当番のため病院にきている。昨日の外来でもコロナが心配だからなるべく検査を減らしてくれという人がいたり、紹介患者がキャンセルとなったりしているが、僕だってできれば病院にいたくない。さっさと帰りたいが、もろもろの作業がありまだ帰られない。
4月に行うはずだった研修医時の同期と後輩との食事会は、東京の病院で勤務する者もおり中止となった。同期とのラインでは、年初は楽観ムード（大したことないと言い切るものもいた）で普通に開催する予定であったが、日に日に深刻さが増してきてさすがに中止となった。夜は一組限定のスペアリブの店で、山の上にあるし店自体のリスクは高くないと思われるが、移動のリスクが高いのでやむを得ない。
去年の写真。スペアリブ食べたかった‥。
後輩が一人アメリカに留学しているが、向こうは世紀末のような雰囲気らしい。 最初はインフルよりちょっと強い程度だと思っていたが、コロナ肺炎のCT画像を見てこれはやばいなと思った。普通の細菌性肺炎の像とは違うのは専門外の僕が見てもわかる。
そこにまたこんなニュースが。
一部抜粋。
「また、ＡＣＥ２は現在喫煙している人よりも、以前に喫煙していた人の方が活性化している可能性があるとも報告した。」
‥以前に喫煙してた人の方やばいかもって、んなあほな。何のために禁煙したんかわからんな。かといって今から吸おうとは思わないけど。
新型コロナで何より質の悪いのが、軽症の人が多いということ。エボラくらい致死率が高ければ蔓延する前に宿主が死んでしまうので広がりにくいが、80％が無症状、軽症らしいので僕自身ウィルスを保有している可能性も否めない（今も軽い鼻水がある）。
さぼってないで、さっさと作業を終わらせて帰ろう。
‥がんばって作業していたら、潰瘍出血の止血のヘルプに呼ばれた。前病院と今の大学病院を比べて最も違う点が緊急内視鏡の件数であり、日本有数の救急病院であった前病院では当直一晩で5件も緊急内視鏡をすることがあった（吐下血だけでなく、ERCPも含まれるが）が大学病院では極めて少ない。
若い先生が止血できずに困っていたので、行って交替してさくっと止血してきた。なんてことないですよって顔で帰ってきたが、心の中ではどや顔をしていた（笑。
