昨日の当直はノーコールだったが、持って行った小説がまあまあ面白くて一気に読んでしまい、気が付いたら2時だった。
抜粋。
『コロナで延期になっても、この気持ちがブレることは一度もなかったし、どうしても譲れない俺の本音です。中3の頃から憧れ続けた夢の舞台だし、そこで活躍するために必死でサッカーがうまくなるようにがんばってるんで。どれだけ世間にバッシングされても、「東京五輪に出たい」と俺はハッキリ言い続けますよ。』
『オリンピックは単なるスポーツのイベントじゃない。プロアスリートとして、そのエネルギーや影響力を痛感するからこそ、「東京五輪なんか中止でいいだろ」となんの信念もなく言われるのは納得できないです。』
>「東京五輪なんか中止でいいだろ」となんの信念もなく言われるのは納得できないです
開催に反対する理由は明確だ。コロナ感染が落ち着いていないし、ワクチンの効果もまだ未知数かつ接種がまだまだ行き届いていない(当院も科によっては医師でもまだ1回目を打っていない)状況で、いくら観客を制限するとはいえ、選手や関係者を入国させることで(アメリカを筆頭に日本より感染者が多い国も多々ある)ウィルスが蔓延する危険性が高いからだ。
いろんな国で変異ウイルスが検出されていることもあり、どのような状況を招くかわからない。ゲームのようにセーブしたところからやり直せればいいが、そういうわけにはいかないので最悪の状況を考えて行動する必要があるのは自明だ。
そもそも、オリンピックに皆そこまで興味があるのだろうか? 99%以上の国民はせいぜい観衆としての関りしかない。コロナ以前でも多額の費用が掛かることへの批判はあったけど、中止しろという声は大きくはなかった。
コロナ感染さえなければいくらでもやったらいい。しかし、オリンピックをするためにコロナ対策をする医師が1日100人必要だなどと橋本大臣が言っているのを聞いて、東京にいない僕でさえふざけるなと言いたくなった。正直、協力する気はしない。
到頭、当科の医局員も感染してしまった。まだ若いが、肺炎を併発しICUに入っている。堂安選手がオリンピックに出たいというのは自由だ。それを表明することには何の異議もない。が、反対意見が信念に基づいていないというのは短絡的過ぎる。
‥そももそ何の信念もなければ、開催に賛成するんじゃないの?
先日、こんなものをつけて内視鏡をした。
ガンダムみたい(笑。検査中に大腿部の後ろにある白い部分に座ることが出来るとのことで、試してみた。確かに楽だが、通常内視鏡のような短い検査では合間に椅子に座れるのでそこまでいらないかも。長時間かかるESDにはよいかもしれないが、フットペダルが踏みにくい。何より50万もする(笑。
‥買ってもすぐ使わなくなりそうだ。
今日の体重は77.9㎏。おなかの調子があまりよくない。