先日、BCGを打つ前にツ反なんかせんやろと書いたが、昔はツ反陰性で接種していらしい。
‥IBD患者に生物学的製剤を使用する時にツ反をやったが、判定に48時間かかるのでまあまあ大変だ。わざわざBCG接種前にやっていたとは全く思わなかった。
痕が残ってないだけでおかんの言う通り、打ったんだろうか？
今日の内視鏡バイトも1件だけだった。時間を持て余したため、昼食後にぶらぶら散歩していたが、緊急事態宣言がでていない都道府県なだけあって人々に緊張感はあまりなかった。コーヒーでも飲むかと喫茶店に入ったが、複数人で話している人が結構いて、3密に近いなと思い早々にでた。
日本も大変だが、アメリカにいる後輩は勤務している病院に同年齢でECMOを回されている患者がいるとグループラインで言っていた。近い将来の日本の姿とならなければよいが‥。
自分自身、人工呼吸器は何とか触れるが（複雑な設定は無理だけど）、ECMOに至っては全く手が出ない。内視鏡はリスクを広げるとのことで不要不急のものは減少傾向だし、新型コロナの前では全く無力だ。
ネットで、救急看護師の悲痛なツイートをみた。コロナで入院してきた若い男の患者が、クラブに行ったと話しているのを聞いて、こんなアホでも看護をするが（いくらアホでも親がいて産まれた時すごく喜んでもらえただろうからと書いてあるが、これは全く同感で僕もそう思うことで怒りの鎮静化をはかることがある）、感情が追い付かず、このような患者を前にして悔しくて泣きながら看護をしたと。その他にも絶叫に近いツイートがあった。
僕はコロナの前線に立ってはいないが気持ちはわかる。アルコールがらみで同じような思いをしてきた。アルコール性肝硬変の末期状態のおやじが息子から生体肝移植を受けようとした時や、アルコール性膵炎患者で動注療法、CHDFまでやった人が夜のお店に舞い戻りまた搬送されてきた時や、アルコール性膵炎の患者が生命保険の書類を4通も持ってきた時は（他にもまだまだあるけどきりがないのでやめる）度し難い虚無に襲われてため息しか出てこなかった。
勿論治療はするし手抜きはしない。僕は泣かなかったが心を殺した。ある種客観的に自分のやることをみていたのかもしれないし、上記ナースより人間が不真面目だから耐えられたのかもしれない。
今日の体重は79㎏。
