内視鏡バイトに行った病院でERCPを頼まれた。大学病院に行ってERCPに飢えているのでもちろん引き受けた。総胆管結石の患者でこれまでERCP歴はないとのこと。少し手古摺ったが、deep cannulationに成功し、ESTを行った。2年振りで若干緊張したｗ 石が複数あり、一つは2㎝以上と大きかったため、1回では取り切れなかったが、大部分は採石した。久々の石とりで楽しかった。
youtubeで動画を見てたら多浪の動画に行きついた。そこに9浪して東大理Ⅲに入り、3（4？）回医師国家試験に落ちている人が出ていて興味深いことを言っていた。
東大の正答率が低い難問は解けても、自分はアスペルガーで人の気持ちがわからないので、医師国家試験の正答率が高い常識の範囲で解ける問題が解けないから落ちるのではないかという主旨のことを言っていた。優れた芸術家が電車の切符買えないようなもんか？ なんか違う？
医師国家試験は大学入試のような競争の要素は少なく、到達度を測るという性質があり、合格率は90％を越えるので試験としては厳しいわけではない。だからと言って簡単なわけではなく、ごりごりの暗記試験なのでそれなりの対策は必要であるが。
様々な試験を受けてきたが、僕の経験では医師国家試験のプレッシャーはさほど厳しいものではなく（落ちると思っていなかったし、3日ぶっ続けで飽きてきたｗ）、大学入試、センター試験どころか、総合内科専門医試験の方がよっぽどプレッシャーが強かった。
理Ⅲに受かるのに、なぜ医師国家試験に落ちるのか理解が出来なかったが、謎が少し解けた。
抜粋。
『世界有数の速さで新型コロナウイルスワクチンを接種し感染者数を減少させたイスラエルで、感染が再拡大している。変異株が多くを占め、新規感染者の半数近くがワクチン接種を受けた市民。保健省は24日、撤廃した屋内でのマスク着用義務を27日から再開すると発表した。』
ワクチンは効果があるのは間違いないが、どうして外人はすぐにマスク外して浮かれたがるんだろう。イギリスも増えているし。そもそもワクチンに重症化予防効果はあっても感染予防効果は未知数だし、十分な試験が出来ていないためどれだけ効果が持つかもわかっていないのだから、終息するまではマスクはしておくべきだろう。変異株も出てきているし。
そもそも、ワクチンを打ったから必ず抗体ができているとは限らない。仕事柄色々な感染症の抗体を調べられるが、ワクチンを打ったり、罹患したのに抗体がないウイルスもあり、追加で打ったものもある。
ムンプス（おたふくかぜ）も陰性だったが、これは幼稚園の頃かかった時に旅行の時期と重なり、旅行を強行されたので（うちの親は鬼か‥）、今でも覚えている。痛くて海苔くらいしか食べられなかったが、あんな辛い思いをして抗体無いんかいｗ
抗体もどこまで持つか未知数なのだから、しばらくは今のような生活を続けるしかないのでは？と思う。
