生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

敢えて言おう、カスであると(古)

今週、高齢の方の大腸ESDを行った。直腸の5㎝強の大きめの腫瘍で、出血が多かったし、高齢のわりに鎮静が効きにくく、途中で動き出して困ったが(若干dementiaあり)、1時間半ほどでとれた。今のところ経過良好だ。

来年10㎝ほどありそうな直腸ポリープのESDをする予定で、予行演習としてダブルトンネル法でやろうかと思ったが、最初のトンネルが大きくなったので、普通のトンネル法で切除した。

 

先日、長女に「あんた、ほんまにもてへんな。」と言われた。しばらく呆気にとられたが、なんで娘にこんなに抉られないといけないのかと情けなくなったw

そのちょっと前に、妻以外に付き合ったことある人はいるのかと聞かれて、めんどくさいのでいないと答えたのでそれでだろう。もてないのは事実だから、親にあんたって何ごとやとだけ言っておいた。

 

今うちのチームで他臓器癌の大腸転移の方を見ている。僕らとしてはあまりすることがなく、外科で人工肛門を作ってもらったくらいだ。本来ならその癌の主科が見るべきだが、元々他院かかりつけであるので、かかりつけの病院に転院を打診したら、ありえないことに断られた。

色々化学療法をして、いよいよターミナルステージとなったので、うちでは診れないと放り出されたという触れ込みで、癌を診る医師としてありえんやろうと思っていたが、本当にそうだった。その医師はターミナルを診たくないと言っていたらしい。

確かにターミナルの患者を診るのはしんどいが、それでもホスピスや緩和ケアにつなぐのは医師としての最低限の役目だろう。積極的治療だけやって、治療が出来なくなったら、ほなさいならって‥。僕も大した医師ではないが、こいつカスやな。

昔、A病院で働いていた頃、ある癌の末期状態の患者が救急搬送されてきた。もともと診ていたB病院で化学療法されていたが、末期になったためうちでは診られないと強制的に終診にされ、ホスピスや緩和の段取りもせず、困った患者家族が救急車を呼んで搬送されてきた。

A病院の部長はB病院の部長の元部下で(折り合いが悪かったらしい)、文句言ってやろうかと言っていたが、結局何も言わなかった。本来なら厳重に抗議するべきだろう。この部長には病院の異動を潰されたこともあって好きではなかったが、この時に決定的に軽蔑した。

B病院で診ていた医師は僕と同学年の医師だが、しれっと診療情報提供書だけ送ってきた。上の医師と同様こいつもカスだ。今回の出来事で同じようなことがあったなと思い出した。

ちなみにB病院は前勤務していた病院w

 

今日の体重は77.8㎏。今日家族で中華を食べに行って食べ過ぎた。パリッといいスーツを仕立てようと思って痩せようと思っているのに‥。