手技は多かった)、給料よりも修業という医師の自己犠牲精神のもと成り立っていたが、働き方改革で残業を圧迫された結果さらに給料が減り、生活のために辞めた後輩もいた。ネームバリューのない病院でこんなことをすれば医師は誰も来ないが、ブランド病院はそれでも医師が集まるし、大学の派遣もあるので成り立ってしまう。

非医療系では、給料は都会の大企業ほど高くなるのが普通だと思うが、医師に関しては逆で、田舎より都会の方が、中小病院よりブランド病院の方が給料が安いのが一般的。大阪や東京のブランド病院に勤務していた知人は皆給料が安いと言っていたし、前々病院も大都市の基幹病院だが上記したように安かった。

 

給料も大事だが休みも大事で、いくら仕事が楽しくても休みが無かったり、寝ないと体がもたない。4月から大学に行かなくてよくなって水曜日午前がフリーとなるので、何人かの先生にバイトに来てくれと言われたが、週1.5日の休みは欲しいなと思い、今のところ断っている。

 

昨日の体重は77.8㎏。まだPCが直ってこない。