生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

好感度アップしたかな?

今週はESDを2件行った。1件は幽門部の5㎝弱の有茎性腫瘤で、十二指腸に入り込んで閉塞し嘔吐→誤嚥性肺炎となったため、準緊急で行った。ESDで用いるナイフには先端で切る針のような先端系ナイフ、先端が絶縁されていて主に柄で切るITナイフ2などがある(他にもあるが)。

僕は胃の場合、先端系ナイフで腫瘍の周りにマークを付け、切れ目を入れて(プレカット)からITナイフ2を使うことが多いが、2本ナイフを出すと高いので、先端系はエンドセイバーという安いナイフを使う。胃に関しては切除面が焦げやすく、少し汚くなるが、ITナイフ2が一番速いと思っている。

エンドセイバー

ITナイフ2

エンドセイバーでマークしプレカットした後、ITを出してと言ったところ出てきたのが、

フラッシュナイフ

‥フラッシュナイフwww エンドセイバーの高価版(というか、エンドセイバーがフラッシュナイフやデュアルナイフの廉価版)。フラッシュナイフは切る部分を収納でき、エンドセイバーはできないが、その違いだけで同じようなナイフを2本出す意味はないw 

間違えたナースは青い顔をして謝ってきたが、かっこつけて「これで何とかしますわ(きりっ。」と切除にうつった。ITに慣れているので、胃を先端系だけで切るのはあまり得意ではなく(すぐITに頼ってしまう)、IT出してえなあと思いながら、なんとか1時間弱で切除した。大きくて口から出すのに少し難渋したが、オーバーチューブごと引っこ抜いて回収した。

切除後また謝罪されたが、「胃を先端系だけで切るいい練習になりましたわ。」と言った。これで僕の好感度が少し上がるだろうw

病理の結果、治癒切除であった。外科手術も検討されていたが、回避できてよかった。

2件目は盲腸のLSTで、そんなに大きな病変ではないが、出血が多く、線維化が強くて病変が全く浮かず、予想より難渋したが、トラクションデバイスを用いて何とか1時間弱で切除した。この病院に赴任して楽しいESDばかりだったが、これは結構辛いESDだったw 幸い偶発症なく経過し、切除後2日で退院した。

 

 

www.msn.com

抜粋。

『「芦田さんは成績優秀です。ただ、医学部進学に必要なカリキュラムを履修しておらず、報道されているような医学部志望ではないと、生徒の親たちの間で話題になっていました」

その科目とは何か。

「化学です。芦田さんが化学を履修したのは、高校1年の時だけ。2年に上がってからは化学を選択しませんでした。内部進学で医学部を目指す生徒は、必ず化学を履修します。そうでなければ大学で一から化学を学ぶことになるからです」(慶應女子関係者)

大手予備校の講師も「高校で化学を履修していない生徒が医学部に進むのはあまり聞いたことがないですね」と首をかしげる。』

 

医学部に化学いる? むしろ生物では? 記事の続きに一般受験なら化学は選択しなくてもいいと書いてあるが、その人らは一から勉強すんの? 

僕は3回センターを受けたので、1回目(文系)生物、2回目(文系)地学、3回目(理系)化学、物理と全部やったが、医学部に必須なものはない気がする(強いていえば生物)。

医学部は理系なのが???で、やることはひたすら暗記だ。高校の勉強が役に立つというより、受験勉強を乗り越えてきた暗記能力がいきやすいという方が正しい気がする。

芸能界の方が狭き門だし、そのままいる方がいい気がするが、でっかいお世話だなw

 

今日の体重は77.1㎏