生きよ 堕ちよ

高校留年~プータロー~文系大学~再受験し医師~内視鏡に魅せられ消化器内科へ

最近老眼がより進んだが、幸い仕事にはあまり支障なし

少し前にインフルエンザワクチンを打った。COVID感染+4回ワクチンを打ち、インフルエンザワクチンまで打った僕に死角はない‥はず。が、また感染数がじわじわと増えてきている。

 

10月の内視鏡施行数が200を超えた。主勤務先が150強で、バイト先が60弱。胃と大腸の比は2:1くらい。滅茶苦茶多いわけではないが、僕にとっては専攻医以来ではないだろうか。1日を2コマと考えると、週に8コマ内視鏡をしている。正直もっとこなせるが、やりたいわけではないw 

胃カメラはこれ以上技術向上は見込めないが、最近は早期癌を見つけて自分で治療をするという情熱?に突き動かされており、自分史上一番見つけている(件数が増えた影響もあるだろうが)。

 

今週は2件ESD。1件目は前庭部大彎の病変。僕が見つけたのだが、元々はバイトで来てもらっているDr.の外来からのオーダーでそのDr.がこんな小さいのよく見つけましたね、すごいと絶賛された。正直そこまで微小病変ではないので、なんか恥ずかしかった。ESDを見学したいとのことであったので、若干緊張したが、くっそ簡単な部位であり、10分で切除。エンドセイバー1本のエコESDw その前に多発大腸ポリープのEMRを行ったが、1個なかなか見つからなくて1時間かかり、そちらのほうが大変だったw

血栓剤を普段2剤飲んでおり、DOACは当日のみ休薬したが、1剤は継続し、前庭部は後出血が多いので、止血鉗子を出して切除後ねちねち止血した。翌日の2nd. look時に胃内に血液はなかったが、潰瘍に凝血塊が付着していて、除去するとじわっと出血したので止血した。ねちねちやったのになあと思ったが、ついてくれたナースが昨日長いこと止血処置したからこの程度で済んだねと言ってくれて、ポジティブに考えればそうかと納得したw その後は経過良好であり、パス通り退院となった。治癒切除であった。

 

もう1例は体下部大彎の病変で、これは本当に微小病変で我ながらよく見つけたと思い、ESD前のナースとの打ち合わせで自画自賛しておいたw ESD時に見つかるかな?と不安だったが、生検痕も近傍にあって同定可能であった。脂肪が多くて画面が曇るし、水没する場所だったが、30分で切除。今のところ経過良好。

 

題名に老眼が進んだと書いたが、新しい眼鏡を作ってからぐんと進んだ気がする。仕事には支障がないが、字を読むのが辛いw ハンターハンターの新刊を買ってきたが、とても辛い(漫画としてはとても面白い)。

 

今日の体重は77.3㎏